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ソニー、PS5の販売台数予測を下方修正

2021年度は「1,150万台にとどまる」と予測

2月2日 発表

 ソニーグループは2月2日、2021年度第3四半期連結業績概要を発表した。

 前年同期比において、売上高は13%増の3,373億円、営業利益は32%増の1,133億円となった。特に映画分野では主に「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の劇場興行収入などが牽引し、前年同期比の売上高141%の大幅増収となった。

 一方でゲーム&ネットワークサービス分野は、前年同期比の売上高は8%の減収。PS5などのハードウェアやゲームソフトの販売減少が影響したという。しかし販売費や一般管理費の減少や、“製造コストを下回る価格を戦略的に設定している”PS5の販売数が抑えられたことで、営業利益は前年同期比で121億円の増益となっている。

 PS5については、半導体不足や世界的な物流の混乱によるリードタイムの長期化によって、2021年度の販売台数は「1,150万台にとどまる」と予測。従来の目標台数だった1,480万台以上から330万台の下方修正となった。しかしながら、「PS5への強い需要に応えるため、引き続き最大限の努力を続ける」とした。

ゲーム&ネットワークサービス分野の売上高と営業利益