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【WF2019夏】刀からのイメージから生まれた新たなる初号機! 「EVANGELION EVOLUTION エヴァンゲリオン初号機 刀野薙Ver.」

7月28日開催

会場:幕張メッセ

入場料:2,500円(税込)

 海洋堂で出展されていた「EVANGELION EVOLUTION エヴァンゲリオン初号機 刀野薙Ver.」は非常に強烈なイメージを放つ商品だ。現在公式ページで受注中のアクションフィギュアで、発売は12月、価格は9,680円(税込)。

 「刀野薙」は、「なたやなぎ」と読む。初号機が持つこの刀は、全日本刀匠会の職人と「エヴァンゲリオン」のコラボレーションイベント「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」で出展された作品の1つだ。これに刺激を受けた山下いくと氏が刀野薙を持つエヴァ初号機のイラストを描き、このイラストを元に山口勝久氏が原型を製作、アクションフィギュアとして立体化したのである。

非常にユニークで、独特の格好良さを持った「EVANGELION EVOLUTION エヴァンゲリオン初号機 刀野薙Ver.」
「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」で出展された作品「刀野薙(なたやなぎ)」
刀野薙からイメージがふくらみ、山下いくと氏がイラストを描き下ろした

 山下氏はこの初号機をデザインするのに「金属の鬼」と言うイメージを持ったという。股の付け根はプレートのような分割線もあって興味深い。腿の外側に装甲板がついているのは「METAL BUILD エヴァンゲリオン」に近いイメージもあるが、こちらは遠目では日本の大鎧のパーツのように見え、近づくと八角形のプレートの集合体なのが面白い。エヴァをイメージして製作された刀をエヴァ自身が握るという“絵”も非常に魅力的だ。

 デザインの面白さを複雑な面を持つ立体物として再現、より鋭角的で凶暴さを増した初号機には暗く落ち着いたメタリックパープルの塗装が施されている。この塗装も大きなこだわりで、見る角度で色が変化する処理が施されているという。非常に魅力的な初号機のアイテムである。

独特のエッジの効いたデザイン、カラーリング、手足のバランスも含め、“新しい初号機像”を提示してくれる商品だ
試作品では、本作のダイナミックな可動も確認できた
会場では今後の新製品も展示されていた