ニュース

埼玉県川口市メディアセブンにて「あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け」開催決定

7月6日~9月23日 開催予定

場所:メディアセブン(JR川口駅直結)

入場料:200円(未就学児無料)

 埼玉県川口市が運営する映像・情報メディアセンター「メディアセブン」にて、企画展「あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け」が開催される。開催期間は、7月6日から9月23日まで。休館日は第3金曜日となっている。入場料は200円。

 「あそぶ!ゲーム展」は、日本が世界をリードしてきたデジタルゲームの進化史を解き明かすとともに、ゲームのしくみや映像技術について解説する、「実際にプレイできること」にこだわった“遊べて学べる”展覧会。3回シリーズの展覧会で、SKIPシティ映像ミュージアム(埼玉県川口市)にて、2015年に「ステージ1:デジタルゲームの夜明け」、 2016年に「ステージ2:ゲームセンターVSファミコン」、2018年に「ステージ3:デジタルゲーム ミレニアム」が開催され、シリーズを通じて約14万人の動員を記録した。川口市以外でも、高松市、函館市、さいたま市など、全国各地で巡回展が開催されている。

 今回メディアセブンでは、1950年代末~1982年までの黎明期のデジタルゲームに焦点をあてた「ステージ1」が開催される。「ステージ1」では、現存数の少ない貴重なゲーム機を実際に遊べるかたちで展示するとともに、解説パネルや開発者のインタビュー映像などと合わせて詳しく紹介する。

展示の見どころを紹介

「ポン」、「コンピュータースペース」など貴重なゲームが集結

 デジタルゲーム「ポン」(1972年/アタリ)や、アーケードビデオゲーム「コンピュータースペース」など、貴重なゲームを実際の筐体でプレイできる。ただし、一部のゲームは汎用筐体やエミュレーターでの展示になる。

「コンピュータースペース」(1971年/シジギ/ナッチング・アソシエーツ)
「ポン」(1972年/シジギ/アタリ)

「スペースインベーダー」、「パックマン」などを展示

 「スペースインベーダー」、「パックマン」が実際の筐体でプレイできるだけでなく、「スペースインベーダー」の開発者である西角友宏氏と「パックマン」の開発者である岩谷徹氏のインタビュー映像や、貴重な開発資料も展示される。さらに当時の社会的なブームについても解説し、ゲーム史を語る上では欠かせない伝説の2つのゲームの秘密に迫る。

「スペースインベーダー」
「パックマン」(1980年/ナムコ)

ビデオゲームの仕組みや使用されている映像技術を詳しく解説

 デジタルゲームが動くしくみや使用されている映像技術、開発プロセスについて、実際のゲーム機やプログラムリスト、デザイン画などの資料とともにわかりやすく解説する。

「スペースインベーダー」アップライト筐体基板
「スペースインベーダー」(1980年/ナムコ)

展示ゲーム(予定)

 一部のゲームはエミュレーターでの展示となる。

・「テニス・フォー・ツー」(1958年/ブルックヘブン国立研究所)
・「スペースウォー!」(1962年/マサチューセッツ工科大学)
・「コンピュータースペース」(1971年/シジギ/ナッチング・アソシエーツ)、
・「ポン」(1972年/シジギ/アタリ)
・「スピードレースデラックス」(1975年/タイトー)
・「ブレイクアウト」(1976年/アタリ)
・「スペースインベーダー」(1978年/タイトー)
・「ギャラクシアン」(1979年/ナムコ)
・「平安京エイリアン」(1979年/電気音響)
・「クレイジー・クライマー」(1980年/日本物産)
・「パックマン」(1980年/ナムコ)
・「ニューラリーX」(1981年/ナムコ)
・「ザクソン」(1982年/池上通信機/セガ)
・「ムーンパトロール」(1982年/アイレム)他

カタログを販売

 会場にて、「あそぶ!ゲーム展」ステージ1/ステージ2の公式カタログが数量限定で販売される。シリーズのオリジナル版で展示した貴重な筐体や開発資料のほか、カタログ特典として、監修者の対談や特別コラム、ゲーム史年表(完全版)などが収められている。

・「あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け」
価格:1,000円(税込/カラー 80ページ)

・「あそぶ!ゲーム展 ステージ2:ゲームセンターVSファミコン」
価格:1,800円(税込/カラー 136ページ)

「あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け」開催概要

会期:7月6日~9月23日
休館日:第3金曜日
会場:メディアセブン(JR川口駅直結)
開館時間:平日10時~21時/土日祝日 9時~18時 ※1.5時間ごとに入替制(各回定員30名)
料金:200円(未就学児無料)※各回30分前から受付で入場券販売
企画監修:遠藤雅伸氏(東京工芸大学 教授)/馬場 章氏(学校法人 滋慶学園COMグループ 名誉学校長)
協力:アイレムソフトウェアエンジニアリング、岩谷徹氏、旧東京大学大学院情報学環馬場研究室、セガ・インタラクティブ、タイトー、高井商会、西角友宏氏、ハムスター、バンダイナムコエンターテインメント、ローリング内沢氏(50音順)
主催:メディアセブン
企画:デジタルSKIPステーション
問合せ:メディアセブン 048-227-7622