ニュース

マーベラス、テンセントの完全子会社と資本業務提携に係る契約を締結

今後テンセントのグループ会社となる可能性有

5月25日 発表

 マーベラスは5月25日、中国深セン市に本社をおくTencent Holdings(以下、テンセント)の完全子会社であるImage Frame Investmentとの間で資本業務提携に係る契約を締結することを発表した。

 テンセントグループは、中国のインターネットに付加価値を加えたサービスを提供する主要な企業であり、中核事業の1つであるゲームビジネスも主要な収益源となっている世界でもトップクラスのインターネット企業グループ。マーベラスとテンセントは、これまでもゲーム事業において連携をとっており、2019年3月には「牧場物語」のモバイルゲーム展開について、テンセントの子会社であるTencent Technology (Shenzhen) Companyとライセンス契約を締結している。

 テンセントによれば、通常、投資案件において直接の投資主体になることはないとのこと。そして、Image Frame Investmentは、テンセントの完全子会社で、投資持株会社であることから、Image Frame Investmentがマーベラスの株式を保有するのが適切であると考えたという。したがって、本資本業務提携契約の契約相手はImage Frame Investmentとなるが、実際の業務の提携先については、今後、テンセントおよびマーベラスでの協議を経て、テンセントのグループ会社となる可能性がある。なお、新株式数は862万3300株。新株発行による調達資金は49億6702万800円となる。

 これによりマーベラスは、当社保有IPのさらなる育成とグローバル展開を推進し、また新規IPへの大型投資とともに新規事業への投資も加速させていくとしている。他方で、テンセントグループは、グローバル展開可能な新規IPの創出、また日本特有のユニークな文化を基にしたビジネスモデルの習得とその中国展開を図るとのこと。

マーベラス