米THQ/独Crytek、「Homefront 2(仮称)」を共同開発
次回作は「CryEngine 3」採用の次世代FPSに


9月20日発表(現地時間)

発売時期:2013年度

価格:未定


 米THQは現地時間の9月20日、近未来の国内戦をモチーフにしたFPS「Homefront」シリーズの最新作「Homefront 2(仮称)」をCrytekと共同開発することを明らかにした。発売プラットフォームは家庭用ゲーム機およびWindows PCで、発売時期は2013年度を予定し、価格は未定。

「Homefront」のスクリーンショット。北朝鮮を主力とし、韓国や日本を併合した大朝鮮連邦によって支配される米国が描かれる
マルチプレイも充実。「Homefront」ではオリジナルルールの「グラウンドコントロール」が人気を博した

 「Homefront」は、欧米で今年3月、日本でもスパイクを通じて4月に発売されたばかりのFPS。米国の一般市民が銃後の世界に晒される恐怖を描いた新シリーズで、「Homefront」では架空の“大朝鮮連邦”によって大陸の西半分が支配されている2027年の米国という凄まじい設定によって話題を集めた。脚本を映画「地獄の黙示録」を担当したジョン・ミリアス氏が担当し、あまりのリアルな設定に韓国で発禁になるなど、とかく話題性の高い作品となった。

 「Homefront」は新規IPとしてはそこそこのヒットを記録し、E3 2011が開催された6月の時点で「2」の制作がアナウンスされていたが、それと同時に本作の開発を担当した開発子会社のKaos Studiosの閉鎖も発表されていた。「2」の開発は、「Assassin's Creed」シリーズのクリエイターPatrice Desilets氏らが所属するTHQ Montreal Studioが担当するものと目されていたが、急転直下ドイツの独立系デベロッパーCrytekとの共同開発であることが発表された。

 「Homefront 2」については、ゲーム内容はほとんど伝わっていないが、ゲームエンジンについては、「Crysis 2」に採用されたCrytekの最新エンジン「CryEngine 3」を採用することがアナウンスされており、最高水準のハイクオリティなグラフィックスが期待できる。外注のCrytekということで、開発にはそれなりの期間が掛かりそうだが、同社はゲームエンジンの制作のみならず、「Far Cry」以降、フィールドをたっぷり使ったレベルデザインや高度なAIには定評がある。続報に期待したいところだ。

【THQエグゼクティブVP、Danny Bilson氏のコメント】
「Homefrontを推し進める我々の戦略として、業界で最高の人材が集結しているCrytekとのコラボレーションを選択しました。Homefrontのユニークな設定とストーリー展開は、世界中のゲーマーを魅了しています。Crytekの業界最先端技術と、FPSゲームジャンルにおける伝説的な経験によって、我々が送り出す次のHomefrontでは、プレイヤーが求める最高のAAAクオリティのゲームが実現すると確信しています」

【Crytek代表取締役 Cevat Yerli氏のコメント】
「私達はHomefrontシリーズを多くの可能性を持っており、THQによって巧みに作られた世界観を有するゲームと見なしています。私達は新しいHomefrontに対して品質・創造性・制作価値のあらゆる面でレベルの底上げに寄与し、THQとCrytek両社にとってブロックバスター的な革新タイトル登場の機会をつくれると信じています。私たちにとって重要なのはTHQの信頼を得たことで、クリエイティブ面ではある程度自由な裁量を与えてもらっており、新しいアイディアのある新『Homefront』の誕生を目指せることです」


(c) 2011 THQ Inc. Developed by Kaos Studios.? THQ, Kaos Studios, Homefront and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Inc. All rights reserved. All other trademarks, copyrights and logos are property of their respective owners. Marketed and distributed in Japan by Spike.

(2011年 9月 20日)

[Reported by 中村聖司]