HUE、新作MMORPG「AIKA ONLINE」記者発表会を開催
育成できる少女「PRAN」や2,000人規模の対人戦を実現する軽妙なMMORPG

9月18日開催

秋葉原UDX



キャンペンガールに挟まれた運営、開発の面々。左から、HUEマーケティングチームアライアンスマネージャーの上村健太郎氏、HUE代表取締役CEOのキム・ユラ氏、ジョイインパクトの「AIKA」開発チームチーム長 Jerry Chung氏、HUE運営事業本部本部長の草葉隆和氏

 ハンビットユビキタスエンターテインメント(以下、HUE)は、同社が運営するWindows用新作MMORPG「AIKA ONLINE(エイカ オンライン)」の発表会を秋葉原UDXで行なった。「AIKA ONLINE」は「WYD」シリーズの開発で知られる韓国のジョイインパクトが開発したMMORPG。低スペックでも動くクライアントで1,000人対1,000人の大規模戦争が楽しめるのが特徴。また「PRAN(プラン)」という女の子の姿をした妖精を育成して共に戦うことができるのがポイントだ。

 日本では2009年12月から正式サービスを予定している同作。カンファレンスでは、HUEの代表取締役CEOキム・ユラ氏や、ジョイインパクトのエイカ開発チーム長 Jerry Chung氏らが作品の魅力を紹介した。HUEが「グラナダ・エスパダ」に続く大黒柱にしたいと意気込みを見せた「AIKA ONLINE」のカンファレンスをレポートすると共に、きになるサービスのスケジュールについても紹介する。



■ 日本を強く意識して作られたタイトル。CBTの応募は10月20日から

「AIKA ONLINE」を野球に例えて説明したキム・ユラ氏。野球の大ファンだが、多忙のためまだ東京ドームには行った事がないらしい
育成系シミュレーション「プリンセスメーカー」から大きな影響を受けたというJerry Chung氏
CBTは11月から、早ければ12月に正式サービスが開始される予定だ

 「AIKA ONLINE」は創造の神「エイカ」によって創られた「アルカン」という大陸を舞台に、モンスターを倒したり、1,000人対1,000人という史上最強の大人数対人戦や、サーバー内のチャンネルを国家に見立てた国家間戦争が楽しめるMMORPG。またペットのようにプレーヤーと行動を共にする「PRAN」という妖精を育成していくことができる。また、プレーヤーとの会話や親密度によって性格や外見が変化していく「PRAN」という妖精を育てる育成要素もある。

 韓国ではすでに2008年12月から、台湾でも2009年6月から正式サービスが始まっている。スペックの低いノートPCでも動くクライアントの軽さが魅力で、幅広くたくさんのプレーヤーが楽しめるゲームだ。

 HUEの代表取締役CEOキム・ユラ氏は、冒頭の挨拶で「AIKA ONLINE」が「グラナド・エスパダ」と共に同社の4番バッターになって欲しいと、野球に例えて抱負を述べた。そして現在同社では2番バッター、3番バッターに当たるゲームの準備も進めており、監督していいチーム作りを心がけていきたいと同社の取り組みを説明した。

 韓国から来日した、ジョイインパクトの「AIKA」開発チームのJerry Chung氏は、「AIKA ONLINE」については、開発当初より日本のユーザーを意識しており、日本のユーザーが好むようなグラフィックスや要素を入れたと説明。さらに、韓国や中国には入っていない、日本向けの新たなシステムも現在準備中であることを明らかにした。

 気になるサービスの日程は以下の通りだ。順調に行けば、年末には正式サービスが開始されることになる。課金方式は、基本料無料のアイテム課金となる。クローズドβテストの参加人数は数千人規模の予定。本誌でも特別枠を確保する予定なので、楽しみにしておいて欲しい。

●サービス開始予定

クローズドβテスト応募:10月20日~11月9日
クローズドβテスト:11月中旬
(レベルキャップ制限、国家戦争のテスト)
オープンβテスト:11月下旬
(レベルキャップ制限、戦争コンテンツの一部開放、CBTを反映したバランス調整)
正式サービス:12月中旬(予定)
(レベル制限開放、課金アイテム実装、戦争コンテンツ全開放、バランス調整)



■ キャラクターボイスには人気声優を起用。基本システムを紹介

 「AIKA ONLINE」でプレーヤーが選べるクラスは全部で6種類。「ウォリアー」なら男性、「クルセイダー」なら女性とクラスごとに性別が決まっている。日本版のボイスは、第一線で活躍中の人気声優が担当している。各クラスの説明と担当声優は以下の通りだ。

ウォーリアー(CV:田中譲治)
グレートソードを使った近接攻撃を得意とする。男性タイプのみ。


クルセイダー(CV:高垣彩陽)
攻守に優れた剣士で、ウォーリアーと共に最前線で戦う。女性タイプのみ。


スナイパー(CV:鈴村健一)
後方から攻撃を行なう支援型のクラス。男性タイプのみ。


デュアルガンナー(CV:沢城みゆき)
2丁拳銃で素早い攻撃を行なう中距離タイプのクラス。女性タイプのみ。


ナイトマジシャン(CV:千葉一伸)
遠距離からの攻撃魔法を使う攻撃特化クラス。男性タイプのみ。


プリースト(CV:伊藤かな恵)
回復魔法や補助魔法を使う後方支援クラス。女性タイプのみ。


攻撃モーションは躍動的で派手なものが多い



■ 一緒に過ごすことで成長し、変化していく少女形ペット「PRAN」

ぬいぐるみを連れた幼年期の「PRAN」
「PRAN」は妖精期~幼年期~青年期~完全体という4段階に成長する

 “共に戦い、育つ”という本作のコンセプトを象徴する存在が「PRAN」だ。「PRAN」は「Princess of Air Nymph」の略で、この世界を作った神「エイカ」によって生み出された妖精のような存在。プレーヤーはゲームの序盤に聖なる誓約によって「PRAN」を手に入れることができる。

 手に入れたときには輝く小さな妖精の姿でプレーヤーの周りを飛んでいるが、成長するにつれて人間のような姿になっていき、妖精期~幼年期~青年期をへて完全体になる。成長過程でプレーヤーとの会話や親密度によって分岐していき、青年期には6つの性格に分岐する。

 少女タイプの育成要素というと、既にサービスを開始している「プリウスオンライン」が思い浮かぶ。Jerry Chung氏は「プリウスオンライン」との大きな違いは「PRAN」の成長にあると言う。過去のカンファレンスで、日本の育成系ゲーム「プリンセスメーカー」に大きな影響を受けたというJerry Chung氏。「PRAN」は3つの段階を経て、最終的に成体に成長する。一緒に戦えるというだけでなく、その成長を楽しめるという部分が「PRAN」の魅力なのだ。

 ボイスを担当しているのは「けいおん」の「平沢唯」役で人気急上昇中の豊崎愛生さん。成長深度や性格に合わせて別のボイスが用意されているので、すべてを合わせると300以上のパターンがあるのだとか。また、着せ替えや髪型の変更もできるので、「PRAN」に好きな衣装を着せるのも楽しみの1つだ。将来的には日本オリジナルの衣装も入れていきたいとのことだ。食事はどうするのかなど、さらに詳細な成長要素については、今回は語られなかった。


プレーヤーを応援しつつ、一緒に戦ってくれる
成長による変化で自分だけの「PRAN」を育てよう


■ 国を治め、国同士で覇権を争う2つの大規模戦争システム

チャンネル(国)を所有する「マーシャル」を決める「攻城戦」
「攻城戦」の勝利者だけが「聖物」を奪い合う資格を得る

 「AIKA ONLINE」では、チャンネルを国に見立てており、1つのワールドに5つのチャンネル、つまり5つの国が存在する。国ごとに最高支配者の「マーシャル」が存在していて、プレーヤーが「マーシャル」になれば様々な特典が付与される。この「マーシャル」の地位を奪い合うのが「攻城戦」だ。「攻城戦」は「騎士の城(クロック・ド・シュバリエ)」という特別なマップで行なわれ、タイムアタック形式で、最初に城の中央にあるモニュメントを占領した勢力が「マーシャル」になれる。参加する「ギルド」は事前に同盟を組むなどして、最大で5つの「ギルド」による同盟が組める。

 「国家戦争」は「攻城戦」に勝利して「マーシャル」になったギルドが、自国のために他国の「聖物」を奪いにいくことで発生する。「聖物」を奪われるとペナルティが発生するので、奪われた国の「マーシャル」はまた別の国を攻めて、その国の「聖物」を奪うという仕組みだ。個人でも戦争に参加することはできるが、「ギルド」に入っていた方がより能動的に戦争を楽しむことができるシステムになっている。



■ Twitterや「はんびっとちゃんねる」で情報を発信

 「AIKA ONLINE」ではユーザーがゲーム外でコミュニケーションを図れる場をいくつも用意している。その中の1つが、ユーザー専用のSNSだ。これは「AIKA ONLINE」のユーザーのみが使用できるサービスで、携帯電話から見られるモバイルSNSになる予定だという。

 また、現在ニコニコ動画の中にある「はんびっとちゃんねる」の中で、「AIKA ONLINE」の戦争にフォーカスした放送を配信していく。「はんびっとちゃんねる」はニコニコ動画の会員であれば誰でも無料で見ることができるサービスだ。今後はユーザーコミュニティへの取材映像や、トッププレーヤーへの密着動画取材、君主インタビューなどゲーム世界で取材した映像なども配信していく予定だ。

 さらに本日よりTwitterでスタッフのひとことコメントが配信される。メンテナンス中のちょっとしたお知らせなど、複数のスタッフが様々な情報を書き込む予定なので、ぜひチェックしてみて欲しい。


多彩なコンテンツを通じて情報が発信されていく予定だ


■ カジュアルな層でも楽しめる軽妙だが本格的なMMORPG

 開発当初より日本市場を強く意識して作られたゲームというだけあり、プレーヤーキャラクターのグラフィックスや「PRAN」のデザインなどは、日本人に喜ばれそうだ。「PRAN」はカンファレンスの映像だけでも実に多彩なデザインが披露された。「PRAN」の着せ替え集めはかなりプライオリティの高い目標になりそうだ。

 また、2,000人が参加可能な大規模戦争も注目だ。国の支配者を決める「攻城戦」や、「聖物」を奪い合う「国家戦争」が日本人にどう受け入れられていくかが気になる所だ。戦争や対人コンテンツにあまり興味がない人には、巨大なボスを倒すレイドも用意されているので、そちらで協力プレイを楽しむことができる。今回のカンファレンスでも巨人のようなボスを倒すレイドがムービーで紹介されていた。

 キム・ユナ氏は「AIKA ONLINE」が日本のオンラインゲーム市場を盛り上げてくれるタイトルになると信じていると語った。軽いクライアントで誰もが気軽に参加でき、TwitterやモバイルSNSで気軽にコミュニケーションが取れるなど、カジュアルな客層をターゲットにしつつも、MMORPGに求められる要素はしっかりと作りこまれている本作。オンラインゲームに慣れている層だけでなく、これが初めてのオンラインゲームとなる層をどの程度引きつける事ができるかが勝負になるだろう。


「PRAN」と一緒に戦いながら、家族のように成長を見守る

低スペックでも動くとは思えないグラフィックスで迫力ある戦闘を楽しもう

(c)2000-2009 JOYIMPACT Co.,LTD/Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.

(2009年 9月 18日)

[Reported by 石井聡]