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「新生FFXIV」、不審キャラ大量発生について吉田Pがフォーラムで回答

多くはBAN済みのRMT業者キャラ。“業者徹底排除”のポリシーは今後も継続

11月6日回答

 「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏は11月6日、「新生FFXIV」フォーラムで話題となっているスレッド「ロードストーンにてシステム上再現困難な不可解なキャラクターが数万単位で発生している件について」に速報ベースでの回答を行ない、不審なキャラクターについての説明と、ユーザーに不安を与えたことについて謝罪した。今回の件について、プレーヤーのプレイに影響を与えることはないとしている。

吉田氏が不正キャラクター関連で回答を行なうのは珍しい

 当該スレッドは、昨夜11月5日22時過ぎに立てられ、内容がBOTの大量発生を伺わせる内容だったため、フォーラム利用者間で話題となり、吉田プロデューサーからの回答を求める声が続出。これに応じる形で吉田氏が11月6日午前4時半に長文の投稿を行なった。

 投稿内容の詳細については、直接投稿を参照頂きたいが、吉田氏は「Lodestoneに存在する不審なキャラクター」を3種類に分類し、そのいずれもすでにアカウント停止対処済みでデータベース上にのみ存在しているか、イベント専用キャラクターで使われていないかで、プレーヤーに直接害をもたらすことはないと説明。

 スレッドで指摘されたLodestone上で確認できるキャラクター群については、バグを利用して大量作成されたキャラクターないしRMT目的のゴールドファーマーであることを認め、その上で、いずれもアカウント削除(BAN)の対処済みで、プレイ不可能であると説明。Lodestone上に確認できるキャラクターについても削除の対応を取るとしている。

 吉田氏は、「"業者徹底排除"がFFXIVのポリシーでもあるため、引き続きこれら業者アカウントについては、徹底的に削除対応を続け、健全なエオルゼアの維持に努めたいと考えています」と今後も厳しく取り締まっていく方針を改めて伝えている。

 なお、「全身詩学装備のキャラクターがいる」という報告については、該当キャラクターの特定には至っていないとし、キャラクター数について、今回のような不正利用者も含めた水増しが行なわれているのではないかという疑惑については明確にこれを否定。業者アカウントを抜き、数値安全性を確認した上で公表しているという。

 6日13時にコミュニティチームの室内俊夫氏が改めて本件に関する情報をまとめた投稿を行ない、スレッドのクローズと以降の報告は通報フォームを通じて行なって欲しい旨を通達。Lodestoneでのキャラクターデータの削除が完了後に改めて報告するとしている。

(中村聖司)