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前田デザイン室が手掛ける「粗ドット」素材を無料でダウンロードできるサイト「DOTOWN」公開
約700点の粗ドット素材が完全無料・商用可で使い放題!
2022年2月2日 12:21
- 【DOTOWN(ドッタウン)】
- 2月2日 公開
NASUは、同社代表の前田高志氏が運営するオンラインサロン「前田デザイン室」より、粗いドット絵(通称「粗ドット」)素材をダウンロードできるサイト「DOTOWN(ドッタウン)」を公開した。
「DOTOWN(ドッタウン)」は、粗ドット素材をPNG形式でダウンロードできるWebサイト。公開されている粗ドット素材は、全素材、誰でも無料でダウンロード可能で、商用としても利用できる。今回、「おもろ!たのし!いいな!」を掲げる前田デザイン室から、食べ物・乗り物・人物・動物・建物・植物・季節イベント系の素材をはじめ、様々な人が楽しめるちょっとだけ遊びゴコロのある素材まで、サイトオープン時点で約700点が公開されている。
同社は、「非デザイナーの方はもちろん、クリエイターのみなさんもぜひDOTOWNの粗ドットをお使いください。『DOTOWN』がきっかけで、魅力的な制作物を作るきっかけにひいてはデザインを身近に感じていただけると嬉しいです」とコメントしている。粗ドット素材は、オープン以降も順次公開が予定されている。
【粗ドット素材ダウンロードサイト「DOTOWN(ドッタウン)」】
・全素材無料ダウンロード(データ形式:PNG)
・商用可(再配布は禁止)
・公開時素材数 約700点
・広告なし
(前田デザイン室は「仕事では味わえないクリエイティブ」を行なうコミュニティで営利目的ではないので、広告は入っていません)
□粗ドット素材ダウンロードサイト「DOTOWN(ドッタウン)」のページ
https://dotown.maeda-design-room.net/
「DOTOWN(ドッタウン)」には、粗ドットを使った使用例のページもある。素材を利用する・探すだけの単なる素材配布サイトではなく、訪問するのが楽しくなってしまう「おもろ!たのし!いいな!」なサイトを目指しているとしている。
「粗(あら)ドット」について
ゲームグラフィックの逆進化
「粗ドット」とは、可能な限り低い解像度で、究極に抽象的な表現をしたドット絵を指す。通常のドット絵は、縁取りや影のドットを用いて素材の形をわかりやすく構成されている。一方で粗ドットは、ドットの数が少ないため、縁取り・影はない。1つ1つのドットの色と配置のみで何であるかが一目でわかるように作られている。
これは、ゲームグラフィックスにおける「逆進化(=究極の抽象化)」と言える。
元任天堂デザイナー前田高志率いる「前田デザイン室」の象徴
「粗ドット」は、前田デザイン室発足時に“らしさ”を表現できる共通言語ならぬ共通絵として誕生した。前田高志氏が「粗ドット」と命名し、コミュニティ内で親しまれ続けてきた。
ドット絵は、ゲーム機で用いられている表現形態。ドット絵を進化させた粗ドットをコミュニティのメイングラフィックスに採用することで「前田デザイン室は、元任天堂デザイナー前田高志率いるコミュニティである」ことを伝えるのに適しているとのこと。
加えて、粗ドットは、規則性さえ理解すれば、あらゆるツールであらゆる人が作ることができて、クオリティの差が出にくい。大人数でものづくりをするオンラインサロンに相応しいとも言える。
粗ドットは「前田デザイン室っぽさ」を象徴してきたものであり、現在でもWebサイトや入会ページ(CAMPFIRE community)など至る所に登場する。
2月6日13時より「DOTOWN(ドッタウン)」リリース記念オンラインイベント開催
「DOTOWN(ドッタウン)」のWebサイトオープンを祝して、オンラインリリース記念イベントが2月6日13時より開催される。イベントの模様は、YouTubeにて無料配信される。「Peatix」申込ページより、参加申し込みができる。
「デザインがより身近で楽しい世界に」
このプロジェクトの前身は「前田デザイン室のInstagramを盛り上げたい」というメンバー発案でした。そこで前田デザイン室のドット絵(粗ドット)をみんなで作って少しずつ公開していくことにしました。粗ドットはドットの目が粗いため、スキル差が出にくく、世界観を再現しやすい。多種多様のメンバーが集うコミュニティとして最適でした。
どうせやるならとことんの精神で、「このドット絵を使って、将来的にはダウンロードサイトを作ろう!」と僕が提案しました。
ビジネス、学校、家での行事などイラストが必要なシーンは数知れず。誰もが過去に1度は経験したであろうレトロゲームの世界観のワクワクが生活に浸透していくきっかけになると嬉しいです。
2月2日にリリースを出したのは、2とは「ピースサイン」の意味合いがあります。ピースサイン、つまり平和。デザインでみんなが楽しく笑顔にすることが、平和につながる。この「DOTOWN(ドッタウン)」をきっかけに、デザインがより身近でより楽しい世界になっていくことを期待しています。