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ミスると巨大女子に握りつぶされて即死。新作インディー「SAEKO: Giantess Dating Sim」を試遊【#TGS2023】
2023年9月22日 13:03
- 【SAEKO: Giantess Dating Sim】
- 2024年内 発売予定
- 価格:未定
背の高い女の子が登場する作品はここ数年で少しずつブームが来ているように感じる。やや幼い見た目の男の子と背の高いヒロインというカップリングはマンガを中心に人気になりつつある。
そんな近年の密かなブームの影響を感じさせるインディーゲームが「SAEKO: Giantess Dating Sim」だ。タイトルにも“Giantess”と入っていることからわかるように登場するヒロインの冴子はとても大きい。なんとプレーヤーは彼女の親指ほどのサイズであり、比較にならないほど大きいのである。本作ではそんな彼女とのやり取りが描かれることとなる。
SAFE HAVN STUDIOが開発する作品で、PC版の発売へ向けて制作が進められている。東京ゲームショウ2023では本作の一部分が体験でき、ブースにて試遊可能だ。ゲームとしては主に昼のパートと夜のパートが存在。昼は主人公のリンをはじめとした小人たちの物語が描かれ、夜は冴子と1対1での会話パートが展開される。
いずれのパートも基本的には最適な選択肢を選んでいくアドベンチャーゲームであり、昼のパートでは登場人物たちにアイテムをドラッグ&ドロップで渡す要素なども存在する。
物語としては主人公を含む小人たちは冴子に食べられる運命にあるようだ。机の中で生かされており、主人公は夜になると冴子につまみ出され、彼女との会話パートがスタートする。この世界の詳細については細かく明かされないが、冴子に歯向かったり、そこから逃げ出すことができず、監禁されているような形だ。
そして夜のパートでは自分だけが机の上へとつまみ出され、彼女との会話がスタートする。基本的には彼女が話す当たり障りない会話に「うん」や「いいえ」など簡単な反応を返していく。彼女がこちらに質問を投げかけてくることもあり、その際には適切だと思う選択肢を選ぶ必要がある。すべての会話に反応をする必要はないが、特定の会話に反応をしないと冴子に握りつぶされ、直前の会話からやり直しになる。間違えたら即死という作りが極めてスリリングだ。
ほぼ一方的な会話を聞くだけなのだが、画面上から伝わる冴子の圧倒的なサイズ感と眼力によって結構緊張する。特にどの反応を返せばいいのかがわかりにくい部分もあり、生殺与奪を握られた状態での女の子との会話という極めて奇妙なシチュエーションがゲームに落とし込まれている。インディーゲームらしいかなり尖った作品になっていた。
正直どのような展開が待ち受けているのか全く想像ができないタイトルで、小人としての生活が続いていくのか、冴子と共存できるようになるのかなど、続きが非常に気になる作品だ。冴子との一触即発のやり取りが気になった人はウィッシュリストに登録しておくといいだろう。