ニュース

福岡のeスポーツチーム「ニワカゲームス」、「グランツーリスモSPORT」大会「JeGT GRAND PRIX」に参戦

メンタルサポートなど、2019年茨城国体準優勝選手擁するメンバーの取り組みを紹介

緑里孝行（クラフル）

2020年7月30日 11:32

【AUTOBACS JeGT GRAND PRIX EXTRA ROUND @ONLINE VOL.2】
8月2日 13時～16時30分開催予定

　ニワカソフトのeスポーツチーム「ニワカゲームス」は、「JeGT GRAND PRIX」に参戦することを明らかにした。

　2019年9月にeモータースポーツの新カテゴリーとして立ち上げられた「JeGT GRAND PRIX」は、リアルの世界で活躍するプロレーシングチームや自動車関連企業、世界大会・国体等のハイレベルな大会に出場するトップゲーマー達が集う大会を開催している。2020年には、本格的な公式シリーズとしての開幕が予定されており、リアルとバーチャルの融合を目指した大会としては国内最高峰の舞台となっている。

　ニワカゲームスは「ゲームを通じて福岡の子ども達を育てる」、「福岡から世界に挑戦する」をモットーに活動する福岡のeスポーツチーム。今回、8月2日にオンラインで開催される「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX EXTRA ROUND @ONLINE VOL.2」にメンバー3名が参戦する。ニワカゲームスの取り組みについて紹介したい。

ニワカゲームスについて

　ニワカソフトのeスポーツチーム「ニワカゲームス」は、福岡のeスポーツチーム。eモータースポーツチームには小学2年生から40代の大人まで、15名のメンバーが所属しており、主に「グランツーリスモSPORT」での大会入賞・世界大会への出場を目指している。メンバーは、福岡市博多区にある施設「ニワカラボ」に集い、部活動のような感覚で練習に励んでいる。

ニワカラボでの練習会の様子

大人から子どもまで、目標に向かって励んでいる

プロレーサーによる講習会、カート体験等でドライビングの感覚を磨く

　「グランツーリスモ」をはじめとするeモータースポーツは、実車におけるドライビングテクニックも流用できる。ニワカゲームスでは、プロドライバーの大井貴之（おおいたかし）氏による講習会や、カートによるサーキット走行なども取り入れ、ゲームにおけるドライビングやクルマの挙動理解に活用している。

ニワカラボでの大井貴之氏による講習会

大井氏の助手席で大分のサーキット「オートポリス」を体験したメンバーの古川さん

カート体験をする小学2年生の峻司さん

臨床心理士によるメンタルサポート、研究機関への協力も

　レースに挑む際のメンタルを鍛えるため、臨床心理士の神崎保孝（かんざきやすたか）氏によるチームメンバーのメンタルトレーニング・アドバイスで、精神面の健康管理も行なわれている。

　また、プロスポーツ選手も取り入れている「ニューロトラッカー」といったビジョントレーニングも採用し、eスポーツに関する科学的な研究を行なう団体FeRC（福岡eスポーツリサーチコンソーシアム）の研究にも協力しているという。

神崎氏からメンタルアドバイスを受ける中学1年生の宝生さん

九州産業大学でビジョントレーニングを受ける荒木さん

「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX EXTRA ROUND @ONLINE VOL.2」

　8月2日にオンラインで開催されるeスポーツ大会「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX EXTRA ROUND @ONLINE VOL.2」は、プレイステーション 4用「グランツーリスモＳＰＯＲＴ」を使用した、公式シリーズ開幕を見据えたエキシビション大会。1チーム2～3名の「TEAM BATTLE（チーム戦）」と、「INDIVIDUAL　MATCH（個人戦）」が実施される。

　本大会には、ニワカゲームスより、国体準優勝メンバーを含む3名が挑戦する。大会の様子はYouTube JeGT公式チャンネル「JeGT GP Official」にて生配信が行なわれる。

JeGTに出場するメンバー、古川拓己さん、龍翔太郎さん、荒木祐樹さん

チーム戦ではスポンサー企業・所縁ある団体のロゴを配したマシンで出場（デザインは変更の可能性がある）