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【スマホアプリ今日の1本】光と闇の幻想アクションiOS「Darklings」
ジェスチャーのみの操作が特徴的。怖くもかわいいポップなファンタジー世界
(2014/3/27 14:08)
去る3月7日、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが展開する世界のインディーズタイトルを日本のゲーマーに届けるプロジェクト「Unity Games Japan」が発表された。
このプロジェクトは優れたセンスを持つ国内外のインディーゲーム開発者を助け、ローカライズや新しいマーケットでの販売をUnity Games Japanがサポートするというもので、その中にモバイルゲームも含まれている。
今回は、発表されたタイトルの中でもUnity Games Japanと架け橋ゲームズがコラボレーションしたiOS用ジェスチャーアクション「Darklings」を紹介したい。開発はトルコのMildManiaで、価格は100円。
「Darklings」は、万物を照らす光の源「スター」が盗まれてしまい、闇に包まれたファンタジー世界でのアクションゲーム。プレーヤーは光の主人公「ラム」を操り、世界を救うため「ダークリング」に憑依して倒していく。
ゲームは2Dのスクロール形式となっているが、移動操作はなく、ドラッグ操作によるジェスチャーアクションのみで行なう。ラムは憑依して敵を内部から粉砕できる能力を持っており、左右から迫ってくる「ダークリング」の頭部にある「U」型や「M」型といった記号を画面上に描くことで、記号に対応したダークリングに憑依して倒すことができる。ダークリングが大量に現われた場合は、記号を続々と描いていくことでダークリングを次々に倒していくことも可能だ。
ゲームはエンドレスで、ダークリングに触られるか残り時間がなくなれば終了。ジェスチャーは多少アバウトでも反映されるが、ゲームが進むと大量のダークリングが迫ってくるので、少ないトライで正確に入力することが重要となる。プレイによって星を獲得でき、ゲーム終了後は星を消費することで主人公をパワーアップできるという成長要素もある。
操作はジェスチャーのみ、画面は「LIMBO」を思わせるようなモノクロという風変わりな点が目立つタイトルだが、サンリオキャラクターを暗黒面に落としたらこうなったみたいなキャラクターたちと、黒から白、白から黒へとグラデーションしていく幻想的な世界表現がマッチしており、怖くもかわいく、かつポップなファンタジーとなっているのが好感触だ。
またプレイではジェスチャーのみという操作が新鮮で、最初は慣れないためなかなか入力が受け付けられないが、慣れればテンポ良く記号を入力できるので繰り返すほどに楽しくなってくる。ゲームを進めればボス戦もあるので、単調な仕上がりになっていないのもいい。幻想的な雰囲気に合わせて静かな夜にプレイしたくなるような、オススメタイトルだ。
(c) MildMania Oyun Bilisim Ltd.Sti.