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「ディーヴァ STORY5 ソーマの杯(MSX2版)」がプロジェクトEGGで9月12日より配信開始

【ディーヴァ STORY5 ソーマの杯(MSX2版)】

9月12日 配信

価格:550円

 D4エンタープライズは9月12日、同社が運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」において、Windows用シミュレーション「ディーヴァ STORY5 ソーマの杯(MSX2版)」の配信を開始した。価格は550円。

 本作は、1987年にリリースされたシミュレーションゲーム。プレーヤーは、遺伝子工学の権威であり、元帝国科学技術院の顧問でもあるアクショー・ビアとなって、重要な資料と共に失踪してしまった助手のラティーの行方を追うことになる。

 ゲームシステムは、シミュレーションゲーム+アクションゲームといった内容になっており、惑星の環境整備・資源開発・技術開発・星系防衛などを行ないつつ、艦隊を移動する「戦略モード」、ターン制で艦隊同士の戦いを行なう「艦隊戦」、リアルタイムでドライビング・アーマーを駆って惑星を制圧する「惑星戦」の3つで構成されている。これら3つのモードを駆使しながら版図を広げていくことがゲームの目的となっている。

 本作は、複数の機種でリリースされたにもかかわらず、機種ごとに異なる主人公やストーリーが楽しめたり、パスワード(セーブデータ)によって他機種の主人公を自分のゲームに呼べたりするなど当時としては斬新なシステムが採用されていた。

 ゲームとしての難度は高めで、アクションシーンは手ごたえも十分ある。また条件が揃っていないと真のエンディングを見ることができないなどの要素も採用されている。

【ディーヴァ STORY5 ソーマの杯 for MSX2(DAIVA STORY5 THE CUP OF SOMA / 80's Japanese old pc game)】
【ストーリー】

 “ソーマ”………神々と清酒と呼ばれる、肉体と生命の蘇生薬。このソーマを完成させたのは、“アクショー・ビア”博士、遺伝子工学の権威である。彼は帝国科学技術院の顧問を務めていたが、帝国が“スーラ族”の遺伝子操作の研究に着手したことに反発し、その職を放棄する。惑星アルジェナを追われたアクショーは、1人、生命復活の研究に没頭していた。

 その研究の第1段階として、肉体の復活………つまり細胞の蘇生であるが、この研究については、在任中にほぼ完成を見ていた。しかし、第二段階の生命の蘇生については、その完成までに十数年の歳月を要した。

 研究が終わりに近づくにつれて、膨大な資料整理が必要となり、アクショーは“ラティー”という女の助手を雇った。彼女は帝国医科大学で遺伝子工学を専攻していたが、両親の突然の蒸発により大学を諦め、職を求めてアクショーをたずねてきた。ラティーは両親については一切語らなかったが、弟が帝国宇宙軍士官候補生であることから、その身元は確かなものと思われた。彼女は非常によく働き、アクショーを助けてきたが、しだいにその素行に異常が認められ始めた。時として記憶を失い、錯乱状態に陥るようになった。そしてある日彼女は、完成した総ての資料とともに、アクショーの前から姿を消してしまった……。