スパイク、「Dragon Age: Origins」のバトルと成長システムを紹介
パーティメンバーを自在に操る「作戦」機能にも注目!


1月27日発売予定

価格:8,190円


 株式会社スパイクは、PS3/Xbox 360用RPG「Dragon Age: Origins」を1月27日に発売する。発売に先立ち様々なゲーム要素が紹介されている本作だが、今回はRPGとして要となる戦闘システムと、キャラクターの成長要素、登場するモンスターについての情報をご紹介しよう。


■ 4人のパーティメンバーを自在に操れるバトルシステム

リアルタイムで進行する集団戦
強力なモンスターとの対決
戦闘に勝利してアイテムを獲得

 本作「Dragon Age: Origins」は、国内のRPGにも強い影響を与えたテーブルトークRPG「ダンジョン&ドラゴンズ」的な雰囲気を色濃く備えたRPGだ。その要となるのが戦闘システムと、キャラクターの成長要素である。

 戦士、メジャイ(魔道士)、ローグという、3系統のプレーヤークラスが持つ様々なタレントやスペルと、最大4人で構成されるパーティー。本作の戦闘では基本的にリアルタイムで複数対複数の集団戦が展開するため、これらの一見複雑に見える要素をどのようにして自在に操るのか、という問題がそのまま、戦闘システムの仕組みに直結しているのだ。

 まず、プレーヤー自身が操作するキャラクターを自在にコントロールするのが「バトルショートカット」と呼ばれるシステム。最大6つのタレントやスペルをボタンに割り当て、即座に呼び出せる仕組みだ。使用可能な能力やアイテムの全てにアクセスできるインターフェイスもある。これはBioWareの作品らしく、「Mass Effect」シリーズのコマンドリングに似たもの。呼び出し中はポーズがかかるため、じっくりと作戦を練ることもできる。

 また、パーティメンバーは戦闘が始まるとAIにより自動的に行動を始めるが、プレーヤー自身が各メンバーを選択して自ら操作することも可能だ。さらにパーティメンバーのAIにあらかじめ「作戦」を設定しておくことで、敵に合わせた臨機応変な対応が可能となる。

 パーティメンバーに与える「作戦」はちょっとしたAIプログラムのようなものだ。個々の作戦はターゲット、アクション、発動条件から成る。例えば「敵の体力が75%以上ならば、相手を昏倒させるスキルを発動する」、「味方の体力が半分以下ならば、治療魔法を試みる」という形で、個々のメンバーに複数のアクションを組み込むことができる。キャラクターの作戦スキルが向上すれば使える作戦の数も増えるため、より臨機応変な戦闘の組み立てが可能となるのだ。

【バトルショートカット】
よく使うタレントやスペルは、ワンボタンで呼び出せる「バトルショートカット」に登録することで簡単に駆使することができる

【作戦システム】
事前に作戦を与えておけば、個々のパーティメンバーが状況に合わせて行動してくれる。意図通りの戦闘をスムーズに組み立て可能だ

【タレントとスキル】
戦闘時に発動するクラス毎の能力を「タレント」、クラスを問わずが習得可能な特殊技能を「スキル」という。どちらもレベルアップの際に少しづつ習得していくことになる


■ サブクラスの選択でキャラクターの個性的に成長

成長のとある段階でやってくるサブクラスの選択

 骨太のRPGとして重要なもうひとつの要素が、キャラクターの成長要素。本作では戦士、魔道士、ローグという3つの基本クラスに加えて、さらなる成長段階として各クラスに4種類ずつ、合計12種類のサブクラスが用意されている。各サブクラスはそれぞれに特化したタレントやスペルを持つ専門職。プレーヤーの好みに合わせたキャラクタービルドが可能だ。



・戦士系サブクラス

狂戦士:技巧を犠牲にし、力と耐久力を高めたクラス。スタミナを消費して最大のダメージを叩き出す、短期決戦型。

リーヴァー:恐怖で敵を震え上がらせる技に優れたクラス。倒した敵の魂を喰らい、自らが死に近づくほどに力を増す。

チャンピオン:歴戦の戦士であり、熟練の指揮官。味方を鼓舞し、雄叫びを挙げて敵をはねのける技をもつ。

テンプル騎士:魔法への耐性が高く、解呪する能力も持つ。魔術師系の敵を相手に最高の力を発揮するクラス。

【戦士系サブクラス】
狂戦士リーヴァー
チャンピオンテンプル騎士


・魔道士系サブクラス

魔法戦士:スペルと近接戦闘の技を兼ね備えたクラス。筋力の代わりに魔力の強さを基準にして高位の武具を装備できる。

変身使い:動物の姿に変身することにより、高い近接攻撃能力を得る。また人間の姿のままでも身体制御に優れ、高い防御力を発揮できる。

ブラッドメイジ:邪悪な儀式により生命をマナへと変換し、他者の精神を操る。自分もしくは味方の体力を犠牲に強大な力を使うことができる。

精霊の癒し手:世界に存在するある生命エネルギーを治癒の力に用いる。死亡した味方を蘇生させたり、味方全員の体力を回復させることができる。

【魔道士系サブクラス】
魔法戦士変身使い
ブラッドメイジ精霊の癒し手


・ローグ系サブクラス

アサシン:毒を駆使し、隠密行動に優れる。敵の不意を突く攻撃によりダメージを最大化し、巧みに敵の弱点を突くことが可能。

デュエリスト:軽装備を好み、素早く正確な攻撃を持ち味とするクラス。攻撃をかいくぐりつつ、精度の高いクリティカル攻撃を連発する。

吟遊詩人:暗殺者・密偵として歌や踊りの技術を高めたクラス。味方を鼓舞し、敵の戦意を打ち砕く、サポート系の戦術が持ち味。

レンジャー:野外や自然に慣れ親しんだ斥候あるいは民兵であり、周囲の環境を活用して戦う術に長け、野生動物を敵にけしかけることもできる。

【ローグ系サブクラス】
アサシンデュエリスト
吟遊詩人レンジャー




【登場モンスター】
オーガ:巨大な体を持つダークスポーンの一種族。闘牛のように突進し、拳で地面を叩きつけてとりついた敵を振り落とし、巨大な岩で群がる敵を一網打尽にしてしまう怪物
ハイドラゴン:創造主に封印された古代神の子孫たちである。その骨はどの金属よりも魔力を帯びやすく、一時はドラゴンハンターにより狩りつくされた。しかし祝福の時代の終わり頃、再び現われたハイドラゴンが高地に住む人々を脅かし、人々は敬意を表して次の時代を竜の時代(ドラゴンエイジ)と名付けた
ブルードマザー:地底深くに住むとされるクリーチャーであり、目撃して帰ってきた者は皆、悪夢に悩まされ短い余生を送ることになる。グレイ・ウォーデン以外にその真の姿を知る者はいないという




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(2011年 1月 24日)

[Reported by 佐藤カフジ]