ニュース

ANIPLEX.EXE、「さよならを教えて」のさっぽろももこ氏が音楽を担当するノベルゲーム「徒花異譚」など2タイトルを発表

12月26日 発表

 アニプレックスは、 ノベルゲーム製作を行なう新ブランド「ANIPLEX.EXE(アニプレックスエグゼ)」を発足した。あわせて、発足第1弾としてフロントウイングと枕の共同制作による「ATRI -My Dear Moments-」及び ライアーソフト制作の「徒花異譚」の2タイトルを発表した。

 「ANIPLEX.EXE」のテーマは「ノベルゲームだから、 おもしろい」。今後は 美少女ゲームを手掛けてきたスタッフと共に魅力ある作品を贈りだしていくという。発表に合わせ各作品のキービジュアルやメインスタッフ、キャストに加え、ブランド発足ティザー映像が公開されており、公式ページでは2作品あわせて総勢13名のクリエイター&キャストコメントが掲載されている。

さらにブランド発足キャンペーンとして、12月28日より開催予定の「コミックマーケット97」会場付近にてアドトラックの走行が決定。 同イベントのアニプレックスブースでは28日と29日に特製ショッパーを配布する。また、ANIPLEX.EXE公式ツイッターでは、 抽選でメインキャストのサイン入りポスターセットが当たるRTキャンペーンが実施されている。

【ANIPLEX.EXE ティザー映像】
ANIPLEX.EXEのプロデューサー、島田氏のコメント

ATRI -MY Dear Moments-

沈みゆく世界で、 君をみつけた。

ストーリー

原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来。

幼い頃の事故によって片足を失った少年・斑鳩夏生(いかるがなつき)は、都市での暮らしに見切りを付け、海辺の田舎町へと移り住んだ。

身よりのない彼に遺されたのは、海洋地質学者だった祖母の船と潜水艇、そして借金。

夏生は“失った未来”を取り戻すため、謎の借金取り・キャサリンと共に、祖母の遺産が眠るという海底の倉庫を目指して潜る。

そこで見つけたのは、棺のような装置の中で眠る不思議な少女――アトリ。

彼女は、人間と見紛うほどに精巧で感情豊かなロボットだった。
海底からサルベージされたアトリは言う。

「マスターが残した最後の命令を果たしたいんです。それまで、 わたしが夏生さんの足になります!」

海に沈みゆく穏やかな町で、少年とロボットの少女の、 忘れられない夏が始まる――。

【スタッフ(敬称略)】
企画・シナリオ:紺野アスタ(Frontwing)
キャラクターデザイン・原画:ゆさの ほか
音楽:松本文紀
アートディレクター:SCA-自
演出:Yow
背景:わいっしゅ
制作:フロントウイング × 枕
製作:ANIPLEX.EXE

【キャスト(敬称略)】
アトリ:赤尾ひかる

【スペック】
ジャンル:ノベルゲーム
対応OS:Windows 8.1/10 予定
対応言語:日本語・英語・簡体字・繫体字
対象:全年齢

徒花異譚

これは、咲かぬ“はな”の物語――。

ストーリー

少女が気づくと、そこはどことも知れない暗い森の中だった。
突如として現れた怪物に襲われた彼女は、筆を刀のように操ってものを斬る、謎の少年に救われる。

彼は「黒筆(くろふで)」と名乗り、慣れた声音で少女を「白姫(しろひめ)」と呼んだ。
しかし少女には、少年の顔にも呼ばれた名にも覚えはない。
というのも、彼女の頭からはすべての記憶が失われていたからだ。

黒筆いわく、ここは絵草子の中の世界である「徒花郷(あだばなきょう)」。
ありとあらゆる「おはなし」は、夢と同じように、どれほど深く溺れていても、 覚めてしまえば何も残らない。
故にこの世界は、徒花──咲いても実を結ばない花に喩えて名づけられたのだという。
そしてふたりの役目は、ここにあるお伽話の世界を渡り歩き、話の筋に歪みが生まれていないかを見張ることらしい。

操り人形のように頼りない風情の白姫は、言われるがまま、手渡された一冊を開いた。
表題は――「花さかじいさん」。
虫食いが進み、朽ちる寸前のようなその絵草子が開かれると、紙面から眩い光が放たれ、
少年少女はお伽話の世界へと連れ去られていった――。

【スタッフ(敬称略)】
企画・シナリオ:海原望
キャラクターデザイン・原画:大石竜子
音楽:さっぽろももこ / 松本慎一郎
システム協力:SILKY'S PLUS
制作:Liar-soft
製作:ANIPLEX.EXE

【キャスト(敬称略)】
白姫:南 早紀
黒筆:加藤 渉

【スペック】
ジャンル:ノベルゲーム
対応OS:Windows 8.1/10 予定
対応言語:日本語・英語・簡体字・繫体字
対象:全年齢