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【E3 2013】戦い方やルートはプレーヤー次第「KILLZONE: Shadow Fall」体験レポート

移動に攻撃に防御にと役立つ秘密兵器「Owl」を使いこなせ

6月11日~13日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

 プレイステーション 4との同時ローンチが予定されている「KILLZONE: Shadow Fall」。プレイステーション 2の時からプラットフォームを支えてきた有名FPSシリーズ「KILLZONEシリーズ」の最新作だ。

 会場にて開発者の解説を聞きながら本作のデモプレイができたので、本作ならではの特徴や、ナンバリング作品ではない理由などについて紹介しながら、体験レポートをお届けしたい。

「KILLZONE 3」から30年後の世界が舞台。秘密兵器「Owl」を使いこなすのが攻略のカギ

開発者が直接ゲームについて解説してくれた

 「KILLZONE: Shadow Fall」は「KILLZONE 3」の30年後の物語で、これまで対立してきたISAとヘルガスト軍が新しい惑星で共存しようとしているという設定だ。ナンバリングタイトルの「KILLZONE 4」ではない理由はゲーム性がこれまでとは大きく異なるからだという。

 本作がこれまでともっとも違うのは……というのは主人公の「Lucas Kellan」は「Shadow Marshals」というスパイ兼特殊部隊の様な組織に所属している。「Owl」というドローンのような特殊な装備を持っている。

 「Owl」には4つの機能が搭載されており、「DUALSHOCK 4」のタッチパッドをフリックするとその機能を変更できる。

 1つが高いところからワイヤーを貼って滑り降りる機能で、プレイしたステージでは最初ガケの上から警備兵が居る足場までジップラインで行くことになる。この機能は高低差がある程度あれば使うことができるそうで、遠くからスナイパーなどに狙われている時に一気に近づいて攻撃を浴びせるといった事が可能だという。

 アタックモードでは「Owl」の近くにいる敵を自動的に銃で攻撃してくれるという機能。更に敵のターゲットも「Owl」の方に向くので、「Owl」に気を取られている敵を後ろから倒すなんてことも可能だ。

 シールドモードでは文字通りシールドを張ることができる。シールドは敵の攻撃は通さないが、こちらの攻撃は通すというある種反則ではないかとも思えるぐらいの機能がある。注意が必要なのはシールドが有効なのは前面のみで後ろから攻撃されるとダメージを受けてしまう。立ち位置に気をつける必要はあるが、非常に強力な機能だ。

 最後の機能がショックアタックで、「Owl」の周囲の一定範囲の敵を一定時間麻痺させることができる。敵が密集している所でこの機能を使えば一気に麻痺させられるので、まとめて片付けやすくなる。

 更に主人公には「Owl」以外にも特殊な能力を持っていて、周囲に居る敵をサーチして浮かび上がらせる能力や、ヘルスを回復する能力を持っている。ヘルスを回復する能力は周囲を一瞬スローにするという便利な副次効果もついている。

 「KILLZONE: Shadow Fall」ではこれらの機能を組み合わせて戦いを進めていく。

 例えばアタックモードの「Owl」を従えて協力しながら正面から突破していく戦い方や、サーチ機能とショックアタックを使って敵に反撃する暇を与えず倒していくという事もできそうだ。このように自分なりの戦い方ができるのが本作の特徴だ。

ステージ攻略ルートにも幅が。自分なりの攻略ルートを見つけ出そう

 自由なのは戦い方だけではなく、ステージの攻略方法もある程度自由に選択できる。

 基本的にステージには複数の目標が設定されており、その全てを達成するとステージクリアとなるのだが、目標の順番はプレーヤーが自由に選択できるのだという。

 例えば遭難している味方を助ける目標と、警報装置を全て無効化するという目標があった場合、先に味方を助ければ味方が戦闘のフォローに入ってくれるし、先に警報装置を無効化すれば味方を助けに行く時が楽になるというわけだ。最終的な結果は同じだが、その道中を好きに選択できるというシステムになっている。

 各目標へのルートも1本道ではないため、正面から突破するのか、隠れながら進むのかでまったく異なるプレイが楽しめそうだ。

 1つ1つの戦闘の戦い方も違うし、ステージ全体の戦い方もプレイする度に違う。1度クリアしたら今度は違う方法で、と何度もプレイしたくなる作品に仕上がっていた。

 なお発売はPS4と同時を予定している。

【スクリーンショット】
次世代機ならではの美しいグラフィックスにも注目して欲しい

(八橋亜機)