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「サイバーパンク2077」が「第25回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門優秀賞」受賞!

「プレイする我々に、まさに今の命を考えさせる」として

3月13日 発表

 文化庁は3月13日、「第25回文化庁メディア芸術祭」において、エンターテインメント部門優秀賞の受賞作品を発表した。

 文化庁メディア芸術祭とは、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合祭。

 第25回目となる今回のエンターテインメント部門の優秀賞には、近未来を舞台に“サイバーパンク”な世界観が描かれているオープンワールドRPG「サイバーパンク2077」が選出された。

 贈賞理由について文化庁は、「『ブレードランナー』や『AKIRA』など、一時代を築いたSFの一ジャンルの名を冠する本作は、1980年代のテーブルトークRPG『Cyberpunk』シリーズが原作。サイバーパンクの特徴である身体改造。その一部がテクノロジーとして可能となり、VR、ARも含めた身体拡張が一般的となった現在。その世界観をリアルに体感できる主観視点のオープンワールドのRPGとして生まれ変わった本作は、情報公開とともに世界でも評判となり、注目を集めた。開発は『ウィッチャー』シリーズでその名を轟かせたポーランドのCD Projekt RED。ストイックにリアルを追求するスタイルの彼らが、中世ファンタジーから、現在を中心に時間軸を反転させ、未来を舞台にして選んだテーマ、サイバーパンク。どの時代にも存在する人間の本能、欲求、それによる格差、差別。それらを真正面から捉えた本作は、プレイする我々に、まさに今の命を考えさせる」とコメントしている。

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