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「ここでSANチェック!」、アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS(仮)」が2022年内にリリース予定

【クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS(仮)】

2022年内 配信予定

価格:無料(アプリ内課金)

 KADOKAWAは、iOS用クトゥルフ神話TRPGのルールブックアプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS(仮)」を2022年年内にリリースする。無料で配信され、アプリ内課金が設定される。

 「クトゥルフ神話TRPG」は、数人でルールブックやキャラクターシートを用いて遊ぶ「テーブルロールプレイングゲーム」の中で日本でも人気の高い作品の1つ。1981年にアメリカのケイオシアム社が発売し、何度かルールブックの改訂が行なわれ現在は7版となっている。

 ゲームのテーマとなる「クトゥルフ神話」は、H・P・ラグクラフトの小説から始まり様々な作家によって作られた独特の神話体系。人間の能力ではすべてを理解することができない深遠なる宇宙へとつながる「コズミックホラー」は、科学技術の発展・一般化していく世界において魅力的なテーマだった。クトゥルフ神話は現在でも様々な作家が自身の作品世界に取り入れ、発展、進化、分化し続けている。

KADOKAWAの出版や積極的なプロモーションで、「クトゥルフ神話TRPG」は現在でも新たなファンを獲得し発展している

 1981年当時のTRPGはファンタジー世界が中心で、クライマックスは巨大な敵との対決というのがパターンであった。しかし「クトゥルフ神話TRPG 」ではプレーヤーキャラクターは一般人、怪物の姿を目にしただけで"正気度(Sanity)"を失ない、狂気に陥いってしまう。あまりに恐ろしい恐怖の根源に非力な人間がどう立ち向かうか、という新しいゲーム性を提示した。ミステリー、ホラーなど、「クトゥルフ神話TRPG」だからこそできるストーリーテリング、ロールプレイングがあり、TRPGの枠を広げた作品なのだ。

 アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS(仮)」はルールブックや各種ソースブックを1つにまとめた上で、検索やメモ機能などアプリならではの便利な機能も搭載。一般的な電子書籍の使い勝手を大きく上回る、新たなアプリとなるという。今後プレーヤーのTRPGライフを支え、よりクトゥルフ神話TRPGの楽しさを世の中に広めていきたいというのが開発の理念となる。具体的な仕様は今後とのことで、続報に期待したい。