スパイク、「Dragon Age: Origins」本日発売! ゲームの更なる醍醐味を紹介
個性的な仲間たち。プレーヤーの選択が世界を変える!


1月27日発売

価格:8,190円

CEROレーティング:D


 株式会社スパイクは、PS3/Xbox 360用RPG「Dragon Age: Origins」を本日1月27日に発売した。これまで連続してお伝えしてきた通り、本作には様々な見所があるが、今回はその中から個性的なパーティメンバーと、プレーヤーの選択が世界のダイナミズムを生むRPG要素、ボリュームたっぷりな同梱ダウンロードコンテンツ(DLC)要素についてご紹介したい。


■ 冒険の先々で仲間にできるかも? 様々な背景を持った仲間たち

 骨太のRPGである本作「Dragon Age: Origins」で、プレーヤーの冒険をさらに味わい深いものにしてくれるのが、それぞれにユニークな出自を持つ仲間たちだ。いずれも出会いは突然に、冒険の途中でめぐり合うことになるメンバーである。仲間にするもしないも、あるいは敵として倒してしまうこともプレーヤーの裁量次第。同行するメンバーによってクエストの進行が変化することもあるので、しっかりとそれぞれのパーソナリティを理解しよう。


・レリアナ

 異国であるオーレイの吟遊詩人は、貴族社会と深く関わり、スパイや暗殺者を兼ねていることが多い。しかしレリアナはとある理由によりオーレイを捨て、教会の保護を求めてロザリングの村にやってきた。創造主を信じる敬虔な人物でもある彼女は、過去の過ちの贖罪を求め、より大きな使命を求めている。そこにグレイ・ウォーデンたる主人公たちが現われたのである。



・スタン

 人間離れした巨躯を持つクナリ族である彼は、決して真の名を明かそうとしない。クナリ族は伝統的に思慮深く誇り高い民族だが、人類の侵略に逢ったことで社会に溶け込めないでいる。スタンがフェレルデンを訪れた理由は不明だが、何らかの使命に失敗し、人間たちの手で檻に閉じ込められることになった。彼の罪はクナリ族としての名誉によってのみそそがれるのだろう。



・ゼブラン

 盗賊とアサシンのギルド、「アンティヴァの黒カラス」に所属するエルフ。だが決して自らの意思でアサシンとなったわけではなく、身分低きゆえに売られたのだ。当初は黒カラスの残忍な訓練を拒否したゼブランだが、やがて運命を受け入れ、一流のアサシンとなった。そして、彼の人生において最も危険な殺しの依頼を受諾したのである。



・ウィン

 サークル・オブ・メジャイに所属する精霊の癒し手。フェイド(異界)から守護や回復の精霊を呼び出すことを得意としている。魔法の危険性も熟知している彼女はサークルに絶対的な信頼を置いており、規律と教育による魔法の制御を重んずる。だが彼女をフェレルデンの筆頭魔道士に推す声に興味を示すことはなく、ケイラン王の呼びかけに応えて戦地オスタガーへと向かった。



・マバリ犬

 プレーヤーの愛犬となるマバリ犬種は、フェレルデンの伝説の英雄ディンと共に戦った狼の血統を受け継ぐとされる戦闘犬である。知性、忠誠心は非常に高いが、決して単なる番犬や愛玩犬ではない。選んだ主人には死ぬまで仕え、マバリを側に置く者は常に尊敬される。軍隊においても重要な存在であり、歴戦の兵士ですら、うなり声を上げる軍用犬の一団を前にすれば身がすくむという。



・オグレン

 狂戦士であるオグレンは、かつてドワーフの闘技試合で優秀な成績を残し、将来を約束された戦士階級の一員だった。しかし、鍛冶階級の一族から金をつまれ、その娘を娶ったことから何もかもが変わり始める。妻となったブランカは革新的な精錬法を発見し、その功績により、その世代で最も優秀な者に与えられる称号「パラゴン」を得た。そして貴族となったブランカは、一族を連れて地底回廊に姿を消す。オグレンは妻に何が起きたのかを知るため、はるかな旅に出た。




■ プレーヤーの選択が世界に変化を与える。その決断は容易ならず

伝説の聖灰を前に、何を思う
聖灰を滅した主人公に激怒するウィンとレリアナ
なんと仲間割れ! 倒せば永遠の別れとなってしまう

 プレーヤーが「Dragon Age: Origins」の世界で直面するクエストでは無数の選択肢に遭遇することになる。殺人や虐殺、裏切りといった選択を強いられることも、プレーヤーの判断次第で血を見ずに騒乱を解決することもある。その中で、プレーヤーの選択が世界の姿に影響を及ぼす大きな選択肢もあるのだ。

 クエストの結末を変え、その後のストーリーにも変化を与える選択とは、決して容易に正解を見つけられるものではなく、また正解は存在しない。例えば、あらゆる病気を治すと言われる「聖灰」にまつわる場面では、次のような選択を強いられることになる。

 創造主の花嫁であり預言者であるアンドラステがこの世界に残した聖灰。フェレルデンにおける最も神聖な遺物であり、その力を必要としている者たちも多い。伝承を重んじるレリアナとウィンは、伝説に過ぎないとされていた聖灰の実物を前に、感極まった様子。そこでプレーヤーに選択肢が提案される。

 聖灰は病気の治癒に必要なぶんだけを取ることもできるが、実はこの場所に至る直前に出会ったある集団より「ドラゴンの血を注ぐことで聖灰を滅ぼして欲しい」との依頼を受けている。聖灰を消滅させれば、あるいはその人々に救いをもたらせるかもしれない。そこで「ドラゴンの血を骨壺に注ぎ入れる」を選択すると。尊い聖灰を滅ぼした主人公に対し、ウィンとレリアナが大激怒! パーティは仲間割れを起こし、殺るか殺られるかの決闘が始まってしまうのだ。もちろん、倒したメンバーは永遠に別れを告げることになる……。

 このように重要な選択がゲームの随所に仕込まれているのが本作の揺るぎない魅力である。さて、ダークスポーンの頂点に君臨するアーチデーモンとの戦いの結末やいかに。6つのDLCも同梱してボリュームたっぷりに楽しめる本作、ついに本日発売だ。


【同梱DLC:ブラッドドラゴンアーマー】

【同梱DLC:ウォーデンの要塞】

【同梱DLC:囚われし石像】

【同梱DLC:オスタガーへの帰還】

【同梱DLC:レリアナの歌】

【同梱DLC:アムガラックのゴーレム】




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(2011年 1月 27日)

[Reported by 佐藤カフジ]