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「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」冒頭10分のノーカット映像が特別公開

TVシリーズ第10話で愛娘に宛てた天国からの手紙とその後

10月9日 公開

 京都アニメーションは、上映中の映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の冒頭10分間のノーカット映像を無料公開した。

【『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』本編冒頭シーン10分特別公開】

 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は2018年に放送されたTVアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の最終章。その冒頭シーンは、TVシリーズ第10話で放送された、マグノリア家のエピソードのその後を描くものとなる。TVシリーズでは、マグノリア家の一人娘・アンへ宛てた手紙を、ヴァイオレットが執筆。母の死後50年、アンの誕生日には毎年天国の母親から手紙が届くという物語が展開された。

 劇場版ではさらに時が経ち、アンの孫・デイジー視点で物語が始まる。デイジー視点では、自動書記人形ヴァイオレット・エヴァーガーデンの足跡をたどるように物語が展開。一方でTVシリーズの終了直後の時系列を描くヴァイオレット視点の物語も展開される。冒頭映像を見て続きが気になる方は是非映画館に足を運んで頂きたい。

STORY

──あいしてるってなんですか?
かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切な人。
代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。

人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。

ギルベルトの母親の月命日に、
ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。
ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。
ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、
ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。

そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。