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フロム・ソフトウェア、SIEとTencentとの第三者割当増資を発表

SIEは持株比率14.09%に。自社による開発・販売体制強化のため約364億円を調達

8月31日 発表

 KADOKAWAは8月31日、子会社のフロム・ソフトウェアについて、中国Tencentの子会社Sixjoy Hong Kongとソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)を割当先とする第三者割当による新株式の発行を発表した。資金調達額は約364億円で、これによりフロム・ソフトウェアの持ち株比率はKADOKAWAが69.99%、Sixjoy Hong Kongが16.25%、SIEが14.09%となる。

 今回の第三者割当は主に資金調達を目的としており、KADOKAWAは「今後さらに多くの強力なゲームIPの開発に自ら積極的な投資を行ない、その創出・開発力の強化を図るとともに、成長著しい世界市場における自社パブリッシングの範囲拡大に向けた体制の構築を目指す」と説明している。

 さらにSixjoy Hong KongとSIEを割当先としたのは、上記目的に加えて「ゲームIPの世界市場でのメディアミックス戦略の強化とユーザー層の拡大を図るため」とした。

 なおKADOKAWAは、2021年2月にソニーとの長期的な関係強化、アニメ・ゲーム分野における新規IPの創出及び既存IPの活用最大化を目的として、ソニーを割当先とする第三者割当増資を実施。さらに2021年10月にはSixjoy Hong KongおよびTencent Japanとアニメ・ゲーム分野での両社共同の取組強化を目的に資本業務提携に係る契約を締結している。

■「連結子会社の第三者割当増資に関するお知らせ」のページ