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SIESH、400インチのCrystal LEDで小島秀夫監督最新作「デスストランディング」をアピール

【ChinaJoy 2019】

8月2日~5日開催

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントの中国法人SIESHは、ChinaJoy同社ブースにおいて、ソニーが誇るCrystal LEDシステムを使った「デスストランディング」のデモを実施した。「デスストランディング」の中国での発売は未定。

 ChinaJoy常連のSIESHが目玉として出展していたのが、2019年11月に全世界で発売を予定している小島秀夫監督が手がけるアクションアドベンチャーゲーム「デスストランディング」。その出展の仕方が技ありだった。昨年頃から本格的に法人向けへの販売を開始したCrystal LEDを用いたユニット型のディスプレイシステム「ZRD-1」を使って、「デスストランディング」の4K/60fpsトレーラーを鑑賞させるというもの。

【「デス・ストランディング」発売日告知 2019トレーラー】

 「デスストランディング」のクローズドシアターは、ブース後方に設置されていたが、側面まで回りこむほど長い行列ができ、中国でも「デスストランディング」が高い注目を集めていることを伺わせた。

【「デス・ストランディング」コーナー】
SIESHブース
壁側の人びとがすべて待ち行列
待機列の途中には、主人公サム・ポーター・ブリッジズのフィギュアも

 少しだけ中を見せて貰ったが、ディスプレイサイズは400インチほどだろうか。シアター内には30人ほどが座れる座席が設けられ、Crystal LEDの映像と迫力の音響でトレーラーが鑑賞できるようになっていた。筆者もすでに何度か見ていたので映像の内容は知っていたが、この巨大さでドットが見えない美しさ、映像の滑らかさに驚かされた。

 仕様的には、4K/120fpsの出力が可能で、1,000ニットの明るさを備える。縦横40cmほどのユニットを組み合わせて巨大なディスプレイを形成しているということだが、つなぎ目がまったくわからない。法人向けということで価格までは教えて貰えなかったが、クオリティにこだわる法人からの引き合いはありそうだ。

 ちなみにトレーラーは簡体中文字幕が付けられていたが、肝心の中国での発売は未定。中国のセンサーシップの厳しさから考えると販売までこぎ着けるのはかなり厳しいと思われるが、担当者は「最新のコンテンツを最新のテクノロジーで見せるのが我々の出展スタイル」と語り、まさにプレイステーション 4のパワーを見せつけるためのデモとなっていた。