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「アルプスの少女ハイジ」がR18映画に! 映画「マッド・ハイジ」7月14日より公開決定

禁制ヤギチーズ売買でペーターは処刑。おじいさんは爆死。ハイジの戦いが始まる

【映画「マッド・ハイジ」】

7月14日 公開予定

 映画「マッド・ハイジ(原題:MAD HEIDI)」が7月14日より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開される。合わせて、予告編やポスターなどが公開された。

 「アルプスの少女ハイジ」は、これまで幾度となく映像化されてきたヨハンナ・シュピリ氏の児童書。1974年に放送された高畑勲氏と宮崎駿氏によるTVアニメは、日本やヨーロッパを含む世界各地であらゆる世代を超えて愛され続けている。

 「マッド・ハイジ」は、このスイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジしたエクスプロイテーション映画。世界19カ国538人の映画ファンによるクラウドファンディングで、約2億9千万円もの資金を集めたことも話題を呼んだ。

 配給会社は、この映画がR15になるよう修正を入れようと試みたが、過激なシーンが画面一杯に本編で随所に繰り広げられているために、修正を断念したという。本作では、アニメ版のおなじみのシーンの数々を再現するなど、日本へのリスペクトも随所に感じられる仕上がりとなっている。

予告編解禁!

 今回、解禁された予告編では「平和なスイス」・「美しき山々」・「美味しいチーズ」・「そして、スイスと言えばこの方」とハイジとスイスの素晴らしさが次々と映し出され、年頃になったハイジと、その恋人である黒人男性・ヤギ飼いのペーターが紹介される。

 その後、体を真っ二つにたたき切ったり、引き裂いたりと過激な暴力描写が続き、本編ではR18という年齢制限がかけられているが、予告編においても自主規制が施されている。「うまいチーズと言えば、焼きチーズに限る」と強面アルムおんじが渋く盛り上げ、「俺の下半身がヨーデルを奏でてる」と最低の下ネタで締めくくられるというむちゃくちゃな展開となっている。実際の本編は字幕版のみの上映となるが、予告編は字幕版と吹き替え版も楽しむことができる。吹き替え版予告編には、ハイジ役を声優の内田真礼さんが演じている。

【【公式】映画『マッド・ハイジ』予告編解禁! 『アルプスの少女ハイジ』が18禁で帰ってきた! 2023年7月14日(金)公開】
【【字幕版】映画『マッド・ハイジ』予告編解禁!『アルプスの少女ハイジ』が18禁で帰ってきた! 2023年7月14日(金)公開】
【ストーリー】

チーズ製造会社のワンマン社長にしてスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後。アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失ったハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか!?

出演者を紹介

 独裁者マイリ役には「スターシップ・トゥルーパーズ」の主人公ジョニー・リコ役でも知られるキャスパー・ヴァン・ディーンさん、そして「グラディエーター」や「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」に出演したデヴィッド・スコフィールドさんが“アルムおんじ”ことハイジのおじいさんに扮するなど、B級を超えた豪華なキャスティングとなっている。

ポスターや前売り券情報も解禁

 今回解禁されたポスターは、これまでの「ハイジ」らしくスイスの美しい山々、たくさんのチーズ、そして「ハイジ」とは程遠い要素で構成されている。センターには返り血を浴び、甲冑をまとった美少女、そして少女の左隣には、眼帯をして銃を構えた老人、右センターにはスイスの鮮やかな民族衣装を身にまとった黒人男性の姿も見える。その左下には暗い表情の囚人服を着た女性、そして左下にはモルゲンシュテルン軍司令官クノール、右上にはスイス大統領のマイリという、すでに本家本元の「ハイジ」とは距離感のある完成度となっている。

 前売券と前売り特典の情報も解禁された。前売券は上部が半円型のチケットを採用。裏面には本作の「過激度」、「血しぶき度」、「スカッと度」、「この映画ムリ」といった項目を記録することができるようになっている。前売り券は、当日一般1,900円のところ、1,500円で購入することができる。劇場窓口で購入すると、「『マッド・ハイジ』ロゴ入りオリジナル缶バッジ」が数量限定で配布される予定。4月22日より劇場窓口及びメイジャーHPにて販売される。

映画「マッド・ハイジ」

7月14日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー

監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
製作:ヴァレンティン・グルタート
エグゼクティブ・プロデューサー:テロ・カウコマー「アイアン・スカイ」
出演:アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド、アルマル・G・佐藤
(敬称略)

2022|スイス|92分|スコープサイズ|5.1chデジタル|MAD HEIDI(英題)|配給:ハーク/S・D・P|R18