CRI・ミドルウェア、NGPに対応した開発ツール

「CRI ADX2」を提供開始


2月23日 発表


 株式会社CRI・ミドルウェアは2月23日、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントがこの冬の発売を目指して現在開発中の新型ハード「NGP(コードネーム)」に対応した開発ツール「CRI ADX2」の提供を開始したと発表した。

 「CRI ADX2」は、クロスプラットフォーム対応オール・イン・ワン型オーディオソリューションで、サウンド制作から実機での再生、デバックまで対応したオール・イン・ワン型のオーディオソリューション。サウンドオーサリングツールを備え、低CPU負荷、省メモリ設計のランタイムライブラリを持ち、NGPのハードウェアを最大限に活かしたサウンドを作ることができる。

 CRI・ミドルウェアではNGPの登場により「今後はプレイステーション 3からNGPへのタイトル移植や、NGP、PS3、PSPタイトルの同時開発など、クロスプラットフォーム展開が増えていくことが予想される」としており、「ADX2」では1つのプロジェクトデータからNGP、PS3、PSP用サウンドデータを出力することができることからクロスプラットフォームタイトルの作成に向いているとしている。

 このほかにも、NGP固有の音声コーデックに対応し、さらに近日中にゲームをプレイしながらパラメータを変更することが可能な「インゲームプレビュー機能」も搭載される予定。

 今後は、NGPでの高画質ムービーを活用したタイトル開発のためのツール、高画質/高機能ムービー再生システム「CRI Sofdec2」の提供を予定している。


クロスプラットフォーム展開を効率的に行なうことができる「CRI ADX2」「ADX2」に搭載されているサウンドオーサリングツール

(2011年 2月 23日)

[Reported by 船津稔]