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アーケード「FIGHTING EX LAYER」ロケーションテストの様子をお届け!

コンシューマーで話題の正統派格闘ゲームがアーケードに逆移植! 秋の稼動を前に先行プレイ!!

10月20日~21日開催

会場:
MAXIM HERO(北海道)
秋葉原Hey(東京都)
コムテックタワー(愛知県)
アミパラ テクノランド店(岡山県)

 6月28日にプレイステーション 4のダウンロード専売タイトルとしてアリカよりリリースされた「FIGHTING EX LAYER」。そしてこの秋待望のアーケード進出、「NESiCAxLive2」での稼動も決定した。今秋の稼動に先駆けて北海道・東京・愛知・岡山の4店舗で10月20と21日の2日間、ロケーションテストが行なわれている。

 本作は、「ストリートファイターEX」シリーズや、アーケード稼動のみでコンシューマーへの移植がされなかった「ファイティングレイヤー」の流れを汲む格闘ゲームで、それらのタイトルをプレイしたことがあるユーザーには懐かしいキャラクターも数多く参戦している。

 今回、秋葉原のHeyにてプレイすることができたので、ロケテストの雰囲気やプレイしての感想などを伝えていこう。

ロケテスト初日から腕自慢が集う

 開店と同時に店内に入ると、まだ客もまばらで筆者が1番乗りでプレイすることができた。ロケテスト台の数は2台で、筐体は横並びの設置。その内の1台はニコニコ生放送の配信台となっていた。

 ロケテスト後には対戦記録はリセットされてしまうようだが、NESiCAカードを使用することもできた。プレイできたモードは「全国対戦」、「全国+店内対戦」、「店内対戦」、「対人戦なし」の4種類。他店舗とのネットワーク対戦からCPUと戦い続けるシングルプレイまで好きなモードが楽しめた。筐体が隣り合わせということもあってか、店内対戦を選ぶプレーヤーは見られなかった。

 今回はロケテストのため、全国対戦でマッチングするのは開催店舗のみとなっている。マッチングまでの間はアーケードモードのプレイとなる。難易度はノーマルを選択したが、結構歯応えのある強さであった。

 マッチングするのにかかった時間は2~3分程度。今回は稼動店舗も少ないのでこのぐらいかかったが、全国で本稼動後にはもっとサクサクとマッチングするのではないだろうか。

【ロケテストの様子】
筐体は横並びに2台用意されていた
NESiCAカードも使用でき、勝率を記録することができた
1台はニコニコ生放送配信台。筆者のボロ負けプレイも流れていたはず

 NESiCAxLive2でのネットワーク対戦は他のタイトルで何度か経験済みなので、ある程度のラグはあるだろうと覚悟していたのだが、他店舗との対戦もラグを感じることなく快適にプレイすることができた。

 昼近くになると段々と人が集まり、プレイ待ちの待機列ができていた。常に4~5人程並んでいて賑わいを見せていた。ロケテスト参加者のプレイを見ていると、今日が初プレイといった人もチラホラ見かけたが、PS4版の経験者が大半を占めている印象を受けた。全体的にレベルの高い対戦が繰り広げられていた。

 中でも、愛知のコムテックタワーのプレーヤーが猛威を振るっており、Heyのプレーヤーが次から次へと連敗していた。その中にはもちろん筆者も含まれている。

【ゲームプレイの様子】
キャラクターはPS4版と同じ15名。波動・昇龍持ちのカイリを使用
別次元の強さを誇っていたコムテックタワーのシラセ。開発者がTwitterで話題に上げるほどの実力を見せた

本作独自のシステム“強氣”が戦いを熱くする!

 今回のロケテストの仕様は、現行のPS4版とほぼ同じ内容となっていた。キャラクターは9月5日に追加された「ブルカーノ・ロッソ」、「プルム・プルナ」、そしてDLCキャラクターの「ほくと」まで使用可能。

 開発は「ストリートファイターEX」を開発したアリカということもあり、王道の2D格闘ゲームといった作りになっている。軸となる部分は古き良き格闘ゲームなのだが、ただそれだけではない本作独自の要素も詰め込まれている。

 キャラクターがパワーアップしていく「強氣」システムが本作最大のウリである。強氣が5つ詰まった「強氣デッキ」を15種の中から1つ選び、戦闘中に相手の攻撃を○○回ガードするなどの特定の条件を満たすことで強氣を解放することができる。強氣には攻撃力アップやスーパーアーマー状態になるもの、さらにはダッシュをすると姿が消えるなんてものもあり、様々な効果を発揮する。

 強氣デッキにはパワー系や防御系、素早さに特化したものなど種類は色々。自分の戦闘スタイルに合わせた強氣デッキを選ぶことが勝利の鍵を握るのだ。同じキャラクターを使っても強氣が違うだけで戦い方がガラリと変わるのが本作の面白い所だ。

 必殺技に次ぐ必殺技で高火力のコンボを叩き込めるのも痛快だ。通常攻撃から必殺技、そして必殺技からスーパーコンボ(超必殺技)といった連携はどこにでもあるが、本作にはスーパーコンボからスーパーコンボを繋げられるスーパーキャンセルというシステムがあり、最大3回連続で強力なスーパーコンボを食らわせることができるのだ。これにより、追い詰められた状況であっても常に逆転のチャンスがあり、緊張感のある戦いが楽しめる。

 ネットワーク対戦で連敗の後、最後に乱入なしのアーケードモードを堪能した。対人戦では散々だったが、アーケードモードでは強力なコンボがガンガン決まり実に爽快。最後まで勝ち進んでエンディングを見ることができ、負けのモヤモヤをスカッと解消できた。

【アーケードモード】
強氣デッキはキャラクター決定時に選ぶことができる
アーケードモードはエンディングを見れたので満足である
ロケテストに参加するともらえた数量限定のポストカード

 今回のロケテストでアーケード版をプレイして、ラグの問題などの引っかかる部分は皆無で、快適に楽しむことができた。今後の追加キャラクターでは「餓狼伝説」シリーズより主人公のテリー・ボガードのコラボ参戦も決定しており、そこも目が離せない。

 最近はPS4版をあまりプレイしていなかったのだが、今回のボロ負けで本作の熱が再燃した。本稼動までに練習を積んで、今度こそはアーケードで勝ち星を上げたいところである。

 最後にHeyでは「FIGHTING EX LAYER」の隣に懐かしの「ファイティングレイヤー」が稼動していたので記念にこちらもプレイしてきた。

【オマケで「ファイティングレイヤー」のスクリーンショット】
過去作の「ファイティングレイヤー」から続投で参戦しているアレン
謎の甲冑と戦うボーナスステージもある
ステージの後半では虎や鮫、鷹などが対戦相手として登場するという荒唐無稽な内容