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【WF2019夏】「アレスタブランチ」主人公機「アレスタドラグーン(仮)」初公開!

RCベルグのレジンキャスト試作品として、2バージョンの機体の姿が明らかに!

7月28日開催

会場:幕張メッセ

入場料:2,500円(税込)

 7月28日に幕張メッセにて開催された「ワンダーフェスティバル2019夏」のRCベルグのブースにて、エムツーが現在開発中の「アレスタブランチ」の主人公機「特務機体 アレスタドラグーン(仮)」の姿が、レジンキャストキットの試作品として初公開された。

 名作シューティング「アレスタ」の最新作として発表された同作は、9月7日に秋葉原で行われるイベントにて詳細が発表される予定だが、それに先駆けて、シルエットのみが明らかにされていた主人公機が立体造形で公開されるという異例の展開で、RCベルグのブースでは多くの人が足を止め、その機体に注目していた。

RCベルグのブースで披露された「特務機体 アレスタドラグーン(仮)」。左が武装機体、右がノーマル機体

 このアレスタドラグーン(仮)は、「アレスタ(A.L.E.S.T.E.:Aerial Loading and Embedding Sistem for Tactical Enforcement)兵装」を前提とした設計基準に基づく多目的攻撃機の第5世代機で、「EMP(Extraction Method of Plane-potencial)コア」を主機関として採用した初の機体となる。同機関により抽出変換された次元斥力を自在に偏向する「R-ヴェクタライザ」により、超高速/超低速での運動性能向上を実現している。

 また「PAL(Personality formed by Autonomous Learning)」アシストにより、複雑かつ繊細なアレスタ兵装及び期待運用の高度化耐久化と、PALネットワークへの接続による指揮系統、機体連携と広範囲空間情報処理を駆使した効率的な戦闘行動を可能としている。

詳細な設定も会場の展示パネルにて明らかにされた。右のキャラクターはパイロットのエリノア・ワイゼン

 別のプロジェクトで縁があったというエムツーとRCベルグが手を組んで実現した今回の発表では、ノーマル機体と武装機体の2バージョンが披露。前進翼とカナード翼を持つ機体で、コクピットが後方に設置されているのも特徴的だ。

武装が施されていない機体。機首のデザインは生き物的なテイストもある
キャノピーにはクリアパーツを採用し、内部が見える仕様だ
ノーマル機体の後方のショット
こちらは翼の下にミサイルのような武装が装備された機体
こちらのコクピットには、パイロットのエリノアの姿が見える
武装機体の後方。翼やノズルの形も異なっている

 会場には機体のデザインを手がけたエムツーの冬野灰馬氏も来場していて、デザインのポイントについて聞いてみると、「機首の横にある楕円形の部分が、武装のハードポイントになっています」とのこと。

 出展された機体に装備された武装 は、原型を手がけるSparrow S.A.氏のオリジナルデザインだそうだが、ゲームでもこの部分をポイントとした武装がデザインされるそうで、そこからいろいろと想像してみるのも面白そうだ。ちなみにSparrow S.A.氏のTwitterでは、主翼が畳まれ尾翼が下がった状態の機体の写真が披露されているので、そちらもチェックしてみよう。

機首にある武装のハードポイント。出展された機体の武装もその設定に基づいて作られていた

 もちろんこれは単なるお披露目ではなく、商品としても発売される予定で、1/100スケールのカラーレジンキャストキットになるという。価格や発売日はまだ未定だが、RCベルグの望月卓氏は、デザインや設計におけるこだわりと作りやすさ、そして価格のバランスなどをエムツーとじっくり協議して決定したいという旨を話していた。