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「ディーヴァ(PC-9801版)」がプロジェクトEGGにて配信開始

難易度高めの骨太SFシミュレーション

【ディーヴァ(PC-9801版)】

3月8日 配信

キャンペーン価格:330円(税込)

通常価格:550円(税込)

 D4エンタープライズは3月8日、同社が運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」において、Windows用シミュレーション「ディーヴァ(PC-9801版)」の配信を開始した。キャンペーン価格は330円(税込)。終了後は550円(税込)で配信される。

 本作は1988年にリリースされたシミュレーションゲーム。プレーヤーは記憶喪失の艦隊司令クリシュナ・シャークとなって、数々の敵と戦いながらナーサティア双惑星の謎に迫っていく。なお、本作は「ディーヴァ」シリーズの中では最後発となり、本作はシミュレーションに特化した内容になっている。

 4つのシナリオ、3段階の難度が用意されており、銀河マップ上で艦隊を派遣してリアルタイムの敵艦戦を行なうほか、惑星戦では敵惑星に軌道ビーム攻撃やドライビングアーマーを降下させて占領することでゲームが進行する。もちろん、それらと並行して味方の惑星で兵器の製造やプラントの建設を行なって戦力を強化することも忘れてはならない。

 ゲーム全般に渡って難度は高めとなっており、特に艦隊戦は主人公級のキャラクターでもあっさり死ぬこともあるため、撤退要請などの承認は慎重に行なうといいだろう。なお、本作ではゲーム開始時に他機種のウォーデータを入力すれば、その主人公をゲスト出演させることも可能だ。

【ディーヴァ for PC-9801(DAIVA / 80's Japanese old pc game).】
【ストーリー】

 記憶を失うということは、どんなにはがゆくそして苦しいことであろうか。それは、その当事者にしか解らない苦悩であろう。“クリシュナ・シャーク”もその苦悩を持ち合わせる1人だった。そして、更にひどいことに、彼の記憶は断片的に失われていた。もちろん、出生そして両親の記憶も一切無く、天涯孤独の身であった。ただ、彼にとって幸いであったのは、彼が一艦隊の総司令官であったということだろう。それも、帝国に属していない、彼の意のままになる艦隊である。ときおり、彼は側近に自分のことを尋ねるが、彼らの返答はいつもありふれたものであり、不安げな顔を見るにつれてそれ以上の質問をやめてしまう。

 クリシュナは、物資の補給は総て闇の市場にて行っていた。ある時、彼は闇の市場にて、“マータリ・シュバン”という海賊から、帝国の鉱石船一隻をまるごと買い受けた。しかしその鉱石船には、通常のγ2タイプではなくγ3タイプの、超高密度に加工された鉱石が搭載されていた。そして、船内に置き去りにされていた膨大な資料の中から、恐るべき情報を発見する。