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【gamescom2023】ミュータントを味方に再構成して戦うルートシューティング「SYNCED」

【「SYNCED(シンクド)」PC版】

9月8日 配信予定

価格:基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)

 Level Infiniteは、ドイツで開催されているgamescomに、プレイステーション 5/Xbox Series X|S/PC用SFシューター「SYNCED(シンクド)」を出展した。

 「SYNCED」はFPSにハスクラ要素を組み合わせたルーターシューターゲーム。舞台は「大崩壊」という世界的大災害が発生した後の未来。ナノというテクノロジーが暴走し、人間を化け物に変えてしまった地上で、プレイヤーはナノとシンクロする特殊な能力を持つ「ランナー」として、メリディアンと呼ばれる封鎖区域の中でナノとの戦いに挑む。

 gamescomの企業ブースにあるLevel Infiniteには、巨大な等身大のコンパニオン・ナノもお目見えし、多くの人が試遊の行列に並んでいた。今回はプレイしたインプレッションを含めて、本作の概要を紹介したい。

gamescomのLevel Infiniteブースにある「SYNCED」の試遊コーナー
記念撮影用の実物大コンパニオン・ナノも登場

PvEコンテンツ「デッド・セクター」をプレイ

 ナノとシンクロする特殊能力を持った「ランナー」。初期に使えるのはファイアグレネードを使う短距離に強い「デッドカット(リチャード・ドーソン)」、遠距離からの射撃が得意な「グローリー・ザオ」、ヒーリング能力を持つ「Dr.ストーン(モンゴメリ・ストーン)」の3種類。ゲーム内や課金で解放することになるのが「パク・ハクン」、「カロリーナ・ラーニャ」、「レイラ・カリド」。

 今回は3人パーティで挑む「デッド・セクター」というPvEコンテンツを試すことができた。スタッフがヒール能力を持つDr.ストーンを選択し、体験したライター2名はグローリーで挑戦した。今回の目的は奥にいるタイラント・ナノというボスの攻略だ。

キャラクターとコンパニオン・ナノの愛称を考えつつ種類を選択

 本来の大きな特徴は、敵であるナノとシンクロして味方として再構成できることだ。敵の中に混じっているナノ・プライムを倒すと、消えずにそのままうずくまる。そこに近づいて、ナノ・プライムを吸収すると敵は分解してプレイヤーの中に取り込まれていく。その材料を使って、味方として戦闘に同行してくれるコンパニオン・ナノを生み出すことができる。

 コンパニオン・ナノの種類は現在のところ4種類。盾タイプの「ガーディアン」、近接攻撃をする重量タイプの「クラッシャー」、巨大なレーザー大砲を持つ射撃の名手「サプレッサー」、レーザーによる攻撃と敵の位置などを探索する機能を持つ「シアー」。どのコンパニオンにするかは、コンテンツに入る前に選択する。

 3人パーティが全員コンパニオン・ナノを出すには、3体のナノ・プライム必要になる。「デッド・セクター」の序盤には、何度もナノ・プライムが出現するので、それを順番にシンクロしていくことになる。

 コンパニオン・ナノは普段は右腕にまといつくように収納されている。キーボードの場合「Q」ボタン2度押しで腕から離れて、プレイヤーと白いラインでつながった人型になる。動きは基本的にはオートで、遠く離れてしまった時には「Q」を押せば追いかけてくる。筆者が試遊したグローリーは素早く前方にダッシュするスキルを持っており、位置取りを変えつつ戦うようなキャラなのだが、連れているサプレッサーは、敵から距離を取りつつ定点から攻撃を繰り出すタイプなので、かなりコンパニオン・ナノとの距離が離れてしまうこともあった。そんな時、「Q」ボタンで後ろからついてくるナノはペットのようでかわいくもあった。

 同じグローリーを使ったもう1人の参加者はガーディアンを使っていたが、自キャラとコンパニオン・ナノの相性や、ステージの特性、パーティでの連携を考えつつ、どのコンパニオン・ナノを選ぶかを考えるのも楽しみといえそうだ。

ストーリーをアンロックしたり、PvPをしたりと遊び方もいろいろ

 本作はハック&スラッシュ要素があり、コンテンツ内でMODという強化要素を購入してキャラクターをカスタマイズしていく。この時の強化はコンテンツが終了するとリセットされるので、毎回違うビルドを試すことができる。中には、効果が永続するMODもある。また戦闘中にナーヴァという物質を集めて持ち帰ることで、拠点で装備をカスタマイズすることができる。

 プレイのメインとなるのはPvEだが、強化したキャラクターでチームを組んで戦うPvPコンテンツも用意されている。また、ミッションを進めていくことで、少しずつ明らかになっていくストーリーがあり、このストーリーをアンロックしていくことも遊び要素となっている。

 将来のアップデートでは、ナノの種類を増やしたり、また9人で戦うようなバトルコンテンツの予定もあるようだ。