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NVIDIA、ティアリングやカクつきから完全解放する「G-SYNC」を発表
PC負荷ゼロ、最大1080p/60fpsのゲーム録画・配信機能「ShadowPlay」
(2013/10/19 00:00)
PC負荷ゼロ、最大1080p/60fpsのゲーム録画・配信機能「ShadowPlay」
「G-SYNC」は来年まで待たねばならないが、「ShadowPlay」はまもなく利用できるようになる。この「ShadowPlay」は、Keplerアーキテクチャを採用するNVIDIAのGPU(GeForce 600番台以降のシリーズ)を使っていれば誰でも無料で使える、ゲームの録画・配信機能だ。今後の予定としては、まず10月28日よりベータ版のリリースが開始される。
最大のポイントは、エンコードにかかるPC負荷がゼロであるという点だ。知る人ぞ知る事実として、KeplerアーキテクチャのGPUにはH.264の高性能ハードウェアエンコーダー「NVENC」が搭載されている。「ShadowPlay」はこれを活用し、ゲームをバックグラウンドで自動エンコードする。CPUは一切使わず、CUDAコアも使わないため、録画中もゲームのフレームレートに全く影響しない。
このため、デフォルトで常にバックグラウンド録画が行なわれるようになっている。常時、過去20分の映像を保持してくれるため、良いプレイをした瞬間の映像を逃さず保存できる。また、Twitchを通じたライブ配信にも対応する。最大1080p/60fpsの高画質録画・配信が可能であるほか、ウェブカメラの映像を画面端にオーバーレイすることもできるなど、配信ソフトとしての機能も充実している。
これら「ShadowPlay」の機能は、GeForceシリーズの無料コンパニオンソフトウェアである「GeForce Experience」の新規UIを通じてコントロールできる。ビジュアルでわかりやすいUIを通じ、動作モードやエンコード設定、配信設定の調整などがスムーズに行なえる。
これまでゲームの録画や配信をやろうとすれば、CPUパワーをバカ食いするソフトウェアエンコードか、高価な追加カードを追加してのハードウェアエンコードに頼る必要があり、設定も面倒くさく、一般ユーザーが手を出すにはあまりに高い障壁があった。
「ShadowPlay」では、それらの障壁が一切なくなる上、使いやすいフロントエンドツールまで用意されている。全てのPCゲーマーに録画・配信の楽しさを解放する、まさにいま求められている機能といえよう。既に録画・配信環境を整えているユーザーも、ゲームのパフォーマンス低下や決定的瞬間の録り忘れといった不便から完全に解放されるという、画期的なソリューションとなる。
ついでに言えば、プレイステーション 4やXbox Oneといった次世代コンソールでもバックグラウンド録画や手軽なライブ配信機能がサポートされるため、今後ゲームの録画・配信の文化は爆発的な勢いでエンドユーザー間に浸透していくはずだ。「ShadowPlay」を使えば一足先にその世界を体験できるというわけだ。
正式版のリリース後は、日本ではニコニコ動画など、各国で人気のある動画配信サイトに対応していく意向も示した。それがいつになるかはまだわからないが、まずは10月28日のβリリースをワクワクしながら待ちたい。
































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