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「FFXIV: 蒼天のイシュガルド」ワールドプレミアが開催

「蒼天のイシュガルド」のメインストーリーは50時間分のボリューム!

「蒼天のイシュガルド」のメインストーリーは50時間分のボリューム!

メインストーリーは今回も約50時間分とかなりのボリューム。「3.0」の終わりに1つの区切りを迎えたあと、「3.X」シリーズとしてアップデートで続いていく

 「FFXIV」の初めての拡張パック「蒼天のイシュガルド」では、エオルゼアにある北方の国イシュガルドで千年の間続いているドラゴンと人間の戦争“竜詩戦争”を巡るスト―リーが繰り広げられることになる。メインストーリーは「新生エオルゼア」編の実装当時と同程度のボリュームがあり、カットシーンを全く飛ばさずに進めていくと、50時間を超えるボリュームになる。さらに「新生エオルゼア」編と同じように、今後もアップデートごとにシナリオが更新されていく。ストーリーのスタートは「新生エオルゼア」編のエンディングから数日~数週間後。「今オルシュファンがフォルタン家にいろいろ掛け合っていて、その許可が出れば入れる感じです」(吉田氏)。

 新種族のアウラには「アウラ・レン」と「アウラ・ゼア」という2つの民族がある。「アウラ・レン」は長くドマの民と関わってきたため命名規則は和風の名前となり、遊牧民である「アウラ・ゼア」は全く独自の命名規則になっている。アウラの命名規則はフォーラムでも公開されるので、「世界観にこだわる方は参考にしてください」(吉田氏)とのことだ。

レベル60までの新たなジョブクエストが追加される。50までのクエストの続きとなるストーリーが展開され、懐かしいキャラたちが再び登場する
ナイトの新しいアクション。敵視を集めるための技能らしい

 また、拡張スタートと同時にすべてのジョブのレベルキャップが50から60に引き上げられる。それに合わせて、60までのジョブクエストが追加される。既存のジョブに関しては、50までのジョブクエストの続きになっており、おなじみのキャラクターたちも登場する。3つの新ジョブ「暗黒騎士」、「機工士」、「占星術師」はレベル30からのスタートとなる。新ジョブについては、イシュガルドに行けばすぐにジョブクエストを受けられるので、これらのジョブをメインに遊びたいならまずは50まで育ててからメインストーリーを楽しんで欲しいとのことだ。レベル50以上の新しいスキルも多数追加されるが、戦闘ジョブの新スキルはすべてジョブクエストに紐づいているため、単にレベリングするだけではなくジョブクエストも忘れずにこなして欲しい。

 レベルキャップに合わせた新装備も多数登場する。新たなジョブ専用装備とともに、新しいアラガントームストーンとして「アラガントームストーン:法典」と「アラガントームストーン:禁書」が登場する。「法典」は取得制限がないが「禁書」は1週間に獲得できる上限が決まっている。また、「暗黒騎士」には戦士やナイトと同様にアチーブメントでもらえる専用マウントがある。

 以前から要望の多かったLv3リミットブレイクのモーションは、ジョブごとに個別化される。現在のモーションは、いずれかのジョブに振り分けられる。「ニコニコ超会議2015」で公開される予定の新ベンチマークでは竜騎士のリミットブレイクが見られるらしい。$$clear

【新装備のちら見せ】
タンクの新装備
近接DPSの装備か?
機工士の装備
占星術師の装備

フライングマウントの飛行を実機でデモプレイ。自由自在に空と地上を行き来する

フィールドの新要素

 新しいフィールドはイシュガルドと魔大陸を合わせて9ゾーン。ロードを入れずに移動できる1つのエリアの広さは、「新生エオルゼア」の1.5~2倍。「魔大陸は一部で、行けないんだろとかどうせIDだろと言われていたのですが、フィールドですので、どんな雰囲気なのかをその目で確かめていただければと思います」(吉田氏)。

 フィールドには高レベルF.A.T.E.、高レベルリーヴクエスト、新しい大人数F.A.T.E.、新しいリスキーモブ、採集場所、トレジャーハント、モブハントなど既存エリアにあった要素が新しい形ですべて実装される。

 「蒼天のイシュガルド」の目玉要素の1つであるフライングマウントは、今回初めて実機でのフライングを見ることができた。フライングマウントは地面にいるときにはグラウンドマウントと同様に地上を走っているが、ジャンプボタンを押すと羽ばたいて飛び上がる。崖っぷちから飛び出すと、ジャンプボタンを押さなくても自動的にフライングに切り替わる。

 飛んでいるときにジャンプボタンを押し続けるとどんどん上昇していく。空はかなり高くまで上昇できるが、これ以上は無理という上限まで来ると見えない壁に阻まれる。下降するにはカメラを下に向ける。マウントのスピードは吉田氏によると、既存のグラウンドマウントは通称“スピード0.9”と呼ばれており、フライングマウントは“2.0”なので、倍より少し早いスピードということになる。さらにスピードアップをする余地があるが、そこは遊びの中に組み込まれていく予定だ。

 現在バディとして育てているマイチョコボも、あるクエストをこなすことでフライングマウントとして使えるようになる。さらに将来的にはアーリマンや麒麟、騎乗システムといった既存のグラウンドマウントもフライングマウント化する予定があるようだ。「上昇と下降のモーションを作らないといけないので、3.0が始まってすぐではないが、ちゃんと飛べるようになります」(吉田氏)。

 フライング中にも、普段グラウンドマウントで走っている時と同じようにモンスターに絡まれることがある。しかし、空中には敵が配置されていないので、空中に逃げてしまえば簡単に振り切れる。

【フライングマウントのデモプレイ】
走っている状態からジャンプボタンを押すとそのまま飛翔する
ジャンプボタンを押し続けることでどんどん上昇していく
高く舞い上がると、ある地点以上はいけない場所がある
どこからでもシームレスに飛び立つことができる
地上にいるときには、グラウンドマウントと同じように足を使って走る
デモプレイで使われたのは冒険者がイシュガルドで最初に訪れるエリアだそうだ

 新しいインスタンスコンテンツでは「蒼天のイシュガルド」実装と同時に8つの新ダンジョンが実装される。機工城アレキサンダーはノーマルと「零式」が実装される。「大迷宮バハムート」では、週制限がある間は1度クリアした層にはその週の間入ることができなかったが、「機工城アレキサンダー」のノーマルでは、アイテムへのロット権がなくなるだけで、何度でも入ることができるようになる。

 新しい蛮神戦は「武神“ラーヴァナ”」と「雲神“ビスマルク”」の討伐戦と討滅戦が同時に実装される。どちらも今までにないギミックになっているそうだが、「落ちるんじゃないかな」(吉田氏)という言葉から考えるに、また阿鼻叫喚が響き渡るのは間違いなさそうだ。

 対人コンテンツでは「フロントライン」に新マップが登場する。このマップにはここだけに適用される新ルールがある。マップは一見フィールドのような雰囲気で、古代アラグの遺跡がある。この遺跡は勝敗に関係しており、放置していると負けてしまうかもしれないというものらしい。3国のスタート地点は毎回入れ替わるが、これまでのフロントラインのように均等な場所からスタートというわけではないそうだ。これに合わせて、新しいPvP装備も実装される。こちらはベヒーモスやグリフィン、ドラゴンなどのモンスターをイメージした装備で、吉田氏によるとモンク用の武器は「めちゃめちゃかっこいい」とか。

【新バトルコンテンツ】
レベリング用のインスタンスダンジョンはストーリーの中で8つ出てくる
「機工城アレキサンダー」はノーマルと「零式」が実装される
新しい蛮神戦は討伐戦と討滅戦が同時に実装される。バトルフィールドから落ちる戦いもあるようだ
フロントラインの新ステージ

【新PvP装備ちら見せ】
ベヒーモスをイメージした装備
グリフィンをイメージした装備
ドラゴンをイメージした装備
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(石井聡)