ニュース

40年近くの時を経て「ルナ先生」ここに復活! 漫画アプリ「コミックDAYS」にて「いけない!ルナ先生R」連載開始

【いけない!ルナ先生R】

2月14日配信スタート

 講談社は漫画アプリ「コミックDAYS」にて2月14日よりコミック「いけない!ルナ先生R」の配信を開始した。第1話は無料公開。2月28日までは毎週、以降は隔週火曜日正午に新たな無料話が更新される。現在は2話まで配信されている。

・作品1話のページ

 本作の原作となる「いけない!ルナ先生」は1986年から月刊少年マガジンで連載されたコミック。作者は上村純子氏。アルバイトで塾の講師をしている女子大生・葉月ルナが、同居人で落ちこぼれの中学生・神谷わたるのために、毎回エッチな授業を考えてわたるを助けていくというストーリー。この時代はラブコメから発展した"お色気漫画"全盛期であり、その中でも「いけない!ルナ先生」は大きな人気を博し、全5巻の単行本は累計200万部の大ヒットを記録した。

1986年から月刊少年マガジンで連載された「いけない!ルナ先生」は、当時流行していた「お色気漫画」の代表的な作品

 しかし1990年の強引に進められた「有害コミック騒動」で対象作品に指定され、単行本は出荷停止・絶版となってしまった。本作は1994年には松文館より成年指定のコミックとして復刻されたが、作者は巻末で少年の憧れがテーマである本作が成年コミックとして出版しなくてはならなかった事への抗議も描いている。現在「いけない!ルナ先生」は全年齢向けの電子書籍として購入できる。一方で、同作者のもう1つの人気作であり、この騒動で最終巻が発売されなかった「1+2=パラダイス」は電子書籍化されていない。

 「いけない!ルナ先生R」は、作者は「ぼーかん/上村純子」となっており、ぼーかん氏がコミックを担当、今風の絵柄でありながら、「わたるが死んじゃう!」、「わたるのためだもん、がまんしなくちゃ」などおなじみの台詞やシーンが展開し、エッチな個人授業を行っていく。「コミックDAYS」は17歳以上を対象としたサービスであるが、原作の少年向けお色気漫画のノリを忠実に踏襲している。40年近くの時を経て、本作はどのように読者に受け入れられるだろうか?