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「FFXIV: 新生エオルゼア」、「第11回プロデューサーレターLIVE」を開催
「パッチ2.1」の未公開情報を余さず紹介。気になる土地の値段は最低400万ギル！
（2013/12/14 00:00）
- 12月14日開催
- 会場：スクウェア・エニックス本社
スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア（以下、『FFXIV: 新生エオルゼア』」のサービス開始以来初の大規模アップデートとなる「パッチ2.1 覚醒せしものたち」を17日に控え、「2.1」の内容を徹底的に紹介する「第11回プロデューサーレターLIVE パッチ2.1実装コンテンツ特集Part2」を開催した。今回は、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が新しいフィールドコンテンツ「トレジャーハント」や「蛮族クエスト」、対人コンテンツの「ウルヴズジェイル」などについて紹介。フォーラムやツイッターに寄せられたプレーヤーの質問に答えた。
放送終了後には、パッチノートの先行公開を開始した。今回は、新しい生産レシピなど一部はマスクされた状態だが、それでも88,000文字にも及ぶ膨大なもので、アップデート日に公開される総量は12万文字にも及ぶ。その莫大な量ゆえに、全部読む人は少ないかもしれないということで、アップデートの前日に行われる24時間メンテナンスの時間つぶしをかねて、月曜日の夜に吉田氏とコミュニティチームの室内俊夫氏とで、パッチノートを読み上げるという突発イベントが開催される予定だ。
番組後半には、プレイステーション4版の「FFXIV: 新生エオルゼア」が世界に先駆けて公開された。同時にPS Vitaを使ったリモートプレイも披露された。こちらは別の記事にまとめてあるので、こちらを参照して欲しい。
オフライン、オンラインでの今後のイベント予定も発表された。オフラインイベントでは、現在大阪で1月25日に開催予定の「FINAL FANTASY XIV: Full Active Time Event in OSAKA」で先行販売されるオフィシャルアイテムが一部紹介された。オンライン上では、12月18日から31日まで、エオルゼアのクリスマスイベント「星芒祭」が、その後正月には「降神祭」が予定されている。
このレポートでは前半に吉田氏が答えた質問などを中心に、情報をまとめて紹介したい。
カットシーン込みのシナリオで蛮族の文化や考え方に触れられる「蛮族クエスト」
「蛮族クエスト」はレベル42付近から受けることができるようになる新しいフィールドコンテンツ。「FFXIV: 新生エオルゼア」に出てくる蛮族は、蛮神を召喚するやっかいな敵モンスターとして登場している。しかし「彼らにも独自の文化、宗教、思想があります。その辺りをフォーカスして、彼らが普段はどう考えていて、どういう行動原理で動いていて、テンパードになっていない奴らは普段どんな生活をしているのかがわかる」（吉田氏）というコンテンツ。「2.1」ではグリダニアにいるシルフ族と、ウルダハにいるアマルジャ族のクエストが実装される。「2.2」ではコボルト族とサハギン族のクエストが入る予定。最終的にはすべての蛮族にクエストが用意されることになる。
既存の蛮族拠点の近くに、新しく敵対ではない蛮族が住む集落が追加される。イベントでは、リトルアラミゴの近くにあるアマルジャ族の拠点に赴き、3人のアマルジャから蛮族デイリークエストを受けることができる。クエストの報酬は、経験値、ギル、ここでしか手に入らない染料、レベル50になるとアラガントームストーン：哲学と神話も手に入る。
デイリークエストをクリアすることで友好度が上がり、受けられるクエストの数が1日最大6つまで増えていく。これを毎日クリアして友好度を上げていくことで、カットシーンもある蛮族にまつわる大きなストーリーが進行していく。
また、友好度を上げていくと、蛮族ごとの専用ショップからいろいろな商品が購入できるようになる。商品には、ミニオンやマウント、家具、素材などがあり、友好度の高さに応じて商品ラインナップが変化する。
蛮族クエストに関する質問と回答は以下の通り。
―― 所属しているグランドカンパニーと敵対関係にある蛮族のクエストも受けられますか？
吉田氏： 冒険者は自由な存在なので、グランドカンパニーと蛮族との敵対関係とは関係なく気軽に受けられます。
―― 蛮族拠点や拠点の指導者がクローズアップされるような内容になっているのでしょうか？
吉田氏： なっています。この陣営がどう考えているのか、実は蛮族ごとに考え方が違っていたりします。後は、今回シルフ族のクエストが実装されていますが、その中でラムウのようなまだ出ていない蛮神問題に関わるような話も入っているので、今後のメインストーリーの予測も含めてプレイしてもらえるといいと思います。
―― クエストクリアに必要な時間はどのくらいですか？
吉田氏： だいたい7分程度で、長くても15分くらいです。6つのクエストをすべてやろうと思ったら1時間くらいはかかっちゃうかなという感じです。今までにないクエストタイプもあるのでお楽しみにしてください。事前にアイテムを取っておけば、受諾した瞬間クリアできるものもあります。
ギャザラーが見つけた地図を解読して宝を探す「トレジャーハント」
トレジャーハントは、ギャザラーが見つけた宝の地図を解読して、エオルゼアのどこかに隠された宝を探すというフィールドコンテンツ。「あまりコンテンツとして身構えて欲しくない」と吉田氏もいう通り、ちょっとした時間で遊ぶカジュアルなコンテンツだ。
ギャザラーが素材を収集している時に、“18時間に1枚”の頻度で宝の地図をドロップする。この地図を解読すると、宝の場所が「×」印で表示されるので、その場所を探し出して「ディグ」コマンドを使うと、宝箱が出てくる。箱の中にはトラップモンスターが隠れていて、それを倒すと宝が手に入る。地図の解読は誰でも可能。地図は未解読の状態なら何枚でも持てるが、解読した地図はクエストアイテムになり、クリアすると消滅して、次の地図を解読できるようになる。
宝のグレードは1から5までの5段階で、グレード5の地図はパーティーでのプレイが必要な難易度。宝物のグレードは得られる報酬の価値や量に対応している。地図は解読前ならアイテムとしてマーケットに出品したり、トレードすることも可能だ。
―― 宝の地図はモンスターからもドロップしますか？
吉田氏： 「2.1」ではギャザラーからのみの入手になります。将来的には、ギルドリーヴの報酬などでも出してもいいかなと思っています。もっと難しいグレード7とかの地図を作ってもいいので、これからそういう形でアップデートしていこうと思っています。
―― トレジャーハントの回数に制限はありますか？
吉田氏： 制限はありませんが、1つ地図を発見してしまうと18時間は見つからなくなります。これは、採取中にぼろぼろ地図が出ても、何をしようとしていたのってことになりますし、たくさん出ると価値を下げないといけなくなるのです。ファーミングになってしまうので。箱の中身をけっこう豪華にしたので、そういう制約を付けています。ただワールドにギャザラーが2,000人いて、みんなが見つけると1日2,000枚出て、マーケットに売り出すと思いますのでかなり出回ると思っています。
―― 出てきたモンスターに負けた場合、宝箱は消えますか？
吉田氏： 一定時間内であれば再チャレンジできます。ただしゾーンを跨ぐと消えてしまうので、念のため一番近くのエーテライトをホームポイントにしておいた方がいいかもしれません。モンスターが強いと思ったら、一度逃げて敵視を切ってから再チャレンジすることもできます。
―― 発見する地図のグレードはレベルに応じているのですか？
吉田氏： レベルではなく発見する場所にヒモ付いています。どの場所でどんなグレードの地図が出るのか、いろいろ探してみてください。
本格的な4対4の対人戦で盛り上がる「ウルヴズジェイル」
「ウルヴズジェイル」は、バトルコロシアムで4対4のチーム戦を戦う対人コンテンツ。「FFXIV: 新生エオルゼア」には今後「フロントライン」という大規模対人コンテンツが入る予定があり、そのための訓練の場とも言えるようなものになっている。
参加条件はレベル30と50の2ランクで、オートマッチング同志、4人パーティーのガチンコ対決という2種類がある。戦闘でもらえる戦績は4人パーティー同士で勝利する方が獲得しやすい。勝利条件は相手を全滅させることで、どのような状態でも最後までチームメンバーが生き残っていた方が勝利となる。
ウルヴズジェイルの中では、そこでだけ使える対人専用スキルや、対人専用装備があり、また、通常のアクションにも対人用の補正がかかる。専用アクションはPvPランクを上げることで得られるPvPポイントを交換して入手する。装備については、戦って獲得するポイントでの交換になるが、コンテンツ実装に併せて、クラフターに対人専用装備のレシピが追加されるので、それを使うのが良さそうだ。
―― アイテムレベルの高い装備を集めなくてもランキングの上位に入れますか？
吉田氏： 対人のランキング上位の方というのはプレーヤースキルも装備もすごいという人で埋まるものなので、そういう意味では難しいと思います。ただ、アイテムレベル差が20くらいなら、プレーヤースキルの差の方が重要だという気がします。例えば前方に走っている時に、後ろからナイトが猛スピードで追いかけてきているのに気付くかどうかとか。気付けばすぐスリプルしたりできますが、気付かずにスタンされて集中攻撃されると、いくら装備が良くても負けるので、腕の善し悪しでかなり差がでるのではないでしょうか。
―― 通常アクションやコンボなどはPvP向けに調整されていますか？
吉田氏： 基本は変わっていませんが、計算式がちょっと違っています。弓に関しては距離でダメージが減衰するので、離れるとダメージが落ちていきます。移動ができて、レンジが長いことのバランスをとるためにそうなっています。魔法は、詠唱中に1発でも殴られると止まります。堅実魔と迅速魔は必須かなあという感じです。ペットの攻撃を殴って止められるかどうかの判定はいつも通りの確率です。
―― PvPの専用アクションにはどんなものがありますか？
吉田氏： 今日の放送後にパッチノートを先行公開するので、そちらで見てください。中には、毒、スロウ、ヘビー、スリプルをまとめて解除する「浄化」というアクションがあります。リキャストタイムは長めですが、全員が所有可能です。アクションはクラス固有のも、ロール固有のものもあり、かなり多いです。
―― 型紙システムはPvPの専用装備にも適用されますか？
吉田氏： 型紙を使っていても、PvPゾーンに入ると装備が元の見た目に戻ります。クラスをごまかしたり、全員同じ見た目にできてしまうので。
―― ステータスにあるモラルとは何ですか？
吉田氏： PvPの場合、魔法防御とか物理防御とか物理攻撃の計算式が違っています。この時係数になるのがモラルの値で、多いほど強くなります。簡単に言うと、モラルが付いているとPvP装備ということです。すべての装備は禁断マテリアクラフトができるので、何を上げるのか考えて結構がっつり遊んでもらえると思います。
―― PvP中にリミットブレイクが使用できますか？
吉田氏： 貯まっていれば使えます。ただし4対4なので、それに応じたものになります。
―― 相手のキャラクター名は表示されないのですか？
吉田氏： キャラクター名は全員「フレッシュミート」という名前です。狼の好物は生肉だろうということで。今回初めてPvPを体験する人が多いと思うので、いくら闘技場の中でも名前が見える人に対して攻撃することにショックを受ける人がいるだろうと思います。アンノウンのほうがNPC的で戦いやすいかないう個人的な判断でそうしています。戦闘ログの方では、ちゃんと名前が確認できます。
―― 8対8のPvPを実装する予定はありますか？
吉田氏： 大規模PvPのフロントラインはもともとフルパーティーで走り回ってもらおうと思っています。まずは4対4を楽しんでください。
―― 旗取りゲームのような要素は予定していますか？
吉田氏： このくらいの等身のMMORPGで初めて対人戦を体験したというスタッフもいて、結構面白かったと好評です。こういうルールを増やしましょうという話が開発からも出ています。ただ、まずはフロントラインを作ってから、どういう形で伸ばしていくのかを考えていきたいです。
その他の質問や、気になる結婚イベントのイメージ図も！
それ以外に寄せられた「2.1」に関する質問をまとめて紹介する。「パーティー募集掲示板」は、自分がいるワールド内限定でパーティーを募集できる機能。募集しているロールや、目的のコンテンツ、言語、アイテムレベル制限、どんな雰囲気を希望しているのか、募集者の一言コメントなどが掲載されておりワンクリックで参加ができる。募集メッセージは、募集開始から1時間経っても集まらない場合は自動的に取り下げられる。
「探偵ヒルディブランド」や「美容師」については、いまからレベル上げをするプレーヤー用で低レベル帯にあるコンテンツなので、見逃さずに探して見て欲しいということだ。
また、番組の終盤には現在開発中の装備品や結婚システムのイメージ図なども発表された。結婚システムは、グリダニアにある十二神大聖堂でキャラクター同志の結婚式ができるというもので、現在はモックアップから要素を起こしている段階。実装時期などは不明だ。
―― 「大迷宮バハムート」の報酬武器のアイテムレベルが上がるということですが、性能も変更されますか？
吉田氏： ステータスの種類は変わらないですが、数値はアイテムレベルに合わせて上昇します。ただアラガン防具の中に、いくつか神話装備と全くステータスが同じものがあるので、差別化のためにパラ―メータをいじっているものがいくつかあります。もちろんアラガン防具のほうが、取ったとき嬉しいように差を付けています。
―― 美容師コンテンツに新規で追加される髪型は、最初のキャラクタークリエイションでも使用できるのですか？
吉田氏： できません。あくまでも美容師のみが皆さんに提供できる髪型です。
―― 極蛮神を倒して入手できる武器は、戦闘の報酬ですか？
吉田氏： 極イフリート、極ガルーダ、極タイタンを倒すとそれぞれクエストアイテムを落とします。これを3つ集めると、アイテムレベル90の好きな武器に交換できます。それとは別に、武器ではありませんがランダムドロップするアイテムもあります。これは極だわ、というものがあるので、ぜひ狙ってください。
―― クリスタルタワーのアイテム取得権の制限はどのようになるのですか？
吉田氏： 1つのボスで3パーティーに1つずつ、3つの宝箱がでます。例えば、2人が「Need」して、手に入れた人は毎週火曜日午前0時まではそれ以降のアイテムに対して「Need」も「Greed」もできません。入手できなかった人は関係なく、別のアイテムを希望することができます。誰も希望を出さなかったアイテムは、コンテンツ退出時に最後まで残っていたプレーヤーが自動で取得することになっており、これで取得してしまってもリセットまで希望が出せなくなってしまいますので、欲しくないものはちゃんと「Pass」しておいてください。
―― クリスタルタワーは、タンク2、DPS4、ヒーラー2以外の構成でもコンテンツファインダーに申請を出せますか？
吉田氏： 仲間うちの24人で組みたい、仲間だけで組んだパーティーで参加したいという要望が多いのは理解しています。しかし、3パーティーでいくので、そのうち1つが全部白でしたというようなことになると、いろいろと問題があるので、今回はタンク2、DPS4、ヒーラー2でお願いします。
―― そろそろ土地やハウジングの値段を教えてください。
吉田氏： 実は1つだけ謝らなくてはいけないのです。以前に土地の値段を全ワールド共通と言いましたが、全ワールドのギルの流通量を調べてみたら、とても1つの価格では無理なくらいに差があったので、経済を5段階に分類して、その5つで値段を変えています。レガシーの皆さんはすごく高いです。みなさんがすごいお金持ちだと身にしみてわかったので。値段が違うのは土地だけで、建物は同じです。土地はワールドの経済状態に併せて、比率で値段が上がっています。売れ方を見て調整するので、比率は一定ではありません。一番安いワールドグループのSサイズ・5等地の土地でスタート時が400万ギルです。
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