HUE、フリーランニングアクション「フリージャック」説明会を開催
4月15日よりプレOBT開始、軽快なゲーム性とアバターボリュームに注目!


4月8日開催

場所:アイカフェ AKIBAPLACE



 株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント(HUE)は4月8日、東京・アイカフェ AKIBAPLACEにて、オンラインフリーランニングアクションゲーム「フリージャック(FREEJACK)」のプレス向け説明会を実施した。この説明会では、「フリージャック」のプレオープンβテスト“ウォーミングアップテスト”を4月15日~4月17日の期間で開催することや、本日4月8日よりβテストクライアントの先行ダウンロードを開始したことが明らかになった。説明会ではゲームの概要や、今後追加される要素も紹介された。

 「フリージャック」は、韓国Bigspoonが開発しているゲームで、フリーランニングや、パルクールと呼ばれるスポーツをモチーフにしたレースゲーム。様々なコースを人間の肉体をフルに駆使して疾走していく。今後のサービススケジュールに関しては、2011年春にオープンβテスト、そして基本プレイ無料の正式サービスをスタートさせるという。

 本作は、シンプルな操作で様々なアクションを行ない、街中を疾走するという軽快で楽しい作品だ。コースにはジャンプ台や、シャッターが閉まる下水管、ジャンプ台やポールなど様々なギミックがある。さらに、多数のプレイキャラクター、将来的には1,000種類以上となるアバター、さらにハウジング要素など、盛りだくさんの作品である。



■ 正式時には20以上のコース、500以上のアバターを追加! 開発者渾身のボリュームに期待

ホッケーマスクで登場したプロデューサーを務めるHUEオンライン事業本部オンライン事業部プロジェクトマネージャーの“石田フリージャック氏”
石田氏の素顔。右は司会を務めたオンライン事業本部マーケティング部マーケティングチーム村松直也氏。左は、本作のアシスタントを務めるジュリ氏。彼女はCEOのキム・ユラ氏が「キレイな人だからぜひ写真を撮ってあげて!」という強烈なプッシュで登壇した
激しいレースを繰り広げる「フリージャック」。障害物を飛び越えたり、ポールを上ったり、簡単操作で様々なアクションを行なう

 今回の説明会では、プロデューサーを務めるHUEオンライン事業本部オンライン事業部プロジェクトマネージャーの“石田フリージャック氏”が登壇し、ゲームの紹介を行なった。石田氏は、このタイトルのため、ゲームタイトルをつけた名前を名乗ることになったという。石田氏は、ゲーム内のキャラクターが着用するホッケーマスク姿で、カメラの前でポーズをとるといったサービスも行なった。

 最初に石田氏は、本作を担当することになった経緯を語った。本作は、サービスが決まったとき、HUE内でいくつものチームが「自分たちが手掛けたい」と名乗り出た。その中で熱意とアイデアで担当を勝ち取ったのが石田氏だという。石田氏は、「『フリージャック』はアクション、レースゲームとしての完成度はもちろん、日本展開では、ゲームバランスをさらに向上させ、積極的に新規コンテンツを入れていきたいと思います。開発会社と密接な関係を築き展開していきたいと思っています」と語った。

 石田氏の説明によると、4月15日から行なわれる「フリージャック」のウォーミングアップテストでは、ハンビット会員IDを持っていれば誰でも参加できる。クライアントは本日よりティザーサイトによって配布され、4月15日15時~4月17日23時までプレイすることができるという。

 このテストはプレオープンβテストという位置づけで、作成したキャラクターデータは今後実施されるオープンβテスト、正式サービスに引き継がれる。現在オープンβテスト、正式サービスそれぞれの日程は“2011年春”とされているが、正式な日時は後日改めて発表される予定だ。

 ウォーミングアップテストに参加したプレーヤーにはもれなくゲーム内のキャラクターが着用できるアバターアイテム「ブレザーアバター」がプレゼントされる。さらに、期間中毎日ログインすることでマイルームに置くことができる家具アイテム「ソファー」がプレゼントされる。また、4月17日19時~23時にはゲーム内にGMが登場し、彼等とレースを行なうことができるとのことだ。

 説明会では、ゲーム内容も詳しく紹介された。「フリージャック」の基本は最大8人で楽しめるMOタイプのオンラインフリーランニング・アクションゲームだ。コースには必ず複数のルートが設置されており、最短のルートは障害物が多く、最長のルートは障害物が少なく設定されている。本作は他のプレーヤーを攻撃できるため、どのルートを進むか、というのも重要になる。

 ゲームモードは最大8人でレースを繰り広げる「VSモード」、ストーリーが展開し、逃げるNPCを捕まえるなど、様々なチャレンジに挑む「ミッションモード」、ストイックに1人でタイムアタックを行なう「ラップタイムモード」がある。「VSモード」は相手を邪魔したり、パワーアップできるアイテムが出現する“アイテム戦”と、純粋にコースを攻める“スピード戦”がある。また、対戦人数は今後最大16人まで増えるという。

 コースは空港や下水道の中、街中、さらには海外の有名な名所をモチーフにしたり、オブジェクトを追加したものなど多彩だ。プレオープン時には5つのコースと、それぞれのリバースコースの全10コースが登場する。正式サービスでは24コース、さらに、1カ月後に10コース、2カ月後には8コースとハイペースで追加されていく。日本をモチーフにしたコースも予定されており、こちらでは「東京タワー」と「名古屋城」という距離的には有り得ないふたつのオブジェクトが同じコース内に登場するという。

 プレーヤーキャラクターは、正式サービスには男女2人ずつの4人が実装される。さらに「ミッションモード」をクリアするなど特定の条件を満たすことで、スペシャルキャラクターも使うことができるようになる。スペシャルキャラクターは巨漢や、かわいらしい女の子、ショップの店員など様々なキャラクターがいる。スペシャルキャラクターは「加速性能は低いが、他のキャラクターより最高速度が速い」といった感じに、基本キャラクターに比べ、クセの強いステータスになっているという。これらプレーヤーキャラクターも次々と新キャラクターが追加される。

 アバター要素に関しては、一気に500種類が正式サービスに実装されるという。もっとも色違いも別アイテムとしてカウントされての数字ということだが、かなりのボリュームだ。シャツやズボン、スカートや靴といった衣服だけでなく、髪型、メガネやペンダント時計などのアクセサリー、さらにはタトゥーなど部位も多彩だ。アイテムは男女で違うが、性別が同じならば他のキャラクターにも着用できる。性別が同じならばどんな服でも着れる、というのは日本独自仕様とのことだ。

 プレーヤーはマイルームという部屋を持つことができ、ここに家具を置き飾り立てることができる。家具は正式サービスで200種類。窓や電灯、テーブルなど多彩で、窓の外の景色すらアイテムで変更できる。今後、アバターは毎月50種以上、家具は40種類以上追加していくという。驚くべきボリュームだと言えるだろう。アバターアイテムに関しては、有名デザイナーに発注したり、ユーザーのデザインコンテストの入賞作品なども実装される予定だ。発注から2カ月でアイテムが実装できるというスピードも重視しているとのこと。アバターの展開には、タイアップも構想しているという。

 この他、日本展開にあたり、プレーヤー達の協力要素を盛りこんだゲームシステムの他、ペットシステム、ゲームコントローラーへの対応など様々な要素を盛りこんでいく。本作はMMOロビーを実装しており、現在は数十人の同時接続ができる。将来的にMMOロビーは同時接続で1,000人以上の人数が集まることができるようにしていきたいとのことだ。

 筆者は以前の説明会で本作に対して、「カジュアルで楽しそうなレースゲームだな」というイメージを持っていた。しかし、今回の説明会で、特にそのボリューム感に驚かされた。説明会ではさらに「フリージャック」を先行体験でき、スピード感、攻略の面白さ、ギミックの多彩さにも好感を持った。開発者達の気合いもたしかに感じられる、魅力的な作品だと感じた。この先行体験レポートは、後日改めて紹介したい。


「VSモード」、「ミッションモード」、「ラップタイムモード」の3つのゲームモード。対戦のみでなくソロ要素もあり、ラップタイムモードも、タイムで他のプレーヤーとランキングで競える
アバター、家具、スペシャルキャラクターと、多彩な要素が用意されている。ボリュームもたっぷりだ
MMOロビー、多彩なコース。左は今後の実装要素。短いスパンで非常に多くのコンテンツ実装が予定されている

【スクリーンショット】
男女のアバターと家具。様々なアイテムが用意されているのがわかる。アイテムはゲーム内通貨、課金ポイントで購入できる
様々なコースが用意されている。スピード感と、ジャンプを連続で成功したときの爽快感など、プレイしていて気持ちいい

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(2011年 4月 8日)

[Reported by 勝田哲也]