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「三國志14」戦闘の詳細情報を公開! 東京ゲームショウに試遊台を出展

都市の制圧「点の支配」にくわえ「面の支配」が重要に

今冬 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定

プレイ人数:1人

 コーエーテクモゲームスは、今冬に発売を予定しているプレイステーション 4/Windows用歴史シミュレーション「三國志14」について、戦闘に関わる“戦線”や“土地の奪い合い”の詳細情報を公開した。

 合わせて、9月12日より幕張メッセで開催される東京ゲームショウ 2019 に本作の試遊台が出展されることを明らかにした。

“点”から“面”へ、新たな戦略を生む土地の奪い合い

(1)肥沃な中原、雄大な大河、リアルな1枚マップで描く中国大陸

 本作では広大な中国大陸をリアルな1枚マップで表現。肥沃な大地が広がる中原、険しい山々が連なる巴蜀、雄大な長江が流れる江南など、それぞれ特徴的な地域を美麗なCGで描き出している。

 広大な1枚マップには46の都市が点在し、約340の地域に区分けられ、それぞれの地域に中心となる「府」がある。地域は細かな土地の集合体であり、一部を除き全ての土地が都市の収入に影響している。

 土地の支配がそのまま国力に直結するため、これまでのシリーズ作品とは異なり、都市の制圧(点の支配)に加え、いかに土地を占領していくか(面の支配)が重要となる。

魏の豊かな中原。人口や収入などが多いが守りにくい
蜀の険阻な地形。山間に細い道や関所があり、守りやすく攻めづらい
呉の大河。雄大な長江の流れが外敵の進行を阻む。水上戦は必至

(2)拠点の制圧か、面を広げるのか、ゆくえを左右する“戦線”の駆け引き

 都市は複数の地域で構成され、付随する地域から「府」を通じて収入を得ている。各地域の収入は、その地域の開発度合いと、占有率(地域の色塗りの割合)によって増減する。

 敵地域に部隊を展開し、その地域における敵勢力の占有率を下げれば、間接的に敵都市に入る収入を減らせる。さらに、敵地域の「府」を奪えば、その地域の支配権を奪い、得られる収入を自勢力のものにすることもできる。

 敵都市を攻める際は、一気に敵の都市を叩くのが手っ取り早いものの、部隊が孤立しやすく、敵の反撃も厳しくなる。状況によっては、敵都市に属する地域に少しずつ侵攻し、敵都市の収入を削いで戦局を有利にしていくことも重要だ。

 不意を突いた一気呵成の進軍で都市を制圧するのか、じわじわと侵攻して戦略的有利を築き上げていくのか、プレーヤーの描く戦線次第で展開は大きく変化する。

都市は複数の地域で構成されている。許昌には臨潁や長社など各地の地域から収入が入る(※青=曹操軍、緑=劉備軍。以下、同じ)
劉備軍が許昌に侵攻。侵攻を受けた地域は、塗られた範囲に応じて収入が減る
劉備軍が地域の「府」を奪取。奪われた地域の収入は劉備軍のものになり、許昌に入る筈だった収入が劉備軍のものに
地域としての許昌の収入はあるが、周辺地域を失ったために収入の大半を劉備軍に奪われている

 また、地域の「府」を制圧し支配権を得ることは、収入だけではなく、出陣中の部隊にも影響する。出陣中の部隊は、その部隊がいる地域に隣接する地域が自勢力の支配下にある場合、それらの地域から支援を受け、戦闘力が向上する。

 そのため、隣接地域を支配下におさめながら行軍することで、より有利な状態で戦闘することができる。ただし、敵も同じ条件のため、部隊のいる地域に隣接する地域の府を奪われると、逆に敵が隣接支援効果を獲得して強化される。地域の奪い合いは収入面だけではなく、戦闘にも大きな影響を与える重要な要素となる。

行軍中の関羽隊が隣接地域から支援効果を得ることで戦闘力が向上している

(3)戦線維持や行軍の要“兵站”が生み出す新たな戦略

 出陣中の部隊は、出陣元の都市と自勢力が支配する土地で繋がっていれば、「兵站」つまり補給線が維持された状態となり、都市からの補給を受けて十全に戦うことができる。しかし出陣元の都市との接続(土地の繋がり)を断たれると、部隊は「兵站」が切れて弱体化、状態異常に陥る。また、武将の個性によってはさらに大きな影響を受ける。補給線の確保は戦線を維持する上で非常に重要となる。

 敵に強力な部隊がいる場合、移動速度の速い別働隊で上手く敵の「兵站」を切断し、弱体化させてから戦いを挑む、といったような戦略も有効となる。史実に名高い「官渡の戦い」や「街亭の戦い」など、兵站が戦局を大きく左右した戦いをプレーヤーの手で再現し、自軍を勝利に導くこともできるようになる。

宛から迫り来る夏侯惇らの大軍を関羽と張飛が食い止め、その間に劉備が別行動をとっている
劉備は機動力が高い錐行陣形。速度を生かして、別働隊として夏侯惇の背後に回り込む
出陣元である宛との兵站が断絶し、夏侯惇らの軍が弱体化

描き下ろし武将スチル

夏侯惇
夏侯淵
関羽
周瑜
孫策
張飛

TGS2019 にプレイアブル出展!

 9月12日から9月15日まで、幕張メッセで開催される東京ゲームショウ 2019に、プレイデータ収集版がプレイアブル出展される。プレイデータ収集版をプレイした人にはオリジナル缶バッジが贈られる。

 また、「三國志」シリーズの生みの親であるシブサワ・コウ氏と本作の越後谷プロデューサーが登壇するステージイベントも予定されている。

□東京ゲームショウ2019 特設サイト
https://www.gamecity.ne.jp/tgs/