ガマニア、「ルーセントハート4周年記念オフラインイベント」開催

「子供システム」発表! “ほしとも”と子供を作ることが可能に


10月13日開催

会場:ギルドレストラン ザ・グランヴァニア



 株式会社ガマニアデジタルエンターテインメントは10月13日、秋葉原のギルドレストラン ザ・グランヴァニアにて、Windows用MMORPG「ルーセントハート」のオフラインイベント「4周年記念オフラインイベント」を開催した。12時からの第1部、15時からの第2部と同じ内容で2回行なわれ、それぞれ抽選で選ばれた75人のユーザーが参加した。

 「ルーセントハート」のオフラインイベントはこれまで2回行なわれている。昨年は大阪、仙台、博多、名古屋、札幌、東京の5カ所で行なわれた。今回のコンセプトは、「運営とユーザーの距離をもっと近く」ということだったという。このためあえて規模を小さくし、ユーザー達はいくつかのテーブルを囲んで座り、運営担当者が直接テーブルを回り直接会話をするという展開となった。参加者は軽食を食べながら、イベントを楽しむという、ほのぼのとした雰囲気のイベントとなった。

 イベントではアップデート計画も発表された。1つめのアップデートは10月18日に実装予定で、“女神ヘカテの復活”が鍵となるストーリー重視のコンテンツとなる。レベル76以上のキャラクターを対象としたもので、力押しだけでなく、頭も使う凝ったものとなる。そして年末には“ほしとも”システムの新要素“子供システム”がついに実現する。パートナーとの愛の結晶が生まれることで、より絆が深くなりそうだ。追加されるエモーションの1つを紹介しよう。


【子供システムエモーション】




■ ガマニアスタッフとゲームの気になる点を直接質問できるオフラインイベント

各テーブルに直接行き、言葉を交わすディレクターの廣田一億氏
ゲームをイメージしたスイーツも楽しめた
司会を担当した園原一広氏などガマニアスタッフが料理を運ぶことも。来場者に楽しんでもらおうという思いが伝わるイベントだった

 「4周年記念オフラインイベント」が開催されたギルドレストラン ザ・グランヴァニアは、“カフェ・喫茶 コスプレ酒場”として、ヨーロッパの居酒屋をイメージした内装に、メイド服などのコスプレした店員が給仕を行なうお店となっている。もともとは昭和初期の雰囲気のある渋い喫茶店だったが、ここにファンタジー色を加え、「冒険者の宿」をイメージしたアレンジを行ない、人気を博している。

 会場では、ヨーロッパ風の内装に加え、壁一面に「ルーセントハート」のイラストや、スクリーンショットを印刷した紙などを貼り、参加者を出迎えた。ゲーム内の「ティア」と、「カデナ」という2人のキャラクターのコスプレをしたコンパニオンが登場し、「ティアの涙」というオリジナルドリンクが配られた。

 「運営とユーザーの距離をもっと近く」というコンセプトどおり、司会と来場者の位置はとても近く、司会進行を担当したのは、ガマニアマーケティング部マーケティング課の園原一広氏と、「ルーセントハート」のディレクターを務めるオンライン運営部運営1課の廣田一億氏。特に園原氏は軽妙なトークで、会場を常に楽しませていた。

 最初にいくつかのテーブルでチームを作り、ディレクターの廣田氏がチームのところに直接出向き、質問に答えるというものだった。イベント前に寄せられた質問をカードにし、チームの代表者がばば抜きのようにカードを引いて質問を決めるという流れだった。カードの中の「当たり」を引くと、自由に質問ができた。

 寄せられた質問は、実際には“要望”の傾向が強く、この要望を今後どう対応していくかの説明となった。「様々な機能が追加されているが、インターフェイスが煩雑になってしまっているので、スッキリさせて欲しい」、「ペットや家具のインベントリにアイテムを入れるとどこに何を入れているかわからなくなる」というインターフェイス関連の要望が多く、今後のアップデートでソート機能なども含め対応するという。

 また、「男性アバターがかっこわるい」、「男性ペットを増やして欲しい」という要望が多くこちらも開発と協議していく。現代風の服や、パーツの組み合わせが楽しめるアバターを増やしていきたいとのこと。戦闘に参加できる新ペットも1カ月以内で実装される事が明らかになった。自由な質問で話題になったのが、サーバーの安定度だ。最近の「ルーセントハート」はサーバーが短時間不安定になる事があり、こちらは早急な対策を行なうべく動いているという。ユーザーに話を聞いてみたのだが、「アップデートで生まれたバグが放置されているところがある」、「ガチャの確率は明示して欲しい」といった意見もあった。

 廣田氏との質問タイムと同時に、「ルーセントハート女子部部長」として、オンライン事業本部マーケティング部プラットフォーム課の大原絵理香氏も各チームをまわり、「クイズ大会」を行なっていた。クイズは早く手を上げた人に回答権があり、大原氏もノリノリで回答者を指名するなど、かなり楽しい雰囲気だった。

 スパゲッティや唐揚げ、ピザなど様々な食べ物、さらにゲームをイメージしたデザートも登場し、参加者は食事をしながらスタッフとの交流を行なっていた。会場は密度が高く、またファン同士でのおしゃべりも活発だった。食事や飲み物もガマニアスタッフが運ぶなど「来た人に楽しんで欲しい」という思いが伝わってくる、楽しいイベントとなった。

 「いつも遊んでくれてありがとう」といった友達に向けたメッセージや、運営への感謝のメッセージが紹介されたり、かわいらしいイラストコンテスト作品も紹介され、全体的にほのぼのとしたイベントだった。「ルーセントハート」は“ほしとも”という特別な繋がりを持つパートナーを作れるところに大きな特徴がある。ユーザーの繋がりを重視しているゲームだからこその暖かい雰囲気を感じた。こういった運営とユーザーの距離を近付かせるイベントはとても面白いと感じた。

左から、ガマニアマーケティング部マーケティング課の園原一広氏、「ルーセントハート」のディレクターを務めるオンライン運営部運営1課の廣田一億氏、「ルーセントハート女子部部長」大原絵理香氏
「ティア」と「カデナ」のコンパニオンとは一緒に写真も撮れた。スタッフと触れあいながら食事も楽しめる楽しいイベントとなった
ユーザーから寄せられた声。「ルーセントハート」らしい繋がりを大事にしたものが多かった
ユーザーからのイベント要望をアレンジしたオンラインイベント案と、会場でのメニュー
イラストコンテストの作品




■ 10月18日に上級者向けアップデート、年末には待望の「子供システム」登場

「Insidiamini」でフォーカスされる女神ヘカテ
待望の子供システムがついに実装される

 そして、イベントで大きく盛り上がったのが「アップデート情報」だ。まず、10月18日に実装予定の「Insidiamini」というタイトルのアップデート。ラテン語で“繋がる”と言う意味で、マップの拡張と、ストーリーの追加がメインとなる。「ヘカテ」という女神の復活が鍵になるという。

 追加マップの対象レベルはレベル76。現在のレベルキャップは80であり、かなり上位レベルキャラクター向けのマップと言える。「トクサバタント」という地域で、“アザーズゲート”、“異界の祭壇”、“異界の欠片”という地域がある。通常の世界「アパティア」とは“時間軸の異なる異世界”とを繋ぐ世界となる。

 また、“デプスリヴェンジ”、“古の巨人遺跡”、“反逆者の王座”という3つのインスタンスダンジョンが追加される。このうちの古の巨人遺跡では力押しではなく、「運と頭脳」が重要になってくるミニゲームがある。ここでは大きさの異なる8個の石像が登場し、敵NPCとこの石像を使って対戦する。相手より大きな石像を出し、5回勝利すると先に進めるというルールで、どのときにどの石像を出すかが重要となる。1番小さな石像は1番大きな石像に勝つという特別ルールもあり、駆け引きが楽しめる。

 登場モンスターとしてはかわいらしい猫のモンスターが紹介されたが、強敵だ。そして「タロットカード」をモチーフとした敵も現われる。「ハングドマン」だが、吊られた姿ではなく悪の“逆位置”なため浮いているという。そして、イベントシーンも追加され、ストーリー演出もより力の入ったものになる。

 さらに年末には“ほしとも”にアップデートが行なわれる。「子供」を作ることが可能になり、さらに絆が深くなる。子供は成長し、赤ちゃんから幼児に、そして青年に成長する。赤ちゃんではプレーヤーキャラクターに効果はもたらされないが、幼児では両親がパーティを組んでいるときに、特殊な効果をプラスしてくれる。

 今後の要素になるが、青年になると、一緒に戦闘に参加してくれるという。話しかけていくことで会話ができるようになる。髪型を変更したり、アバター、アクセサリーを付け替える事もできる。赤ん坊をベビーカーからだし、空中に投げ上げキャッチする、という専用のエモーションも追加されるということだ。もちろん、この他にもいくつものエモーションも用意される。

 とくに子供システムに関しては、来場者の反応が大きかった。ほしともに新たな楽しさをもたらすシステムとして、期待がかかる。現在急ピッチで開発を進めているという。アップデート情報は今後も続報が出されていく予定だ。

アップデート内容のスライド。新地域と新モンスター。かわいらしい新モンスターも強敵だ
Insidiamini」ではストーリーと演出も注目。そしてついに子供システムが実装
ほしともの新たな繋がりとなる子供システムは、年末実装予定
ほしともの新たな繋がりとなる子供システムは、年末実装予定
新要素のスクリーンショット

(C)2011 PlayCoo Corporation
(C)2011 Gamania Digital Entertainment Co.,Ltd.

(2012年 10月 15日)

[Reported by 勝田哲也]