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ファインモールドのスタジオジブリ作品のプラモデルに「飛行戦艦 ゴリアテ」登場

適度なリアル感と作りやすさを両立させたキットには、1/20ムスカ大佐も付属!

12月上旬発売予定

価格:3,800円(税別)

 スタジオジブリ作品のプラモデルを定期的にリリースしているファインモールドは、今年の全日本模型ホビーショーでも新作を披露している。「天空の城ラピュタ」より、ヒロインのシータを捕らえてラピュタを追う軍の飛行戦艦「ゴリアテ」だ。この9月の同作品のテレビ放映に合わせて発表され、この全日本模型ホビーショーで初お披露目となった。キットは12月上旬発売予定、価格は3,800円(税別)となっている。

ファインモールドブースのジブリ作品展示コーナー

 nonスケール、全長約20cmほどのさほど大きくはないサイズながら、劇中に登場したゴリアテのデザインを忠実に再現していて、無数のプロペラや翼、砲台なども劇中のイメージに近づけている。全長300m超という巨大戦艦をこのサイズに落とし込むうえで必要最低限の情報量を盛り込み、スケールモデルとしての面白さも備えている。

「飛行戦艦 ゴリアテ」。劇中中盤で、軍がラピュタを探すために派遣する巨大戦艦だ
プロペラや砲台などの目立つ意匠はできるだけ再現し、スケール感を損なわない程度にモールドも施している

 かなり細かなパーツがあるように見えるが、実はパーツ数はかなり少なめに抑えられていて、パーツは本体のラインに沿って分割されているため合わせ目が目立たず、しかも同社のジブリ作品シリーズは全て接着剤不要のモデルとして設計されていて、全体的に作りやすい仕様となっている。

 また印象的な迷彩模様はペイントされていないが、同社の担当者いわく「正式な迷彩パターンの設定はないので、それっぽく塗るだけでも劇中の雰囲気になる」とのこと。劇中や作例を見ながら自分解釈のゴリアテを作ってみるのもいいかもしれない。

ラピュタとの交戦シーンなどで見られた正面からの姿。砲撃する様子を再現したくなる
後方のディテール。尾翼は部位ごとに一つのパーツにまとめられているそうだ
機体の下部に配備された3機のロケット艇も再現している
ゴリアテ本体のランナーは2枚と少ないが、これだけで機体が完成する

 キットには、ゴリアテと同スケールのタイガーモス号と、1/20スケールのムスカ大佐が付属する。タイガーモス号は、ゴリアテの巨大さを強調する比較対象にもなっていて、ディスプレイ台に一緒に設置できるようになっている。ちなみにゴリアテを襲うラピュタのロボット兵は付属しないのかと担当者に尋ねたところ、同スケールでは数mmの大きさにしかならないため、同梱は断念したそうだ。

 一方ムスカ大佐は待望ともいえるフィギュア化で、体格やふてぶてしい顔つきなどを見事に立体化している。これまで同社から発売された「天空の城ラピュタ」シリーズのキットに付属したキャラクターのフィギュアと並べることで、劇中の主要人物が揃ったこととなる。

同スケールのタイガーモス号。指に乗るほどのサイズだが、雰囲気はバッチリだ
本キットのもう1つの主役ともいえる1/20ムスカ大佐。こちらは無塗装のキットとなる
トレードマークのサングラスと七三分けのヘアスタイルも再現
「天空の城ラピュタ」シリーズには、パズー、シータ、ドーラのフィギュアが付属。ムスカも同スケール