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松屋銀座にて、展覧会「アニメージュとジブリ展」を4月15日より開催

4つのエリア情報を公開。初期ガンプラによるジオラマ展示も!

4月15日~5月5日 開催予定

場所:「松屋銀座」8Fイベントスクエア

【チケット(入場日時指定券)】

・前売

一般 1,300円(税込)

高校生 800円(税込)

中学生 600円(税込)

小学生 400円(税込)

・当日

一般 1,500円(税込)

高校生 1,000円(税込)

中学生 800円(税込)

小学生 600円(税込)

 東京都中央区にある「松屋銀座」にて、「『アニメージュとジブリ展』一冊の雑誌からジブリは始まった(以下、アニメージュとジブリ展)」が4月15日から5月5日まで開催される。

 「アニメージュとジブリ展」は、スタジオジブリの原点を振り返る展覧会。今回初公開となる「風の谷のナウシカ」のセル画や押井守監督作品「天使のたまご」の貴重な資料など約200点以上が展示される。

 スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫氏が、月刊アニメ雑誌「アニメージュ」の編集者として活躍していた1970年代末から1980年代の時期に焦点を当て、「機動戦士ガンダム」(1979)を軸としたアニメブームから「風の谷のナウシカ」(1984)の成功、そしてスタジオジブリ誕生と「天空の城ラピュタ」制作(1986)までを紹介。当時の資料やナウシカの背景美術のセル画などを展観しながら、スタジオジブリの原点を振り返る展覧会となっている。

 公式SNSでは、展覧会に関する最新情報やグッズ・チケット情報が発信される。SNSでしか見ることのできない準備の様子や展示の裏側も公開される予定。

□「アニメージュとジブリ展」公式Twitter(@animage_ghibli)
https://twitter.com/animage_ghibli

4つのエリアと展示物を紹介

 本展覧会では1970年代末から1980年代のスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏の、“編集者”としての「もうひとつの仕事」に焦点をあて、スタジオジブリの原点を振り返る。展覧会の中でもアニメージュの流れを追う4つのエリアと展示物が公開されている。

アニメージュ誕生! 「テレビまんが」からアニメブームへ

 1970年代後半のアニメブームの勃興期を、当時のアニメ映画ポスター、アニメグッズ、セル画コレクションなどの展示から振り返る。本エリアでは、「アニメージュ」に先行して存在していたアニメ関連出版物も広く展示することで、「アニメージュ」の他にない独自性を示す。

アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた ガンダムが変えた歴史

 1979年4月から放送が開始されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」に「アニメージュ」は注目し、雑誌をあげて全面的に応援した。「ガンダム」を作っているのはどんな人たちなのか、富野喜幸(由悠季)監督をはじめ、美術・デザインに係る人々や作品に命を吹き込む声優の人々を、繰り返し特集で取り上げた。

 本エリアでは、「アニメージュ」がガンダムブームをどう伝え、ファンがどう受け止めたのかを誌面の再現や当時の制作資料で振り返る。また、ガンダムブームのもうひとつの表れである「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」に注目し、初期ガンプラによる「機動戦士ガンダム」の名シーンを立体で表現したジオラマも展示される。

公開時の映画ポスター「機動戦士ガンダム」
アニメージュ1981年4月号

加速するアニメブーム 拡大するアニメージュ

 ガンダムによって加速したアニメブームは、若い作り手が参加した作品が増えるなど、さらなる発展を続ける。「アニメージュ」の活動は範囲を広げ、ファンとの大規模な交流イベントやラジオ番組、レコードやビデオが生まれ、出版物も文庫本やムック本などが続々と発刊される。雑誌の枠を超えた拡大は、いずれ鈴木氏自身が主導するアニメ作品制作へとつながっていく。本エリアでは、鈴木氏の志向性が色濃く出た「表紙」と「付録」のギャラリーを楽しめる。

 特に、付録は「情報誌」には珍しく、市販品よりも凝ったグッズや冊子、ポスターなどが毎月ついていた。かつてのファンにはたまらなく懐かしい、貴重な付録や広告物が展示される。

当時の車内中づり広告
当時の雑誌付録

ナウシカへの道 一冊の雑誌から映画が誕生

 本エリアでは、1982年2月号の原作マンガ連載開始を経て、1984年に映画「風の谷のナウシカ」が誕生するまでの道のりを振り返る。今まで紹介されることの少なかった、貴重なレイアウトや原画、美術ボードなどの資料を、その描き手が「アニメージュ」でどう紹介されてきたか、という視点から多数展示される。中でも「アニメージュ」という雑誌から映像制作が始まったという表われとして、徳間書店制作の他の映像作品をまとめて紹介。鈴木氏が力を入れた押井守監督作品「天使のたまご」の貴重な資料展示や、今回初公開となる「風の谷のナウシカ」のセル画も展示される。

「風の谷のナウシカ」セル画と色指定
公開時の映画ポスター「風の谷のナウシカ」

チケット販売について

 本展の入場は全日日時指定制となる。なお、各日時数量限定のため入場日時により完売の場合がある。

入場日時指定券

前売

一般 1,300円(税込)/高校生 800円(税込)/中学生 600円(税込)/小学生 400円(税込)

当日

一般 1,500円(税込)/高校生 1,000円(税込)/中学生 800円(税込)/小学生 600円(税込)

【チケット購入について】

※日時指定券や日時指定入場整理券をお持ちでない方のグッズコーナーのみの入場は不可とさせていただきます。
※4月15日以降は、全日程、当日料金となります。なお、前売時に完売した場合は当日券の販売はございません。
※松屋カード・松屋ゴールドカード・松屋友の会カード・株主お買物優待カード・障害者手帳をお持ちのお客様は別途「日時指定 入場整理券(無料)」をご用意しておりますが、抽選となっております。お申し込み方法は松屋ウェブサイトをご覧ください。

販売スケジュール

(1)抽選先行受付
★第一次抽選販売:3月8日17時~3月14日23時59分
★第二次抽選販売:3月17日17時~3月21日23時59分

(2)一般販売
★一般発売【前売】3月27日10時~【当日】4月15日0時~各日、各入場開始時間迄
※先行受付までで入場券の予定数が完売した場合、一般発売はない。
※先着順となる。

購入方法

 ローソンチケット(Lコード37000)にて販売される。第一次抽選及び第二次抽選の申し込みはインターネット受付のみとなる。店頭Loppiでは応募できないので注意してほしい。

※詳細はローソンチケットウェブサイトにて公開されている。

【「『アニメージュとジブリ展』一冊の雑誌からジブリは始まった」展覧会概要】

会期:4月15日~5月5日
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
開場時間:10時30分~19時30分《日時指定制》
(最終日は17時閉場、入場は閉場の30分前まで)
企画制作:ニュートラルコーポレーション
企画協力:スタジオジブリ・三鷹の森ジブリ美術館
協力:徳間書店、マクセル

【新型コロナウイルス感染拡大防止対策について】

松屋銀座では新型コロナウイルス感染拡大防止とお客様ならびに従業員の安全確保のため、以下の取り組みを実施いたします。

※マスクを着用していないお客様の入店をお断りする場合がございます。
※体温が37.5℃以上の方や体調がすぐれない方の入店をお断りする場合がございます。
※入場時の手指の消毒や、こまめな手洗いをお願いいたします。
※感染防止のため、壁や展示ケースに触れないようお願いいたします。
※展覧会会場内および作品鑑賞の際は、他のお客様と距離をとってご鑑賞ください。
※展覧会会場内、物販会場での会話は可能な限りお控えいただくようお願いいたします。
※物販会場にビニール手袋を用意しております。ご希望の方はお申し付けください。

 感染拡大防止に向けた取組みについて、詳細は松屋ウェブサイトをご覧ください。

【アニメージュについて】

 1978年5月26日に創刊した日本初の本格的商業アニメ雑誌・月刊「アニメージュ」。アニメ雑誌のパイオニアとして、それまで作品の裏方として決して脚光を浴びることのなかった業界内部、作家や制作に関わる人をクローズアップし、制作の現場裏をみることができる場面写真やインタビュー記事を掲載するなどファンからのニーズに応えてきた。

 「風の谷のナウシカ」のアニメーション映画化でスタジオジブリ設立のきっかけとなった本誌は、2020年に創刊42周年を迎えた。

【鈴木敏夫 プロフィール】

 1948年、名古屋市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、徳間書店入社。「週刊アサヒ芸能」を経て、「アニメージュ」の創刊に参加。副編集長、編集長を務めるかたわら、「風の谷のナウシカ」、「火垂るの墓」、「となりのトトロ」などの高畑勲・宮崎駿作品の製作に関わる。1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。以後ほぼすべての劇場作品のプロデュース。現在、株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。

【鈴木敏夫氏】
(撮影:荒木経惟)