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中国XD.com、モバイル版「ラグナロクオンライン」を2016年春に中国でサービスイン
オリジナルのドット感を残したフル3Dのスマートフォン向けMMORPG
(2015/8/1 00:00)
ChinaJoy 2015のXindong Network(XD.com)ブースで、モバイル版「ラグナロクオンライン:永遠の愛の守護者」の映像出展が行なわれていた。本作は、韓国GRAVITYが中国のゲーム会社DREAM SQUAREと協力して開発しているもので、韓国でサービスを開始した後、2016年春には中国でのサービス開始を予定している。それ以外の地域へのサービスは現在のところは未定だ。
今年の1月に、DREAM SQUAREが韓国GRAVITYから中国版「ラグナロクオンライン2」の運営権を獲得した際、モバイル版についても開発を進めていくと発表していた。そしてイベントに先立つ7月17日には、XD.comが、DREAM SQUAREに6,000万元を支払う契約で、モバイル版「ラグナロクオンライン:永遠の愛の守護者」の販売権を手に入れたと両社が伝えた。
中国では、PCゲームの市場は頭打ちとなっているが、スマートフォンゲームの市場は急激に伸びており、有力なIPである「ラグナロクオンライン」をスマホゲーム化することで、新しい若い世代のファンを増やしたいという思惑があるようだ。
そんな経緯があったため、今回のXD.comブースは「ラグナロクオンライン」一色に染まっていたが、気になるモバイル版は今回映像のみの出展だった。映像はキャラクターの造形紹介と、簡体字のUIが表示されたプレイ動画が混じったもの。モバイル版はフル3Dのゲームだが、3Dキャラの周囲を黒枠で囲み、見慣れた色味の手書き風テクスチャを貼ることで、ドットで描かれたオリジナルの雰囲気を損ねることなく作りなおされている。映像を見る限りでは、開発はかなり進んでいるように感じられた。公式ティザーサイトで、会場で流れていたトレーラーを見ることができる。
ブース内にはほかにも、これまで発売された日本語の書籍やアニバーサリーパッケージ、フィギュアやねんどろいど、ぬいぐるみなどなど、昔からのファンが見ると感動のあまり失神してしまいそうなお宝グッズが大量に展示されていた。
コンパニオンはカプラサービス風のメイド姿で、レゴブロックで首都プロンテラを再現するライブイベントや、会場内でZenyを集めてポップコーンやノベルティグッズをもらえるミニゲームも開催されていたりと、ファンへの感謝イベントの様相を呈していた。壁にはファンからの一言メッセージがたくさん掲載されていて、中国のファンたちがスマホ版に寄せる期待の多きさも感じた。