コーエーテクモ、PS3/WIN「大航海時代 Online ~Tierra Americana~」

Chapter 3「Thanksgiving」。「海賊に対抗する手段」など発表


11月8日 アップデート実施予定


 株式会社コーエーテクモゲームスは、現在正式運営中のプレイステーション 3/Windows用オンライン海洋冒険ロールプレイングゲーム「大航海時代 Online ~Tierra Americana~」において11月8日に大規模アップデート「Chapter 3『Thanksgiving』」を実施する。

 今回のアップデートにおいて、プレーヤー間の海賊行為に関するアップデート情報が明らかとなった。海賊行為から身を守る方法について様々な方策が導入される一方で、海賊を続けるモチベーションとなる要素も発表されている。

■ 海賊行為について

 広大な洋上は、ほとんどが対人戦闘が可能に設定されており、危険を帯びていると言える。洋上に出た初心者をはじめ、商人や冒険者にとって海賊は脅威の存在だが、その海賊行為から身を守る手段がいくつか導入された。

 1つめは、対人戦闘可能レベルの調整で、海賊プレーヤーが他のプレーヤーに戦闘を仕掛けることができるルールを新たに策定した。このルールは危険海域と無法海域の両方に適応される。

  • 冒険・交易・戦闘レベルの合計が50未満のプレーヤーには、戦闘を仕掛けられない
  • 冒険・交易・戦闘レベルの中で、最もレベルの高い系統が30未満のプレーヤーには、交戦を仕掛けられない
  • 冒険・交易・戦闘レベルの中で、最も高い系統のレベルを比較して2倍を超える開きがある際は、交戦を仕掛けられない
    ※艦隊の場合は、戦闘範囲にいる艦隊員全員の最も高い系統のレベルで、交戦の判定がされる

 さらに、海賊行為の回数には制限が設けられ、1日につき5回までしか海賊行為をすることはできない。また毎日0時に制限回数がリセットされるほか、海賊島の酒場で酒を飲むと制限回数をリセットすることができる。海賊行為を行なう回数としては、繰り返し同じプレーヤーを襲う事ができないよう特定の相手に対する海賊行為の制限も設定されることになる。

 このほか、海賊プレーヤーから攻撃を受け被害を被った場合、そのプレーヤーを“お尋ね者”として登録することがで、登録するとどこにいるか調べられるようになる。

 海賊行為を受けた場合、対人戦闘を即座に終わらせることができる大型専用の「高級上納品」についてだが、生産レシピと生産できる都市が増える。また、プレイチケットの購入でもらえる「航海者ポイント」と交換の「航海者功労特典」でも各種高級上納品を入手できるようになる。

 一方、海賊として誇りを持ってプレイすると言うことに関して、海賊の王とも言える新しい称号や専用の装備品が導入される。新たな称号としては「クラニオ・エスパーダ」が登場する。この称号は、航海者達を恐れさせる大海賊のみが多大な犠牲を払うことで名乗ることができる。

 海賊島では、NPC「密売人」が「戦利品」と「宝箱」を交換してくれるようになる。宝箱にはこれまで入手困難だった海賊達が身につける服など様々なものが収められている。


お尋ね者登録が可能となる。登録するとどこにいるか調べることができる高級上納品の入手機会が増加する
海賊行為に関して様々な調整事項が加えられる
戦利品が海賊島で宝箱と交換可能となる大海賊のみが名乗れる称号「クラニオ・エスパーダ」。名乗るためには多大な犠牲を払わなければならないというが……

■ 「大海戦」、「コロッセウム」に関する各種調整事項を実施

 世界中のどこにいても会話することができる「ワールドチャット」に、大海戦専用のチャンネルが登場する。このチャンネルは、大海戦が行なわれる期間のみ利用できる。連盟国を含め、複数の国家間で利用できるため、連携が取りやすくなると言える。

 大海戦のもう1つの戦いとして「要塞戦」があるが、要塞の重要性が引き立つような調整が実施される。要塞戦の防衛と陥落にボーナスが付与されるほか、陥落した回数に応じ、投資禁止日数が変化する。また、要塞構築での戦功を獲得しやすくするための調整が加えられる。また、会戦中は得られる戦功が増加するほか、要塞への工作に戦功ボーナスが付与されるようになる。

 陸上戦の腕を鍛えている航海者のために、コロッセウムでのミッションが新たに登場する。ミッションは、コロッセウム内にいるNPC「ヴァレンシュタイン」から受けることができる。


ワールドチャットに大海戦チャンネルが登場する要塞の防衛と陥落にボーナスが付与される新装備の「将官服」
コロッセウム内にいるNPC「ヴァレンシュタイン」に話しかけることで、新ミッションを受けることができる

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(2011年 10月 18日)

[Reported by 船津稔]