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イヤホンメーカーのAZLAからガスケットマウント&ミラープレートウェイト&ホットスワップ搭載の超弩級ゲーミングキーボードが登場!【TGS2024】
2024年9月28日 00:26
- 【東京ゲームショウ2024】
- 会期
- ビジネスデイ:9月26日・27日 10時~17時
- 一般公開日:9月28日 10時~17時
- 9月29日9時30分~16時30分
- 会場:幕張メッセ 展示ホール1~11(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
イヤホンメーカーとして知られる韓国AZLAがゲーミングブランドE ZERO(エネミーゼロ)を立ち上げ、その第1弾プロダクト「OCTOPUS 8K」を東京ゲームショウに出展していた。場所は、日本の代理店であるアユートブース(09-E24)。
ゲームショウは、ゲリラ的に展示される参考出展が楽しみのひとつだ。メーカーは、貴重なテストマーケティングの機会にして、ユーザーやメディアからフィードバックを得て、商品開発に役立てて行くわけだ。
「OCTOPUS 8K」は、ポーリングレート8,000Hzを誇るゲーミングマウス。名前の由来はポーリングレートから来ている。ブースには実機が2台展示され、実際にPCに接続してその打鍵感を確かめることができたが、ここまで変なキーボードは見たことがないと言い切れるぐらいユニークなキーボードだった。
フルストロークのテンキーレスキーボード。開発機材を韓国から直送したということで、ハングル仕様となっていた。ここまでは普通だ。カラーリングがやや奇抜だが、こういうキーボードはなくはない。ただ、実際に手に取ってみると、その異常さに気づく。
まず信じられないぐらい重い。1700gもある。キーボードの標準的な重量は、フルサイズで1000g、80%で800g、60%で600gぐらいだ。「OCTOPUS 8K」がいかに重いかがわかるだろう。
この重さの理由は、ボディに全面アルミニウムを採用しており、背面にはミラープレートウェイトを埋め込んだことによるもの。つまり、機能を詰め込んだ結果うっかり重くなったのではなく、積極的に重くしているのだ。担当者によると、重さこそが打鍵時の安定感をもたらすため、徹底的に重くしたという。ちなみにプレートウェイトがミラー仕様なのは、カッコイイからだという。ちなみに重すぎるためか、高さ調節機構はない。
キースイッチはCHERRYのMX2Aスピードシルバー軸、キーキャップはダブルショットPBTを採用。このあたりは標準的といえるが、本製品の最大の特徴はガスケットマウントを採用しつつ、トップマウント構造を採っており、ガパッと開けて内部をカスタマイズできるところだ。
ガスケットマウントの高さのほか、ホットスワップ方式により、キースイッチごとカスタマイズ可能な設計になっている。筆者が触ったモデルは、ガスケットマウントが一番下に、つまり硬めに設定されており、カツーンと押し切った先に、ガスケットマウントらしいふっくらとした吸収感を感じることができる。
第一弾からフルカスタマイズ可能というのは、いかにもハードルが高そうだが、エネミーゼロ(敵なし)というブランド名からもわかるように、最初からハイエンド路線で攻めていくようだ。
気になる発売時期については、来年春頃の発売を予定。価格については2万円台後半を目指しているということだが、これだけ多機能だと、その枠内に収まるか心配だ。一般公開日もアユートブースで体験できるので、時間があれば寄って見ては如何だろうか。