ニュース

ジム・ライアンCEO、プレイステーション 5の発売についてコメント

新型コントローラーにはハプティック技術とアダプティブトリガーを採用

10月8日公開

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント 社長兼CEOのジム・ライアン氏は、プレイステーション 5の2020年末商戦投入の発表に合わせてPS Blogにコメントを寄せた。

 ライアン氏は、発売時期のアナウンスに続く新たな発表内容として、新しいコントローラーに2つのイノベーションを盛り込んだことを明らかにしている。

 1つはハプティック技術の採用。これはプレーヤーに皮膚感覚フィードバックを与える技術で、ソニー本体が研究開発を行なっており、2018年3月には「ハプティックベスト」として、その魅力を体験できるイベントも実施している(参考記事)。

 ライアン氏はPS5への「ハプティック技術の採用により、レース中に車が壁にぶつかる感覚や、フットボールで相手にタックするときの感覚はまったく違ったものになる」とコメントし、草原を駆け抜け、泥の中を這う感覚さえも味わうことができると、ゲーム体験が革新的に進化することを予告。

 もう1つのイノベーションは、アダプティブトリガー。これはL2・R2ボタンに適用され、トリガーの抵抗力をゲーム開発者自身がプログラムすることが可能になるというもの。先のハプティック技術との組み合わせにより、多彩なアクションをリアルに再現することができるようになるようだ。具体例としては、弓をキリキリと引き絞る感覚や、ゴツゴツした岩場の地形で車を一気に加速させるときの感覚などがより鮮明に再現できるようになるという。

 ライアン氏によれば、ゲームデベロッパーには、初期バージョンの新型コントローラーを送付しはじめており、「新機能を心ゆくまでお試しいただき、創造力を膨らませていただきたいと考えています」と自信を覗かせている。