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「最も美しい『PSO2』」をPS4で遊びつくせ!!

TGS2015 セガゲームスブース「ファンタシースターオンライン2」ステージレポート

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

シリーズプロデューサー酒井氏と、シリーズディレクター木村氏
お笑い芸人であり、熱心なゲームファンでもあるなすなかにしの2人

 東京ゲームショウ 2015のセガゲームスブースのステージにて、PS4への移植が発表されたオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」のステージイベントが開催された。

 ステージにはセガゲームス開発チームより、シリーズプロデューサー・酒井智史氏とシリーズディレクター・木村裕也氏が登壇。さらにゲストとして、同作のニコ生番組「アークス広報隊」のMCをつとめる、お笑い芸人のなすなかにしも登場。実機でのデモプレイもまじえて、パワーアップした「PSO2」の魅力を紹介するステージが展開された。

 8月に有明コロシアムで開催された「アークスフェスティバル」で発表された今回のPS4移植は、酒井氏いわく「有明コロシアムが震えるほどの歓声があがった」とのことで、まさに「PSO2」ユーザー待望の展開といったところ。

 「オンラインゲームをより多くの人に楽しんでもらう」という「PSO」シリーズの理念に従い、PCや携帯機などさまざまなプラットフォームで展開してきた「PSO2」だが、TVアニメ版などのメディア展開もあるこのタイミングで、「原点である据え置き型ゲーム機に立ち返るのは意義のあることではないか」と酒井氏は語った。

PS4版の概要説明。本作はキャラに愛着のあるプレーヤーが多いため、よりよく見える表現にこだわったとのこと

 まずは大幅にアップグレードされたという、PS4版「PSO2」のグラフィックスを、動画とスライドで従来のバージョンと比較していく。PS4版は一目見て明らかに情報量が増しており、陰影の表現や、水や植物などの質感の緻密さを目の当たりにした客席からは驚きの声が挙がっていた。

 酒井氏はこのグラフィックスについて、現在稼働中のPC版の最高設定値である「設定5」よりも美しくなっていると語り、モデルへの影の落ち方などがより自然になっていると説明した。

 また従来バージョンでは、キャラの外見を変更するための「エステ」画面と、通常のプレイ画面とでは処理の関係でモデリングに差が出ていたが、PS4版ではこの差が出ない仕様になっているとのことで、キャラの外見にこだわるプレーヤーも納得の仕様となっている。

 PSOシリーズの特色であるフォトンの表現も大幅に強化されており、それを見たなすなかにしの2人からは「フォトンがフォトンしてる!」という感嘆の叫びが飛び出していた。

PC版とPS4版のグラフィック比較。光の表現などが明らかに向上している

 ここですなかにしがPS4版を実際にプレイすることになり、さっそく見慣れた自キャラクターが綺麗になっていることに驚きの声を上げる。当然フィールドで遭遇する敵キャラクターの描写も強化されており、「ザウータンってこんなに毛並良かったの!?」、「ロックベアが美しく見える!」と観察しながら戦っているうちに、うっかり負けてしまうという一幕も。

 しかしなすなかにしの2人は、日頃から同作をプレイしているだけあり、グラフィックス面だけでなくキャラの挙動が変わっていることにも目ざとく気付き、酒井氏を驚かせていた。

 なすなかにしが今回プレイしたクエストは、TGS2015のために用意された特別版となっており、ステージの最後には強力なサプライズボスが用意されていた。苦戦しながら戦っていた2人だが、ステージの時間いっぱいであわや打ち切りか!? という瞬間に倒し切り、客席から大きな拍手があがった。

 この特別イベントクエストはセガブースで一般参加者も遊ぶことができ、プレイ後にはPSOシリーズ15周年のメモリアルサウンドトラックが配布されるとのことだ。会場に足を運ぶ方は、ぜひクエストを遊んで、ゲットしてみてはいかがだろうか。PS4版「ファンタシースターオンライン2」は、2016年サービス開始予定。

なすなかにしによる実機プレイの様子。ふたりとも生々しさを増したヴォルドラゴンに果敢に挑んでいた

(市川太一(クリエンタ))