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2画面で広々と使える新型ASUS「ZenBook Pro Duo」が登場

ASUSTeK Computer設立30周年記念発表会を開催

8月23日 発売

【ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(UX581GV-9750)】

価格:361,500円(税別)

【ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(UX581GV-9980)】

価格:466,500円(税別)

 ASUS JAPANは8月20日に都内の会場で、台湾ASUSTeK Computer設立30周年の記念発表会を開催した。その席上、5月に行なわれた「COMPUTEX TAIPEI 2019」で公開された「ZenBook Pro Duo」の日本発売を発表した。発売日は8月23日で価格は361,500円(税別)より。なおGAME Watchでは本機のレビュー記事を掲載しているので参照していただきたい。

台湾本社から会長のジョニー・シー氏も来日

 発表会ではまずASUSTeK Computer会長のジョニー・シー氏が登場。30年の歩みについて紹介した。

ASUSTeK Computer会長 ジョニー・シー氏

 30年前、ASUSは世界でNo.1のマザーボードを作ろうということを目的として起業したとシー氏。それから30年、「信じられないようなイノベーションを実現してきた。そして先頭を走ってきたが、皆さんのご支援がなければここまで来ていない」とも。

ASUSTeK Computer30年の歩み

 2000年に日本でのビジネスを公式に立ち上げた。その当時はマザーボードからビジネスが始まったが、そののち2006年になって「VX1」というノートPCを発売した。それはランボルギーニとの共同デザインで作られたものだったが、「職人かたぎの人が多い日本に、このVX1を投入した」とシー氏。またシー氏は「世界中の皆さんにこのような素晴らしい製品を届けられたことを誇りに思う。皆様の生活に知性的な、心のこもった、素晴らしい生活を提供するために全力を尽くしていく」と語り、「ZenBook Pro Duo」が紹介された。

登場した「ZenBook Pro Duo」(右)。左は同じく発表された「ZenFone 6」

2画面を使ってワイドにゲームが楽しめる

 続いてASUS JAPANシステムビジネス事業部プロダクトマネージャーの杉田雄士からZenBook Pro Duoについての詳しい説明があった。

 ZenBook Pro DuoがこれまでのノートPCと違うのは、キーボード面にもディスプレイが配置されていること。コンセプトは「マルチタスクをより快適に、より効率的に」だ。これまでタッチパッドの位置にディスプレイを配置した「Screen Pad」を同社のノートPCには搭載していたが、ZenBook Pro Duoではこれを一歩進めて、キーボードの上部へ4Kディスプレイを配置する「Screen Pad+」へと進化した。タッチパネルの機能も備えており、マルチタスクでの作業をする際に便利な仕様となっている。

 ZenBook Pro Duoをゲーム配信に使うといったシーンでは、Screen Pad+でチャットやストリーミング映像、タイムラインを表示しながらゲームを楽しむことも可能。最上位モデルの「UX581」にはCore i9-9980HKが搭載されており、そのような使い方にも十分対応できるだろう。

ASUS JAPANシステムビジネス事業部プロダクトマネージャー 杉田雄士
ZenBook Pro Duoの主な仕様
「App Switcher」により表示中のアプリや機能をメインディスプレイとScreen Pad+で交互に表示可能
メインディスプレイとScreen Pad+を両方使用して、1つの大画面とする「View Max」
Screen Pad+で起動中のアプリを確認したり、一括管理できる「App Navigator」
登録したアプリや機能をワンタッチで表示する「Task Group」
Screen Pad+を最大3ブロックに分けて使える「Organizer」
メインディスプレイとScreen Pad+を瞬時に切り替える「Task Swap」
Screen Pad+は手書き入力にも対応している

 会場ではまた、イラストレーターの有田満弘氏が登場し、ZenBook Pro Duoを使って描いたイラストが紹介された。有田氏は「ポケモンカードゲーム」のカードイラストのほか、「ファイナルファンタジー」のイラストなども手がけている。有田氏はCOMPUTEX TAIPE I2019の時からZenBook Pro Duoを借りていろいろと試したのだという。

イラストレーターの有田満弘氏
有田氏が手がけた作品。左は「ファイナルファンタジーXI」、右はワーナーブラザーズで2010年に映画化された「ガフールの伝説」シリーズを描いた中の1つ
ZenBook Pro Duoで有田氏が描いたイラスト(その1)。ウサギや象など
ZenBook Pro Duoで有田氏が描いたイラスト(その2)。メスライオン
ZenBook Pro Duoで有田氏が描いたイラスト(その3)。発表会が行なわれた神田明神

 気になる価格については発表会の最後にシー氏から紹介された。Core i9を搭載するマシンが466,500円(税別)、Core i7を搭載するマシンが361,500円(税別)となっている。

発表会場に展示されていた、ZenBook Pro Duoのパーツ