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「金曜ロードショーとジブリ展」東京と富山で開催決定
「風の谷のナウシカ」に登場する“腐海“を表現した空間などが登場
2023年3月24日 13:46
- 【金曜ロードショーとジブリ展】
- 東京展:6月29日~9月24日 予定
- 富山展:10月7日~2024年1月28日 予定
日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」のヒストリーを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が東京と富山で開催される。東京展は6月29日から9月24日、富山展は10月7日から2024年1月28日までの予定。さらに来春以降、全国各地での巡回も予定されている。
1985年に始まった「金曜ロードショー」は、翌1986年に「風の谷のナウシカ」(1984年、宮﨑駿監督)を初放映(※)して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきた。
本展では、放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせる。また 「風の谷のナウシカ」に登場する“腐海”を表現した空間「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」、映画の世界に飛び込めるようなフォトスポットも設置され、スタジオジブリ作品の世界観を楽しめる。
開催概要
東京展
日程:6月29日(木)~9月24日(日)
会場:天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALL
チケット:日時指定、詳細は後日発表
主催:日本テレビ/金曜ロードショーとジブリ展製作委員会
富山展
日程:10月7日(土)~2024年1月28日(日)
会場:富山県美術館
チケット:日時指定、詳細は後日発表
主催:富山県、金曜ロードショーとジブリ展富山展実行委員会
(富山県美術館、北日本放送、北日本新聞社)
特別協賛:au(KDDI)
協賛:寺田倉庫(東京展)/図書印刷
特別協力:スタジオジブリ
風の谷のナウシカ 王蟲の世界
金曜ロードショーとスタジオジブリのヒストリーの原点である「風の谷のナウシカ」(1984年、宮﨑駿監督)。本展では、造形作家の竹谷隆之氏らが作成した造形物をもとに、映画に登場する“腐海”をリアルに表現していく。圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ空間を堪能できる。
造形した腐海や王蟲たちを観ていただくことによって、“ちょっとコワいものでも観察すると面白い”とか、“作ることの楽しさ”がみなさんに伝わって、何か良いことのキッカケになれると幸せだなあ……と、僭越ながら思っています。
音と光に包まれる ジブリの幻燈楼
2018~2019年に開催された「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が登場する。「幻燈」とは、フィルムや造形物などに強い光を当てて、レンズで幕などに拡大映像を投影して見せることができる装置のこと。
ガラスの町・富山の富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修。キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を体感できる。
ポスターの主役はあなた
スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できるフォトスポットも登場。まるで架空のスタジオに迷い込んだような空間で、次々にいろいろな作品の主人公になれる。作品は後日公開される。
1985年から日本テレビ系で放送されている映画番組。1972年から放送されていた「水曜ロードショー」の放映曜日が金曜日に移ったのを機に、名称を変更しあらたにスタート。1986年に「風の谷のナウシカ」(1984年、宮﨑駿監督)を初放映(※)して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映。1997年から2009年までは、スタジオジブリが制作したオリジナルのムービー(音楽:久石譲氏)がオープニングを飾った。キャラクターの“フライデーおじさん”は宮﨑駿監督が生み出し、「耳をすませば」を監督した近藤喜文氏が仕上げたものとなっている。
※「風の谷のナウシカ」の初放映は1985年、日本テレビの特別番組
©Studio Ghibli