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今日マチ子氏の戦争漫画「cocoon」がNHKにて2025年夏にアニメ化決定

【アニメ「cocoon」】

2025年夏 放送予定

アニメ「cocoon」ティザービジュアル

 戦後80年となる2025年の夏に、漫画「cocoon」がNHKにて特集アニメ化されることが決定した。

 「cocoon」は、戦後65年の2010年に発表された、今日マチ子氏による戦争漫画。主人公・サンをはじめとする仲間たちが、凄惨な世界と自己の少女性の狭間で揺れ動く様子を抒情的に描き出している。

 アニメ「cocoon」は、元スタジオジブリの舘野仁美氏がアニメーションプロデューサーを務め、アニメーション制作を「ササユリ」が担当する。舘野仁美氏は、「となりのトトロ」以降、数々の宮崎駿氏・高畑勲氏作品にメインスタッフとして参加したほか、NHK連続テレビ小説「なつぞら」ではアニメーションを監修した。

アニメ「cocoon」ロゴ
ラフスケッチ サンとマユ

アニメ「cocoon」概要

放送予定:2025年夏
原作:今日マチ子氏「cocoon」(2010年文化庁メディア芸術祭審査員会推薦作品)
アニメーションプロデューサー:舘野仁美氏
アニメーション制作:ササユリ
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK

漫画「cocoon」

著者:今日マチ子氏
書籍扱いコミックス:定価1,045円
秋田文庫:定価583円

□秋田書店「cocoon」のページ

【あらすじ】

 シマいちばんの女学校に通う主人公・サンらは、クラスメイトとともに学徒隊として戦地に赴く。戦況の悪化とともに、ひとり、またひとりと仲間を喪っていく中、世界の凄惨さと自己の少女性との狭間でサンは……。

【今日マチ子氏プロフィール】

 漫画家。1P漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」の書籍化が話題に。4度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。戦争を描いた「cocoon」は「マームとジプシー」によって舞台化。2014年に手塚治虫文化賞新生賞、2015年に日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門を受賞。「みつあみの神様」は短編アニメ化され海外で23部門賞受賞。コロナ禍の日常を絵日記のように描いた「Distance わたしの#stayhome日記:」は2022年1月に「報道ステーション」にて特集で紹介、2023年4月から町田市民文学館ことばらんどにて「今日マチ子『わたしの#stayhome日記』2020-2023展」を開催。近著に「From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023」。