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カプコン、2021年3月期の通期連結業績予想、及び配当予想を上方修正

新作「モンハンライズ」の受注は“順調な滑り出し”

1月21日16時 発表

 カプコンは1月21日、2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績予想を上方修正し、それに伴い、配当予想を修正した。

 1月21日の大引け後、カプコンの連結業績予想及び、配当予想の修正が発表された。2021年3月期の連結業績予想について、売上高を850億円より920億円に、営業利益を255億円より305億円に、純利益を180億円より210億円に上方修正。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益は、いずれも前回の発表予想を上回る見込みとなった。

 この修正の背景には、主力事業であるデジタルコンテンツ事業の堅調が要因。近年、カプコンが積極的に推進してきたデジタル販売の拡大が奏功し、新作タイトル「バイオハザード RE:3」が堅調に推移するとともに、前期発売の「モンスターハンターワールド:アイスボーン」が続伸するなど、採算性の高いリピートタイトルが息の長い売行きを示した。加えて、3月発売予定の大型新作タイトル「モンスターハンターライズ」の受注が順調な滑り出しを見せるなど、同事業が総じて計画を上回り推移する見通しとなっている。また、アミューズメント機器事業においては、11月に投入された新機種「モンスターハンター:ワールド」が好調に推移したほか、当初販売予定だった1機種に対し3機種の投入を予定していることから、上振れする見込みとしている。

 さらに連結業績予想の修正等に伴い、2021年3月期における期末配当予想の修正を発表。前回予想の1株当たり25円より10円増配し、35円になり、この結果、中間配当金(1株当たり25円)と合わせた年間配当金は、前回予想の50円より、1株当たり60円になる予定としている。