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文化庁、「メタルギア」や「デススト」で知られる小島秀夫氏を芸術選奨 文部科学大臣賞に選出!

「ゲームでのみ可能な方法で世界を示し続けてきた」として

3月9日 発表

 文化庁は本日3月9日、令和3年度(第72回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の受賞者を発表した。

 文化庁では、芸術各分野において優れた業績を挙げた人物や新生面を開いた人に対し、芸術選奨文部科学大臣賞および新人賞を贈っている。本日3月9日に令和3年度の受賞者が発表され、メディア芸術部門の新人賞受賞者にKOJIMA PRODUCTIONSの小島秀夫氏が選出された。贈賞理由も発表されており、アクションゲーム「DEATH STRANDING」の成果が挙げられている。

 具体的には、「『DEATH STRANDING』は、規模の大きさ、作り込みの深さ、クオリティの高さは、もちろんだが、その上で作家性が発揮された『顔』の見える作品であることに感動するのだ。大災厄によって崩壊したアメリカを舞台に『運び屋』となって分断された社会を繋げていくというミッションと、オープンワールド上で見えない誰かと間接的に協力するメカニクス。インタラクションのダイナミズムを、戦いではなく、繋がり(ストランド)によって体言させた。1987年の『メタルギア』から一貫して、既存のセオリーを超えるゲームでありながらゲームでのみ可能な方法で世界を示し続けてきた小島秀夫氏だからこそ到達できた境地である」という理由が述べられた。