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「鬼滅の刃」など9作品がノミネート! 「第25回手塚治虫文化賞」マンガ大賞の最終候補が決定

2月26日 公開

 朝日新聞社は、同社が主催する「第25回手塚治虫文化賞」おいて、年間を通じて最も優れた作品に贈られる「マンガ大賞」の最終候補となる9作品を公開した。

 第25回の対象となるのは、2020年に刊行・発表されたマンガ作品。結果は、最終選考委員会を経て4月下旬ごろ、朝日新聞紙上と朝日新聞デジタルで発表される。贈呈式は6月3日に朝日新聞東京本社で開催される予定。

 また、どの候補作品がマンガ大賞に輝くかを予想する投票が3月31日まで実施され、大賞受賞作に投票した人の中から抽選で25名に記念品が贈られる。投票は応募サイトから。

マンガ大賞 最終候補作品(作品名は50音順、敬称略)

 9作品は、8名の社外選考委員による投票と、「関係者推薦」(読者・書店員・マンガ関係者からの推薦、得票1位は「鬼滅の刃」)をもとに選ばれたものとなる。

・「青野くんに触りたいから死にたい」 椎名うみ/講談社
・「かしこくて勇気ある子ども」 山本美希/リイド社
・「鬼滅の刃」 吾峠呼世晴/集英社
・「呪術廻戦」 芥見下々/集英社
・「葬送のフリーレン」 原作:山田鐘人 、作画:アベツカサ/小学館
・「薔薇はシュラバで生まれる【70年代少女漫画アシスタント奮闘記】」笹生那実/イースト・プレス
・「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」 武田一義、原案協力:平塚柾緒(太平洋戦争研究会)/白泉社
・「約束のネバーランド」 原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか/集英社
・「ランド」 山下和美/講談社

【第25回手塚治虫文化賞・マンガ大賞ノミネート9作品の書影】

第25回選考委員10名(敬称略)

秋本治(漫画家)
桜庭一樹(小説家)
里中満智子(マンガ家)
高橋みなみ(タレント)=新任
中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)
トミヤマユキコ(ライター・東北芸術工科大学芸術学部講師)=新任
南信長(マンガ解説者)
矢部太郎(芸人・漫画家)=新任

角田克(朝日新聞社 執行役員編集担当)=新任
古知朋子(朝日新聞社 東京本社文化くらし報道部長)=新任

【第25回選考委員 新任3名】
高橋みなみさん
トミヤマユキコさん
矢部太郎さん
【「手塚治虫文化賞」について】

 「手塚治虫文化賞」は、日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設。年間を通じて最も優れた作品に贈る「マンガ大賞」のほか、「新生賞」、「短編賞」、「特別賞」があり、鉄腕アトム像(横山宏氏作)と賞金が贈られる。

鉄腕アトム像(横山宏氏作)