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新オペレーターの「カリー」と「ワマイ」の破壊力は如何に! 「R6S」新戦力の2人を徹底解説!

新シーズンの制作を手掛けるEMILION氏のインタビューも!

開催日:11月9日・10日

会場:愛知県常滑市 AICHI SKY EXPO

 ユービーアイソフトが開催する世界大会「レインボーシックス シージ プロリーグ シーズン 10 ファイナル in Japan」において新シーズン「SHIFTING TIDES」をひと足早く体験することができた。また、開発者のEMILION LOMET氏にインタビューができたのでその模様もお届けする。

 新シーズンの楽しみといえばシーズンごとに追加される2人の「新オペレーター」だろう。攻撃側の「カリー」は超級力なボルトアクションライフルを持っており、1撃で相手をダウンさせる武器となっている。また「レインボーシックス シージ」は人にあたった弾丸は貫通しないというシステムだが、彼女の武器は貫通するため、一度に複数人を倒すこともできる。

 また、ガジェットは3発持っており既存の「サッチャー」のような能力。補強された壁をまもるガジェットを設置できる「バンディット」や「カイド」、「ミュート」などを破壊することができるため非常に強力なオペレーターとなるだろう。

オペレーター選択画面、サブウェポンに「C75 AUTO」を持てるのもポイント
サイトを覗き込むとこのような見た目、覗き込みまでの速度はとても遅い印象を受けた
バリケードは一撃で粉砕! 一気に攻撃を仕掛けるラッシュにも使えそう
敵を一撃でダウンさせることができる
壁に弾丸を打ち込むと壁に穴を開け、周囲の電子機器系のガジェットを破壊できる。

 次に防衛側のケニア出身の新オペレーター「ワマイ」を紹介する。彼は「マグネットシステム」というガジェットを使用することができる。設置できる数は「リージョン」のようにラウンド内の時間が経過することにより設置できる数が増える。ガジェットは「フラググレネード」などのグレネード系、また「ゾフィア」の「ライフライン」や「カピタオ」の「クロスボウ」に至るまで吸収する能力を持っている。吸収したガジェットは数秒後に起動するため、攻撃側が望まない位置で起動させることができる。そのため時間を稼いだり、相手を妨害することもできる。

 今回追加された2人のガジェットは、「キリー」は「サッチャー」に、「ワマイ」は「イェーガー」に似ている。今回追加された2人は類を見ない新しいガジェットというわけではない。しかし、どちらも世界大会などでは必須オペレーターと言っても過言ではない存在であるため、似ているオペレーターでありながら、それぞれに少しずつ違いがあり、一長一短の性質があるため試合に多様性を生みたいという思いが見られる。

攻撃側から見るとこのように青く光って見える、妨害を受けない存在となっていた「カピタオ」にも対応できるガジェットとなっている
「IQ」と同じ「AUG A2」を持っているものの、遠距離を見ることのできる「ACOG」をつけることはできない

 今回試遊した際にリワークされた「テーマパーク」を体験することができた。マップ内が明るくなったことはもちろん、物陰に隠れやすいポジションが少なくなっているため、攻撃側が不利ということもなくなるだろう。また、既存のオペレーター数人のリコイルが変わっている印象を受けたので、ぜひとも実装されたら確認してほしい。

マップの変更点やバランス調整
階段の上がり口から「カフェ」の入り口をロックすることのできるため、非常に強かったこの射線もリワークされ直接部屋の入口が見えなくなっていた
個人的には「ヒバナ」と「エコー」が持っているサブマシンガンの「ベアリング」のリコイルが非常に簡単になっている印象を受けた

プロデューサー EMILION LOMET氏のインタビュー

EMILION LOMET氏

―― 最初に今回追加される「新オペレーター」の特徴を教えて下さい。

EMILION氏:防衛オペレーターの「ワマイ」は飛んできたフラググレネードなどを防ぐことができるため「イェーガー」のような使い方ができます。一方、「キリー」はボルトアクションスナイパーライフルを持った初めてのオペレーターとなっています。また、「ワマイ」に関しては、ガジェットが起動したあとに爆発しますが、その範囲をかなり調整しました。

―― この2人が追加されることで、新シーズンではどのような変化が見られと思いますか。

EMILION氏:今までは防衛側の「イェーガー」、攻撃側の「サッチャー」がどちらの陣営にも重要なオペレーターとなっていました。しかしながら、「キリー」が「サッチャー」に似ていて、「ワマイ」が「イェーガー」に似ているので2人が追加されることにより、「ピックアンドバン(オペレーターの選択、及び指定したオペレーターをその試合で使用不可とするシステム)」に多様性が見られるようになると考えています。

―― 「EMILION」氏はどちらのオペレーターがお気に入りですか。

EMILION氏:どっちとは言い切れません、どちらも私の好きなオペレーターで、とてもかっこいいオペレーターです。

―― リワークされた「テーマパーク」の大きさを教えてください。

EMILION氏:新しい「テーマパーク」は「列車」と「ガーゴイル」という部屋を削除しました。そのため、以前よりも小さくなりコンパクトになっています。

筆者も試遊したときに「列車」の部分がなくなっており、以前よりも相手の注意の向いていない場所に回り込む「裏取り」がしやすくなっている印象を受けた。

―― 先日実装された「トウィッチ」の弱体化に関しての考えを教えて下さい。

EMILION氏:「トウィッチ」は人気のあるオペレーターで少し強すぎる印象を受けていました。そのため武器を変更して弱体化を図るという考えもあったのですが、面白さが変わってしまうと思ったため、装弾数を減少させるという変更になりました。

―― 最後に、次のシーズンで楽しみにしていることを教えて下さい。

EMILION氏:たくさんありますが、一つとしては「カリー」の追加です。現在かなり重要なオペレーターとなっている「サッチャー」に似ているオペレーターでもあるので彼女の追加が「レインボーシックス シージ」にどのような影響を与えるのかが非常に楽しみです。

【【日本開催】レインボーシックス シージ プロリーグ シーズン 10 ファイナル Day1】