ニュース
【東京おもちゃショー2019】インフォレンズのミニ筐体「レトロアーケード」シリーズに、「ナムコミュージアム」が登場! アーケードゲームを中心に20種類のタイトルを収録
2019年6月14日 11:30
ここ最近のミニサイズレトロゲーム機のトレンドの一角に、海外製品を中心とした筐体タイプのゲームが存在している。アップライトタイプの筐体のミニチュアに液晶ディスプレイとコントローラーを装備し、テレビなどに接続しなくてもゲームがプレイできるというものだ。過去に弊誌の記事でも紹介した、インフォレンズが国内販売を行なう「レトロアーケード」の新作が、東京おもちゃショー2019の同社ブースに出展。中でも筆者の目を惹いたのは、複数のゲームタイトルを収録した「レトロアーケードLL」だ。
国内でも発売済みのバンダイナムコエンターテインメントのタイトルを収録したレトロアーケードは、1商品につき1タイトルのみの収録だったが、「レトロアーケードLL<ナムコミュージアム>」には20種類の旧ナムコブランドのゲームが収録されている。注目すべきは、これまでのレトロアーケードには、アーケード版を移植したファミコン版をベースにしたゲームが収録されていたのに対し、本製品はオリジナルのアーケードゲームが収録されているという点だ。4.25インチの液晶ディスプレイは縦型に設置され、収録されたタイトルの多くは縦画面のアーケードゲームというのも嬉しい。なお横画面のゲームは縦画面中央に表示するか、縦画面全体に引き延ばすかを選択可能となっていた。
ゲームは「バトルシティ」、「ディグダグ」、「ディグダグ2」、「ドラゴンスピリット」、「ギャラガ」、「ギャラクシアン」、「マッピー」、「パックマン」、「パックマニア」、「フェリオス」、「ローリングサンダー」、「ローリングサンダー2」、「スカイキッド」、「スプラッターハウス」、「ドルアーガの塔」、「ゼビウス」、「ハロー!パックマン」、「パックパニック」、「ローリングサンダー3」、「スプラッターハウスPART2」(全て日本版タイトル、収録されるのは北米版となる模様)という内容で、アーケードから家庭用ゲームに派生したシリーズが収録されているのも面白いところだ。
また同じ時期に発売を予定している「レトロアーケードLL<データイーストクラシック>」は、北米では既に発売済みのアイテムで、データイーストの34種類ものタイトルを収録。「B-WING」や「ザビガ」など、かなりマニアックなタイトルを収録していて、こちらは全て横画面(縦画面のゲームは画面が横に引き延ばされる)でプレイする仕様だ。
ともに発売は2019年末を予定していて、価格はオープン価格で、実勢価格は15,000円~20,000円程度の価格帯を想定しているとのこと。単体のシリーズ(実勢価格4,000円前後)よりもかなり高額だが、公式ライセンス契約によるオリジナルのアーケード版が数多く入っているのがポイントとなるだろう。レトロゲームファンはおもちゃショーのインフォレンズのブースでぜひチェックしてみてほしい。