「R6S」世界一になるのはどのチームか！ 日本で初開催となる「レインボーシックス シージ」世界大会がスタート

　ユービーアイソフトは、プレイステーション 4/Xbox One/PC用タクティカルシューター「レインボーシックス シージ」において、日本初開催となる世界大会「レインボーシックス シージ プロリーグ シーズン 10 ファイナル in Japan」を愛知県の常滑市「AICHI SKY EXPO」にて開催した。

今回の会場「AICHI SKY EXPO」

　本大会は年に4回開催される世界大会の1つで、世界各国から強豪チームが集まり世界一を決める。出場チームはヨーロッパ、北米、南米、APAC（アジア太平洋）よりそれぞれ各2チームが集められ、2日間で計8チームがトーナメント形式、BO3（先に2マップ勝利したチームが勝ち上がる）ルールにて優勝を争う。

　最初に出場チームを簡単におさらいしておこう。強豪ヨーロッパからは「Giants Gaming」、「Natus Vincere」。北米は「DarkZero Esports」と「Team Reciprocity」。南米からは世界大会常連チームでもある「FaZe Clan」と「Ninjas in Pyjamas」。残念ながら日本のチームは予選敗退となってしまったが、APACからは「Aerowolf」、「Wildcard Gaming」で、どちらも初出場となる。

　最近の日本の「レインボーシックス シージ」の成長は目覚ましく、大会シーン、コミュニティ共に大きな盛り上がりを見せている。日本にも「野良連合」や「CYCLOPS athlete gaming」といった世界各国の強豪とも渡り合えるチームが多数存在する。しかしながら本大会では、世界大会常連チームである「野良連合」も惜しくもAPAC予選で敗退してしまい、日本初開催となる本大会では残念ながら日本チームの活躍が見れないのが非常に残念である。

海外での認知度も高い「野良連合」のコーチを務める貴族氏がオープニングに登場。会場を沸かせた

会場ではMONSTERの配布やacerのデスクトップPCであるPredatorの試遊体験なども行なわれていた

　本日第1試合は今日イチのアツい試合が展開されると予想されていた「DarkZero Esports」対「FaZe Clan」の試合となった。第1マップ「銀行」は「DarkZero Esports」がペースを握りあっという間にマッチポイントになる。しかしながら「FaZe Clan」も後半一気に巻き返す。お互いに引けを取らない試合となったが、前半のリードを活かして「DarkZero Esports」がマップを獲得し、2-0で勝利となった。

「レインボーシックス シージ」の世界大会は1マップは7ラウンド先取すると勝利。ラウンド獲得数が6対6になると延長線に突入し、8ラウンド獲得するとそのマップが勝利となる。それを積み重ね2マップ獲得すると勝利。というルールになっている

　会場の熱気も最高潮を迎え、続く第2試合「Natus Vincere」対「Wildcard Gaming」」は序盤「Wildcard Gaming」が魅せる。英語配信の実況からは「ガッデム」という感想が出るほど相手を圧倒し、マップを獲得。しかし、第2マップは先程の流れとは全く逆で「Natus Vincere」が序盤からのリードを守りきり、マップを獲得。決着は第3マップの「クラブハウス」にもつれ込む。ここでは一進一退の試合が続きお互いにリードを許さない展開に。最長の試合数となる15ラウンド目に「Natus Vincere」が接戦を制し勝利を収めた。

この日1番の盛り上がりを見せた最後の15ラウンド目

　第3試合は「Aerowolf」対「Giants Gaming」。「Aerowolf」は世界大会に毎回出場していると言っても過言ではない日本の「野良連合」とオーストラリアの「Fnatic」を破りAPAC予選を勝ち上がってきたチームであるが故に、筆者も非常に応援していた。対する「Giants Gaming」は「レインボーシックス シージ」における最強とうたわれる「G2 esport」と「Team Empire」と同じヨーロッパリーグを勝ち上がってきた猛者である。

　第1マップ「カフェ」では序盤から「Aerowolf」が見事な守りを見せたものの中盤からはヨーロッパの強豪「Giants Gaming」が持ち返しマップを獲得、2マップ目「ヴィラ」でもお互いに一歩も譲らず、なんとかマップを取り切り「Aerowolf」が並ぶ。最終マップでも接戦が続き、お互いに1つの小さなミスが勝敗を分けてしまうような試合を乗り越え「Aerowolf」が勝利、ベスト4に進出した。

3秒にも満たない一瞬の打ち合いを制し、「Aerowolf」が勝利した

　本日の最終試合は、試合開始時刻が21時をまわり、観客の盛り上がりもやや落ち着き気味になってきた頃。第4試合「Ninjas in Pyjamas」対「Team Reciprocity」が開始された。「Ninjas in Pyjamas」はビザの申請の関係でチームの主要選手であるJULIO選手とKamikaze選手が来日することができず、代わりのメンバーが出場するというアクシデントに見舞われた。試合では「Team Reciprocity」がきっちりとした連携を決める。1人がキルを取られてもカバーしっかりとカバーをして人数さを広げない。「Ninjas in Pyjamas」も健闘したものの「Team Reciprocity」が明日にコマを進めた。

最後の最後というところでゲームがクラッシュしてしまい、一度途切れてしまうトラブルが起こってしまったものの「Team Reciprocity」が2マップ獲得し1日目の試合は終了となった

　明日も引き続き決勝大会の現地の様子や、「新オペレーター」の情報などをお届けする。どのチームが本大会を制すのか。非常に楽しみだ。